『Grindstone』レビュー: 派手で頭脳派マッチョな一筆書きパズル

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『Grindstone』とは

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人気作『SUPERBROTHERS: SWORD & SWORCERY EP スキタイのムスメ』で知られるカナダのCapybara Gamesによる新作パズルゲーム

現在、Apple Arcadeで配信中。
日本語にも対応していて、スマホだと縦持ちでプレイ出来る。

私はiPhoneでプレイ。

ちなみにGame Awardsにもノミネートされたほど評価が高い

ストーリー

パズルゲームなので、ストーリーはあるようで、ほぼ無い。
というか、気にしなくてもいい。

が、一応ちゃんと設定はある。

ゲーム冒頭では、極寒の雪国に住む妻子持ちのマッチョマン(名前はジョルジュ)が、一攫千金を夢見て、吹雪の中、こっそりと山へと旅立つ模様が描かれている。

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マッチョマンには、夢がある。
家族を連れて楽園「Mudflats」へ行きたい。

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となると、お金が必要だ!というわけで、戦士登録のようなものを済ませ、山の洞窟へと向かっていく。

「雪国暮らしなのに防寒着ないのか?」とツッコミたくなるが、スタート時には文字通り裸一貫で洞窟には挑んでいくという、なんとも勇ましいというか無謀ともいえる戦士が主人公。

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ゲームの特徴

魅力的なグラフィックと音楽

Capybara gamesの代表作『スキタイのムスメ』といえば、超個性的で美しいドット絵が印象的だった。

しかし、『Grindstone』では、手描きイラスト調なグラフィック。

「筋肉モリモリ戦士が洞窟でモンスターと戦う」と聞くと、なんとも汗臭そうで重厚なゲームかと思うけど、グラフィックや演出はかなりコミカルでポップでカラフル

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怖そうに見えるモンスターも、倒される時には「ぎいやーーーー!死ぬぅううううー!」とダイナミックな顔になるし、目で見ても楽しめるパズルゲーム。

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一方で、音楽はポップというわけではなく、ダウンテンポ。
ガチャガチャと騒がしくないので、BGM聴きながらじっくりパズルを考えていても邪魔にならない。

ただ、敵を倒す時は、ブシュウウウ!ドカーン!ギャー!ウォー !と効果音は派手に鳴る。

ゲームシステム

一筆書きで消す

色んなスマホ向けパズルゲームで遊んだことがある人なら、どこかで見たことがあるだろうルール。

同じ種類のモンスター一筆描きでなぞってつなげて「Go」ボタンをタップする。
そうすると、その一筆書き通りに主人公がモンスターををぶった斬りながら移動する。
これが、基本。

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何体以上つなげないといけないということはない。
1体だけでも倒すことが出来る。

しかし、もちろん守らなければいけないルールはある。

一筆書きの起点は必ず主人公
タテ、ヨコ、ナナメの8方向の、すぐ横で隣り合う同色のモンスターをつなげていける。

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倒されたモンスターのいた場所には画面上から下にモンスターがズレ落ちてくる。
で、ステージ上部からさらに新たなモンスターが追加される。

10体以上で宝石

一筆書きで10体以上のモンスターを倒すと、ステージ上に宝石が降ってくる。

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落ちてきた宝石は、一筆書きにつなげることで手に入れることが出来る。
それもモンスター1体倒したのと同じくカウントされる。
つまり、モンスター9体と宝石1個をつなげた場合でも10体と換算されて、また新たな宝石が降ってくる。

この宝石は、ゲーム内通貨のような役割を果たすことになるけど、もう一つ便利すぎる能力を秘めている。

一筆書きで宝石をつなげる前後でモンスターの種類を変えることが出来る。

例えば、紫色のモンスターをなぞっていっていたけど、宝石をの後は、緑色のモンスターをなぞっていくことが出来る。

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モンスターの種類を変えてもカウントは続くので、1ターンで大量にモンスターを倒すことが可能になる。

10体で満足することなく、更に多くのモンスターを一気に倒せば、降ってくる宝石も多くなる。

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奥に進む

ステージごとに、目標が設定されている。
「敵を何体以上倒す」など。

目標達成したら、ステージ上部の扉まで移動してステージクリア。

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目標のみ達成すれば良くて、ターン数の制限はない

ちなみに、画面上部の「出口」に行かなければ、クリア条件満たしてもステージにとどまることが可能。

更にモンスターを倒して宝石を稼いだり、後述する宝石以外の報酬を狙ったりも出来る。

敵意溢れるモンスター

通常、行儀良く可愛いらしい顔して並んでいるだけでのモンスター達。

しかし、時々、スーパーサイヤ人に変身するかのごとくパワーに満ち溢れ、凶悪な顔へと変貌する

また、雑魚とは一線を画す上級モンスターも出現する。

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凶暴モンスターたちは、ジョルジュを攻撃してくる。
雑魚モンスターは、隣で立ち止まると攻撃される。
上級モンスターは、それぞれ攻撃パターンが異なっていて、範囲攻撃や遠距離攻撃もある。

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巣から飛び出してくるコウモリ、墓から蘇るガイコツ、宝石を盗む憎たらしい盗賊など、ステージによって多種多様なモンスターが現れる。

上級モンスターは、右下に表示されている数字だけ一筆書きをつなげてからでないと、なぞって倒すことはできない。

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上級モンスターは宝石と同じく、なぞった直後はそれまでと別色のモンスターをなぞることができるようになる。
上級モンスターも上手く巻き込んで、より多くの報酬を狙うことが出来る。

逆に敵に攻撃されて、主人公の体力(画面左上のハート)がゼロになれば、それまで集めていた報酬をぶちまけてゲームオーバーになる。

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ターン数がかさむほど雑魚敵は凶暴化しやすく
上級モンスターもどんどん出現してくる
報酬を多く得ようと欲張るか安全に早く出口に向かうか悩むところ

宿屋

ゲームは、ステージクリア型。

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しかし、ステージクリア後に体力全回復したりなんてしない。

ステージとは別に「宿屋」がある。

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宿屋には、体力回復できるバーや、便利アイテムや武器防具を作れるショップ、仕立て屋がある。

バーでは、宝石を払って体力回復が出来る。

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そして、「チャレンジ」として特定の目標が並んでいる。
お題をクリアすれば、報酬を貰える。

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ショップや仕立て屋では、ステージ中の宝箱などから手に入れる設計図を元に、素材と宝石を消費して技や装備を作製することが出来る。

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素材は、ステージ上の宝箱から手に入れたり、上級モンスターを倒したり、ステージ上のなどを壊すことで手に入る。

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ボスとゲート

パズルゲームだけど、各エリアの最後にはボス戦もある。

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ボスは単純な一筆書きでは倒せない。
倒し方を探って上手く立ち回り、ボスの体力を削りきればクリアになる。

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しかし、ボスを倒しただけでは次のエリアには進めない。
次のエリアに進むには、一定数の王冠を捧げなければならない。

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王冠は各ステージに現れる王族を倒さなければならない。

ステージをプレイしていると、王冠を付けたゴージャスなモンスターが出現する。
どうやら、こいつらが山を支配しているらしい。

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王族は着ている毛皮と同色のモンスターと一定数つなげなければ倒せない

評価

良いところ

  • 分かりやすいルール
  • 歯応えのある難易度
  • 長くつなげられた時の爽快感
  • カラフルなグラフィック
  • 豪快な演出

残念なところ

  • スマホの充電が減りやすい

感想

「スマホでよく見かけるパズルゲームだなあ」と思ったけど、プレイしてみると「よく見かける」とはひと味もふた味も違っている

「同じ種類のモンスターを一筆描きしていくパズルね、はいはい、知ってる知ってる、任せといて!」って思ってた。

しかし、プレイしていくと「これは奥深い!」と面白さと歯応えを感じる。

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最大のハマるポイントは、上級モンスターや宝石でつなげられるモンスターの種類が変えられること。
これによって、一筆書きのパターンが無数になり、考えがい迷いがいのあるパズルになっている。

ステージを進むごとに、罠や多種類の敵が現れて難易度はどんどん高くなっていくので、単純に10体以上の同じモンスターをつなげるのも難しくなってくる。

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宝石や敵を利用して、違う種類のモンスターも巻き込んでつなげていく必要が高くなってくる。
それを考えるのが、なんとも面白い!

30体近くのモンスターをつなげられると、かなりの爽快感
「皆殺しじゃあああ!」と、パズルゲームとしては珍しく興奮する。

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そして、主人公が豪快にモンスターをぶった斬るし、モンスターも派手に爆散するし、グラフィックの良さと演出の派手さのおかげで余計病みつきになる。

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もちろん、有利に進む場合ばかりではない。
よくあるスマホ向けパズルゲームに比べると、序盤から難易度は高め
「なんとなく一筆書きしてみた」ではクリアできない。

移動する上級モンスターもいれば、雑魚敵も突然凶暴化するので、計画した通りにコトは運ばない。
絶対に一筋縄ではクリア出来ない。

宝箱など多くの報酬を取っていこうとすると難易度はどんどん高くなる。

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しかし、ステージ中にターン数制限はないし、もちろん課金要素は一切ない
ちゃんと素材を集めれば防具やアイテムを揃えることができるし、運要素はほぼない

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気になるところとしては、やや充電の減りが早いところ。

他のApple Arcadeのタイトルに比べると確実に充電は食わないんだけど、他のスマホ向けカジュアルパズルゲームに比べると充電の減りが早い印象。

こんなプレイヤーにおすすめ

パズルゲームが好きな人には絶対おすすめ!
「色んなパズルゲームやってきたぜ」っていう熟練パズルゲーマーほど、「よくあるパズルと違う!」と面白さが味わえるはず。

Apple Arcade加入してみたけど、どれをプレイしようか迷っている人にもオススメ。
特にスマホでプレイするのに相性がめちゃくちゃ良い。

Grindstone
www.grindstonegame.com
© Copyright 2019 Capybara Games Inc.

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