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レビュー【Tiny Bookshop】どこでも本屋 | 港町の穏やかライフシムゲーム

Tiny Bookshop レビュー 攻略

毎日好きな場所で自由に本屋さんを営む穏やかなライフシムゲーム 『Tiny Bookshop』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Tiny Bookshopの特徴
  • ストーリー
    • 移動式の本屋さんを営み、町の人々と交流していく物語
  • 攻略
    • 営業場所や品揃えを自分で決め、お客さんに本もお勧めしながら本屋を経営するライフシムゲーム
  • 評価
    • 本の知識や収支管理能力を求められつつ、ひたすら癒される
Index

Tiny Bookshopの概要

タイトルTiny Bookshop
開発元neoludic games
販売元Skystone Games, 2P Games
発売日2025年8月8日
対応機種Switch, PC
ジャンルシミュレーション, ライフシム
シリーズ新規IP
プレイ機種PC(マウス+キーボード)

Tiny Bookshopのストーリー

港町ブックストンベリー

Tiny Bookshop ストーリー オープニング

本作の物語は、主人公がブックストンベリーという港町にやって来たところから始まる。

主人公の姿はゲーム中に現れないけれど、どうやら一念発起して本屋さんを始めることにした人物だ。

しかし、主人公が起業したのはパッとイメージするような町の本屋さんではない。
主人公が運転する車は小屋のような荷台を牽引して走っている。
そう、移動する本屋さんなのだ。キッチンカーの本屋さん版だ。

この走る本屋さんに全てを乗せてブックストンベリーに到着した主人公は、早速心地いい風が吹く港で本屋さんを開店した。

読書好きな住民たち

Tiny Bookshop ストーリー チルダとの会話

突然、道端で始めてみた本屋さん。

とりあえず手に入った古本を並べてみたけれど、この町の人々は好意的だ。
読書好きな人が多い町のようで、次から次へと本を手に取ってくれる。

さらに町の先輩本屋さんはあれこれ指南してくれるし、船乗りさんは珍しい家具を売ってくれる。
良かった、新米本屋さんでもこの町でやっていけそうだ。

さて、また古本を仕入れて、今日はどこでお店を開こうか。

おや?仕入れた本のなかに見知らぬ本が紛れている。
聖ブックストンについて書かれた本だ。
初めて聞いた名前だけど、なんだか謎の多い人物らしい。

そして、主人公はこの名前を度々目にすることになる。一体、何者!?

Tiny Bookshopの攻略情報

毎日変わる本屋さん

Tiny Bookshop 攻略 マップ画面

本作は本屋さん経営シミュレーション要素のあるライフシミュレーションゲーム。

ゲームは1日ごと進行し、朝から晩まで本屋さんを営業する。

    1. 営業場所を決める
      1. ゲームの進行によって営業できる場所は増えていく
      2. フリーマーケットなど特定の曜日しか開店できない場所や、曜日によって状況が変わる場所もある
      3. 営業場所によって経費が異なる
    2. 本を揃える
      1. 本を買って仕入れる
      2. お店の棚に自由に陳列する
    3. 本屋さんカスタマイズ
      1. 手持ちの家具を装飾できる
      2. 家具ごとに効果が異なる
  1. 営業
    1. 自動的に朝から夜まで時間が過ぎていく(詳細は後述)
      1. 途中で品揃えや家具の変更はできない
      2. 夜になると閉店して1日が終わり、翌朝へ
    2. お店の周囲を見渡したりクリックして気になる場所を調べることができる
      1. 装飾品が手に入ったり、新たなロケーションを見つけることなどもできる
      2. お店がある場所では家具の購入ができる

本屋さんのお仕事

Tiny Bookshop 攻略 本屋さんの営業

営業時間中にはお客さんが次から次へと来店し、自由に本を見て買って去っていく。
お会計の操作などは必要なく、基本的には見守っていればいい。

扱う本は大きく分けて7つのジャンルに分かれており、営業場所によって売れやすいジャンルは異なる。
ジャンルごとにどのくらい売れやすいかが画面右端に表示されており、その確率に沿ってお客さんが本を買うかどうかが決まる。

ただし、個別のお客様対応が求められることがある。
おすすめの本を教えて欲しいというリクエストがあった時だ。
「すみません」という声が上がったら一定時間内に対応しなければならない(無視することも、対応しない選択もできる)。

おすすめ本を求めているお客さんは好みや希望を伝えてくれるので、その内容に合う本を店内に陳列している本から選んでお勧めする。

提案した本にお客さんが満足すると知的好奇心が高まり、一定時間お客さんが次から次へと本を買ってくれるというお客さんの財布の紐が緩みまくるブーストがかかる。
逆に提案が外れた場合は、お客さんは何も買わずに立ち去ってしまう。

本屋さんクエスト

Tiny Bookshop 攻略 ピピットパイオニアのクエスト

ブックストンベリーの町には、積極的に主人公に関わってくれる重要キャラたちがいる。
いわゆる名もなきモブ客とは異なり、クエストを依頼してくる。

特定ジャンルの本を一定数売るといった本屋さん的なクエストから、特定のアイテムを探してくるなど「なぜ本屋さんに頼むのだろうか」というクエストもある。

こうしたクエストを攻略すると物語が展開したり、新たなロケーション(営業場所)がアンロックされたり、貴重な家具を手に入れることなどができる。

記事はさらに下に続きます

Tiny Bookshopのレビュー

物語: みんな本は好きだけど事情は異なる

Tiny Bookshop レビュー 聖ブックストンについて書かれた本

本作の物語はキャラとの会話を通して描かれる

年代も性格も異なる住民たちが登場し、それぞれの物語が展開する。
みんな読書が趣味という共通点はあるけれど、各キャラのエピソードはちゃんとそれぞれに趣向が異なり、その内容は読書関連の話だけには留まらず、どれも面白い。

奇抜なお話ではなく、ちょっと反抗心が芽生えつつある朗らかな子供や仕事を引退したお節介焼きのおばあちゃん、青春の悩みを抱える若者など、本当にご近所さんと仲良くなっていくような感覚で彼らの人生を垣間見ることができる。

彼らとの出会いそれぞれが一冊の本になりそうで、物語を1ページずつを読んでいるかのようなに会話を楽しめる。

操作性: マウスのみでOK

Tiny Bookshop レビュー 本の陳列

操作は分かりやすく、画面上はあれこれ描き込まれて見えるけれどUIは見やすい。

ゲームパッドやキーボードでの操作もできるけれど、マウスのみで事足りる
実際に筆者もマウスだけでのんびりプレイしていた。

装飾は決まった場所にしか置けないので、細かくこだわりたい人には物足りないかもしれないけれど、逆にごちゃつくことがないので家具を変更しやすくカスタマイズしやすい

特にバグもなくプレイでき、文字が多いゲームではあるけれど文字ズレや日本語表記によって本作の味が消えていることもなく、随所に本作の雰囲気の合ったフォントが使われているのも嬉しい。

難易度: プレイヤーの知識が試される

Tiny Bookshop レビュー 本をおすすめ

呼び込みしたり、過酷なクエストを攻略したりなどしなくても、お客さんは必ず訪れてくれて、本を買ってくれる。
さらに営業場所や装飾の効果を組み合わせれば、効率的に稼ぐことができる。

とはいっても、本の仕入れ値はあまり高くはないとはいえ、家具は高めで営業経費もかかるため、ちゃんと収支を考えてプレイしなければならない。

しかし、敏腕経営者でなくとも、営業さえしていれば細々とでも着実に本は売れるのでお金は貯まっていく。

そして、お客さんへおすすめの本を選ぶのが本作で1番頭を使うところであり面白いところ。

商品は実際にある本や漫画なので、幅広い本を知っている人ほど「リクエストに合う本は、これだ!」とピンと来やすいと思う。
日本語版ではちゃんと日本で有名どころな本が登場するという作り込みの徹底ぶりが素晴らしく、本作が対応している他の言語版ではどんな本が登場しているのか見比べるのも面白いところ。

また、お客さんの希望には色んな意味が詰まっており、「希望とズレてるかな?」と思う本でも「あ!新鮮!」と喜んでくれることもある。
翻訳の限界ももちろんあるけれど日本語翻訳の精度はかなり高く、本の知識だけでなく読解力も試される。

一方で、マニアックな本はあまりなく、ちゃんと本の内容説明も表示されるので、ゲーム内で得られる知識だけでも攻略に困ることはない。

システム: 経営シミュレーションとしてもライフシムとしても楽しい

Tiny Bookshop レビュー 本屋さんの装飾

見た目通り、ゲーム性通り、本作をプレイしていると確実に最高に癒される

しかし、家具には良い効果も悪い効果もあり、装飾てんこ盛りで出動すれば経費が高くつくので、取捨選択しなければならない。
そして上述した通り、ある程度のパターンはあるけれど、お客さんの話はよく読んで現実にある本からおすすめな本を推理するのが面白い。

のんびりプレイできるけれど、ぼんやり営業していればいいわけではない刺激があるので面白さが続く。

また、各クエストにはしっかり物語が組み込まれているので先が気になり、そんなクエストがいくつも同時進行するのであちこちで営業したくなる。
手持ちの家具で稼ぎやすい場所ばかりではなく自然とあちこち回らせるように設計されているスマートなゲームだ。

芸術性: 雰囲気が抜群に良い

Tiny Bookshop レビュー ウォーターフロント広場

ゲームプレイも面白いけれど、やはり本作の大きな魅力は抜群に穏やかな雰囲気

本作自体が本を読んでいるかのような、もしくは本屋さんが書いてるジャーナルを見ているかのような気分にさせてくれる。
挿絵のような水彩イラストや手描き調のUIやエフェクトはオシャレであたたかみがあり、本のページをめくっているような感覚になる。

本屋さんの色を変えたり装飾も楽しく、装飾品の一つ一つも味があり、効果や経費を無視して飾り付けたくなる。

BGMも穏やかな曲調ばかりで、港町のゆったりとした爽やかな空気を画面を通して感じることができる。

癒されまくるので、眠たい時にプレイすると寝落ちしてしまうかもしれないことだけには注意した方がいい。
お客さんの呼びかけを無視する居眠り店主にならないように!

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Tiny Bookshopの総合評価

Tiny Bookshop

Taca KGO

Tiny Bookshop レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

抜群に癒される雰囲気を味わいながら、本屋さんの経営シミュレーションも楽しめる穏やかなライフシムゲーム。現実にもある本からおすすめ本を選ぶ読書好きに刺さる要素や、住民の物語も楽しめる良作。

4.2

長所と短所

良いところ経営シムもライフシムも味わえる
リクエストに合う本を推理するのが面白い
抜群に良い雰囲気
残念なところ細かな装飾まではできない

こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • 穏やかなゲームを探している
  • キャラとの会話や物語を楽しみたい
  • 読書が好き

おすすめではない人

  • 読書に全く興味が湧かない
  • ゆったりしたゲームが苦手
  • 文字ばかり読むゲームは面倒臭い

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レビュー【Tiny Bookshop】どこでも本屋 | 港町の穏やかライフシムゲーム

Wanderstop

  • お客さんの悩みに沿った材料でお茶を作る穏やかなライフシムゲーム
  • 戦士ながら戦えなくなった主人公が葛藤する物語も展開する
  • 店内の装飾やパズルのような栽培も楽しめる
Spirittea 評価 攻略 スピリットティー

Spirittea

  • 妖怪たちが訪れる温泉を経営するライフシムゲーム
  • 様々なお湯を用意し、妖怪の好みや相性に合わせてお湯へ案内する
  • 町の住民との交流も楽しめる

Tiny Bookshop
© 2025 Skystone Games
https://tinybookshopgame.com/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

ジャンル問わず面白いゲームに飛びつくゲームしているだけで幸せな大人ゲーマー。特に探索要素が大好き。世界中のゲーム情報を調べるのも大好きな keepgamingon.com の開設者であり運営者。

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