『Figment フィグメント』レビュー: 可愛らしく人生の厳しさを教えてくれる

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『Figment』とは

Figment フィグメント

BEDTIME DIGITAL GAMESが開発したパズル要素のあるアドベンチャーゲーム。

同社の代表作は『BACK TO BED』。絵本のようなグラフィックと超現実的な世界観で注目を浴びた作ゲームだ。

本作もカラフルな絵本のようでシュールな世界になっている。

PS、Nintendo Switch、PCでプレイ可能。
私はPS版をプレイ。

あらすじ

ゲームが始まって、「家族の会話が聞こえるなあ」と思ったら、突然の衝突音。そして、暗転。

不穏なオープンニングから始まったと思ったら、突然夢の中のような誰かの脳内世界でゲームが始まる。

主人公ダスティーは、全身タイツを着たおじさん?お兄さん?(年齢不詳)で、ブツブツと文句を言いながらうたた寝している。

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そんなダスティーを叩き起こしに来たのは、鳥のパイパー

彼女に促されて、脳内世界に悪さをしている「悪夢」と言う名の怪物を追いかけていくことに。

Figment フィグメント

「悪夢倒す意味なんてあるのか」と不平不満タラタラのダスティーは、しぶしぶ各地に逃げた「悪夢」を倒していく。

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ゲームの特徴

エリアの名前が解剖学

「心の中の世界」という設定だけど、ダスティーが冒険していくのは、誰かの脳内

具体的に「大脳シティ」とかエリアに名前が付けられていて、それぞれの脳の部位を反映した光景が広がる。

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リアルな脳の描写というわけではなく、例えば創造性を司る右脳エリアは、カラフルで楽しい雰囲気のマップになっている。

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一方で、論理的な左脳エリアでは、計算機など左脳を使うモノが並んでいる。

「人間の脳って、ここはこういう役割に分担されているのか」って、勉強にもなって、純粋の面白い。

Figment フィグメント

まずは探索

基本的には、歩き回って道を切り開いていく。

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回り道をしたり、仕掛けを解いて道がつながるようにしたり。ゲームが進むごとに謎解きも少しずつ複雑になる。

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ゆっくり考えることが出来る時もあれば、敵が邪魔をして来て、逃げ惑いながら考えなければいけない時もある。

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パズルの難易度は高くない

戦う全身タイツ

パズルがメインと思いきや、バトルもある。

主人公ダスティーは、木で作ったようなおもちゃの剣で敵と戦う。

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アクションスキルが求められるような激しい戦いではないけど、ダラダラしていると攻撃を受けてしまい、ゲームオーバーになる。

ゲームオーバーになると少し前の地点からやり直しになるけれど、特にデスペナルティーなどは無いので、そんなに過酷なアクションというわけではない。

Figment フィグメント
敵を倒すと経験値を取得
レベルが上がると体力最大値が上がる

しかし、回転斬りが出来たり、ローリング回避したり、もったりした挙動ではあるものの全身タイツは意外とアクションをする。

要所要所でボス戦もあるけれど、巧みな立ち回りというより、回避の仕方や倒し方を探り、パズルを解くように戦う。

突然のミュージカル

敵と戦い始めると、突然、敵は歌い始める。

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それぞれの敵は、人間の誰もが感じるであろう様々な「恐怖」を象徴しているけれど、暗い曲調ではなくリズミカル。しかも、「悪夢」たちは、みんな歌が上手い。

歌詞を聞いていると、「ああ、そうそう、それ、分かるなあ」と思う。嫌だな、とか、怖いなと思うことをリズムに乗せて歌ってくれる。

ボス戦での、ボス熱唱ミュージカルは一見、いや一聴の価値がある。

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誰かの記憶

目的地に進む道の途中で、寄り道する場所がある。

正規ルートより、やや難しめの謎解きを解いたり、見逃しやすい脇道を通っていくと、「記憶」が手に入る。

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手に入れた記憶によって「誰か」の思い出を知ることが出来る。

集めた「記憶」は「大脳シティ」に集合する。この「記憶」を集めていくと、よりストーリーが味わえるようになっている。

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ノックノック

マップには、民家(?)が点在している。ドアを叩くと、中の人が返答してくれる。

住人は、何かしらの問題や悩みを抱えているようで、それを解決すると、上述の「記憶」が手に入ることがある。

Figment フィグメント

しかし、謎解きとは全く関係ない民家も多い。彼らのセリフは、ダスティー達が旅する脳内の状況を語っていることが多い。

Figment フィグメント
面白いセリフが多い

評価

 良いところ
  • 芸術性の高いグラフィック
  • 敵が歌うミュージカルバトル
  • 脳の概念を上手く表したマップ
  • 大人に響くストーリー
 残念なところ
  • 動きがモッサリ
  • 同じ謎解きパターンが繰り返されるところがある
  • 友人パイパーの存在理由がイマイチはっきりしない

感想

グラフィック、音楽、そしてストーリーと、ゲームの全体の雰囲気が抜群。脳や心の授業で使えそうなくらい、教養にも溢れた作品。

可愛らしいグラフィックだけど、ストーリーは大人の心に響く内容。大人になるにつれて忘れてしまった感情を思い出させてくれる。

Figment フィグメント

一方で、ゲームプレイについては、キャラの挙動のもったり感が残念だった。せっかくバトルがあるなら、もう少しキビキビ動いて、バトルの楽しさも味わいたかった。

謎解きは、様々な種類のギミックが登場して、毎回どんな装置なのか楽しみにしながらプレイしていた。

Figment フィグメント

が、実際には同じような解き方が連続してしまっていて、とにかくアイテム集めてくるだけになっていたのは残念。

Figment フィグメント

気構えずに絵本を読むようにプレイするのがちょうどいい感じのゲーム。

総合評価

3.0

オススメ/オススメではない人

こんな人にオススメ!
  • 芸術性の高いゲームが好き
  • パズルや謎解きが好き
オススメではない人
  • キビキビとした挙動じゃないと我慢できない
  • アクション性が高いゲームを探している

Figment フィグメント
https://www.bedtime.io/figment-creed-valley
© 2018 Bedtime Digital Games All rights reserved. Published by Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

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