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『The Pathless』とは、圧倒的高評価な雰囲気ゲー『風ノ旅ビト』を手がけた開発者さんたちが立ち上げたGiant Squadが製作したオープンワールド要素のあるアクションアドベンチャーゲーム。
Giant Squadは、とてつもなく癒しのゲームである海洋アドベンチャー『ABZU』の開発元でもある。
本作は、PS5、PS4、PC、Apple Arcadeでプレイ可能。私はApple Arcade版をプレイ。
また、2023年2月3日(日本時間)には、Nintendo SwitchとXboxでも発売される。
本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。本作に似たゲームも紹介する。
画像はタップもしくはクリックすると拡大して見ることができます。
この世は呪いに蝕まれている。呪いのせいで世界はボロボロ。
というイントロからゲームが始まる。
もちろん「呪いは祓いましょう」というわけで、呪いが湧き出てくる源である古の島にたくさんの狩人が出かけていったそうだけど、ことごとく失敗。かなり強烈な呪いのようだ。
え、呪いなら祈祷師とかじゃないの?と思うけど、どうやら狩人のお仕事らしい。
そして、遂に主人公の番が来た。
主人公はも狩人であり、弓を携えて古の島の船着場に到着。
実は、主人公は最後の狩人だ。失敗するわけにはいかない。
気合を入れて島を進んでいくと、早速、巨大な鷲に遭遇する。コイツが元凶か!?
いや、違う。早とちりだった。
この大きな鷲は良いヤツそうで、大怪我を負って動けないようだ。よし、助けてあげよう。
が、そこに、突然、黒装束を身に纏った強キャラ臭ぷんぷんに漂わせているヤツが現れる。
「神殺し」と名乗るコイツこそが呪いの元凶であり、大鷲に重症を負わせた犯人だ。
主人公は、もちろん戦いを挑むけれど、全く歯が立たない。
「ちくしょう…」と思っている隙に、「神殺し」は大鷲にトドメ刺し姿をくらましてしまう。なんということだ。
というわけで、早々に倒された大鷲だけど、実はすごく偉大な神様だ。他の神様を生み出した母でもある。
しかし、子供である他の神様たちは「神殺し」に呪いをかけられて絶賛大暴れ中らしい。
で、大鷲は、「暴れん坊になった子供達とか呪いとか色々よろしくお願いします」と主人公語りかけて消えてしまう。
ところが、小さなワシ(本来のワシのサイズだけど)が出現する。生まれ変わり?
主人公は、このワシとともに神々の呪いを祓い、そして「神殺し」を倒すために「浮島」を目指すことに。
本作では、呪いで狂った神を助けていくのが大きな目的。
それぞれの神が大暴れしているエリアを順番に辿っていくけれど、各エリア内はオープンワールドになっている。
基本の流れは、まずエリア内にある禍々しい柱の解放。柱の解放には、一定数の印が必要だ。
印は、エリア内に散らばっていて、それぞれちょっとした謎解きをして手に入れることができる。
印を集めて、柱を解放。これをエリア内にある全ての柱に対して行う。
全ての柱を解放できたら、いよいよそのエリアの闇堕ちした神(ボス)との対決が始まる。
本作にはマップ画面がない。
主人公が仮面を付けると暗視のような視界になり、解放すべき柱が赤く見えたり、印のある場所が黄色く光って見える。それを頼りに探索していくことになる。
また、仮面を付ける状態だと、特定の壁や床を通過することもできる。
「何か怪しい」「どうすればいいか分からない」時は、とりあえず仮面を付けると手がかり見つかる場合が多い。
主人公の基本アクションは、ジャンプと弓を射ること。この弓を射るアクションが1番重要。
通常は歩き移動だけど、霊力を消費しながら走って高速移動もできる。で、霊力は弓を射ることで得られる。
フィールド上にはたくさんの「的(まと)」がある。
射程範囲の「的」は自動でターゲットになり、R2ボタン長押しで弓を十分引き絞り、Rボタンを放して弓矢を撃ち「的」を射ると霊力が少し溜まる。(DUALSHOCK 4使用時)
つまり、走りながら「的」を撃ち続ければ、止まることなく高速移動できるわけだ。しかも、連続して撃っているとスピードも上がっていく。
また、ジャンプ中に「的」を射ると跳躍距離が伸びて、遠くの足場まで到達できる。
複雑そうに見えるけれど、操作はR2ボタンのみで大丈夫。自動エイムなので精密に狙う必要はない(逆に手動でのエイムは出来ない)。
旅の相棒はワシ。
ジャンプ中にワシに掴まると滑空が出来る。
また、空中でフラップして(羽ばたいて)高度を上げることも出来る。
各地で手に入る黄金の晶石を一定数溜めるとフラップ出来る回数が増えるので、探索がどんどん楽になるし、到達できる場所も増えていく。
また、謎解きでもワシは大活躍する。ギミックを起動するための重しとなる石を運んでくれたり、「的」を動かしてくれたりする。
上述したエリア内の柱の全解放が完了するまでは、ボス(闇堕ちの神)は禍々しい嵐を起こしながらエリア内を闊歩している。
その嵐に巻き込まれると、ワシは嵐内のどこかに吹き飛ばされてしまう。
そこからはステルスゲームがスタート。
ボスの視界を避けながら、ワシの救出に向かう。
ワシは、「助けてー!助けてー!」(実際にはギャーギャー)と鳴いているので、鳴き声を頼りに進む。
柱の全解放が終わると嵐が消え、ボスは全速力で逃げ始めるので、高速移動しながら追い詰める。追いつけば、そこからボス戦だ。
物語の面白さ
4.0
最後の狩人、神殺し、呪いに蝕まれた世界。うんうん、先が気になるし、結末も気になる。
けれど、ストーリーが濃いというわけではない。
ワシはピョォオオーーとかギョォオーーって鳴くくらいで会話ができるわけではないし。基本的に主人公一人なので特に会話もない。
でも、所々に横たわっている遺体の魂に触れると、呪いに蝕まれた世界にいた人の無念さや、逆に神殺しを崇拝していた人もいたことが分かる。
こうして探索しながら調べていくと、この世界の成り立ちがちゃんと分かってくる。
適度にストーリー要素が登場するので、ゲームのテンポが良い。
キャラクターの魅力
4.0
主人公は凄腕すぎてカッコいい。魅力的だ。
でも、それよりもワシが可愛すぎる。
呪いに怯えてブルブル震えていたり、撫でてあげると嬉しそうにしたり、重たい石を一生懸命運んでくれたり。めちゃくちゃ愛着が湧く。
嵐に巻き込まれてワシが吹っ飛ばされると、「待ってて、待ってて!今行くから!」と必死になる。
ワシが全ての原動力になるくらい愛らしい。
操作性
4.5
走って高速移動するわけだけど、走っているというより地面の上を滑っているようななめらかさ。
慣れてくると流れるように走ってジャンプして、すごい勢いで移動できるようになってくる。これが、気持ちいい。
自動エイムがかなり優秀で、狙う時はカメラ動かす(視界に入ると近い「的」が自動でターゲット化される)くらいなので操作しやすい。だからこそ、流れるように移動できる。
プレイしていて気になったのは、移動していて超高速なってくるとたまに処理落ちすることがあること。
草木などをどのくらい描出するかなど設定は可能なので、プレイ環境によってはグラフィックの美しさは抑えた方がいい。
難易度バランス
4.0
バトルはボス戦のみだけど、複雑なアクションではなく、いかに素早く賢く立ち回れるかが重要。
ボスの身体にある「的」を射抜けるタイミングを見つける。そして、攻撃をかわしながら「的」を狙える位置に上手く移動する。
というのを、全て素早くやらなきゃいけないので、手に汗握るバトルが楽しめる。
ゲームシステム
4.5
気持ちいい移動方法、怪しい場所を自分で見つけていくオープンワールド、謎解き、ボスに見つかった時のステルス、ハイスピードなボス戦。
それぞれがしっかり面白い。どれかがオマケっていう感じは全くない。
やりこみ要素
4.5
やり込み要素は、死んだ人の魂を見つけたり、晶石を集めてワシが羽ばたける回数を増やしたり。
ワシが羽ばたける回数が増えたら前のエリアに戻って、以前は行けなかった場所も探索する。
エリアの至るところに謎解きが隠れているので、探索しがいもある。各エリアは、結構広い。
実は、印は柱の全解放に必要な数以上にある。
これが真のエンディング解放条件に関わっているので、たっぷり用意されている謎解きを楽しむのがオススメ。
グラフィック
4.0
呪いに蝕まれた島の寂しくて陰鬱とした感じ、ボスと対峙する時のヒリヒリと燃える暑苦しさなど、セリフは少ないけれど雰囲気がしっかり伝わってくる。
ボスを倒すと、空が晴れて景色が一変する。神秘的な美しさだ。
サウンド
3.5
音楽の方は、普段は抑えめな民族音楽っぽい曲調なんだけど、ボス戦になるとBGMが熱い!白熱バトルを盛り上げてくれる。
4.0
物語の魅力
ゲームプレイの快適さ
ゲームとしての面白さ
芸術性
シンプル操作でなめらかなアクション
独特な移動方法
地図に頼らない探索
白熱のボス戦
ワシが可愛すぎる
グラフィックの読み込みが遅れることあり
アクションゲームが好き
探索が好き
鳥が好き
気持ちいい操作感が大好物
謎解きが好き
マップ情報がないとイライラする
自分でエイムしたい
バトルをたくさん楽しみたい
ハイスピードなアクションが苦手
本作開発元の代表作。水中探索のアドベンチャーゲームで、果てしなく癒される高評価作。
本作の開発者さんが携わった名作アドベンチャーゲーム。広大な砂漠を旅していく最高の雰囲気と独創的なゲームプレイが魅力。
呪いに蝕まれてもワシは可愛い
弓を射ながら高速移動する滑らかなアクションがひたすら気持ち良い。
地図に頼らない探索とたっぷりの謎解きにも大満足。
The Pathless
© 2020 Created and developed by Giant Squid, LLC. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.
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