レビュー【Is This Seat Taken?】どこに座るか問題 | 席にこだわる可愛いパズルゲーム

みんなを満足する席へとご案内する、可愛い席次決めパズルゲーム『Is This Seat Taken?』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 俳優を目指すナットが様々な乗り物を乗り継ぎ旅する物語
- 攻略
- ステージごとに全ての客を希望通りの条件が揃った席につかせるパズルゲーム
- 評価
- 分かりやすくも席次を決めるユニークなパズルを、幅広い人がテンポよく楽しく攻略できる
Is This Seat Taken?の概要
| タイトル | Is This Seat Taken? |
|---|---|
| 開発元 | Poti Poti Studio |
| 販売元 | Wholesome Games Presents |
| 発売日 | 2025年8月7日 |
| 対応機種 | Switch, PC, iOS, Android |
| ジャンル | パズル, アドベンチャー |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC(マウス使用) |
Is This Seat Taken?のストーリー
フォルムンという民

本作の世界には、丸や三角などの形に手足が生えているというシンプルで潔い見た目のフォルムンと呼ばれる種族が暮らしている。
しかし、現実にもあるヨーロッパなどの街が登場し、バスや海中トンネルなどご当地名物な乗り物や場所も登場する。
俳優を目指すナット

フォルムンという種族は、それぞれの図形に対して思うところがあるらしい。
本作の主人公はナット。
ナットはひし形のフォルムンであり、自身の形のことを「美しくない」とか「他の図形よりもおかしい形だ」と思っており、常に自信がなさそうだ。
ところがある日、ナットは彼と似た形のフォルムンが映画スターになっているという話を聞き、もしかしたら密かに夢見ている俳優になれるのではないかと胸を膨らませた(ひし形のどの辺りが胸かは分からないけれど)。
こうして一念発起したナットは、憧れのひし形スターに会って話を聞いてみようと電車に飛び乗った。
ナットはひし形の夢を掴めるのか、プレイヤーはその旅路を見届けることになる。
Is This Seat Taken?の攻略情報
ステージ攻略型

本作はステージ攻略型のパズルゲームであり、クリアするごとに次のステージがアンロックされる。
もちろんアンロック済みのステージはリプレイも可能だ。
本作ではナットが訪れる街がワールドにあたり、各街のなかにいくつかのステージが登場する。
ステージで「パーフェクト」で攻略できる(詳細は後述)と星を手に入れることができる。
そして街の全ステージで「パーフェクト」を獲得すると、その街の寄り道ステージをアンロックすることができる。
全員を希望通りの席へ

本作のパズルは、バスや劇場などにやってきたお客さんを希望通りの席につかせてあげるというもの。
お客さんはそれぞれ「窓際がいい」とか「友達と近くに座りたい」といった席に対する希望を持っている。
逆に「強い匂いの人の近くは嫌だ」「うるさい人の近くは嫌だ」といった避けたいことの希望もある。
画面右下の「けってい」を押すまでなら席の変更は何回でも可能なので、お客さんを実際に入れ替えながら希望に沿って席次を考える。
そして、全員の席が決まった状態で「けってい」を押すと、希望通りの席につけたお客さんの数が星で換算され、全員の希望が叶っているとステージに星が付く。
このステージの星によって、前述した寄り道ステージをアンロックできる。
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Is This Seat Taken?のレビュー
物語: ストーリーはオマケ

ナットの物語が本作のストーリーになっているけれど、かなり軽め。
ステージの前後にちょっとした会話があり、それによってステージ間の繋がりが補完されるといった感じだ。
ナット以外のキャラの会話もあり、みんな様々な理由でバスや電車に乗り合わせることも分かる。
軽めでも物語があることでゲームに入り込みやすく、フォルムン達にも愛着が湧いてくる。
というわけでメインストーリー自体はサラッとしているけれど、各フォルムンの席に対する希望が意外と笑える。
映画館で隣の客のポップコーンを盗み食いしようと画策している奴やレストランに来たのに一切飲み食いしないと決め込んでいる奴もおり、「お前は一体何をしに来ているんだ」とツッコミたくなることがある。
操作性: マウスだけで簡単操作

本作はマウスだけでプレイできるほど簡単操作だ。
フォルムン同士の入れ替えもパッパッとでき、ルールも分かりやすい。
本作はスマホ向けにも配信されているので直感的に操作できるように設計されている。
特にバグに遭遇することなくプレイでき、誤操作を誘発されることもなく、操作性でストレスを感じることは一切なかった。
難易度: 穏やかに楽しめるパズル

「けってい」ボタンに警告マークが表示される
本作に難易度設定はないけれど、頭を抱えるようなパズルではない。
制限時間やミスがカウントされたり手数の制限などもなく、全く気負わずプレイできる。
ステージ1つずつは比較的短時間で攻略できるので、ちょとした空き時間に気軽にプレイを始められるのも嬉しいところ。
幅広い人が楽しめる穏やかなゲームだ。
それでもちゃんとステージを追うごとに新たなギミックが登場し、緩やかではあるけれど難易度はちゃんと上がっていくので、「刺激がなくて退屈」とはならない。
また、寄り道ステージでは少し捻りのあるパズルを楽しめるので、パズル好きな人は寄り道まで漏れなくプレイするのがおすすめ。
システム: 難しさよりも楽しむことがメイン

上述してきた通り、本作は悩むパズルというわけではない。
しかし、それぞれの希望に沿って席次を決めるというパズルゲームは意外と新鮮で、実は現実生活にも通じるパズルだ。
「あの人とこの人は仲良くないから離しておこう」とか「話が盛り上がるようにグループ分けしよう」とか、飲み会なら「お酒好きな人同士は同じテーブルに」とか、大なり小なり誰もが社会生活の中で席次を画策したことはあるはずだ。
現実では本作のような可愛いらしい希望ではないことが多いし、面倒な作業になることが多いけれど。
そうした席次決めを楽しいパズルにした発想が面白く、考え込むよりもサッサッと部品を組み立てるように気持ちよくプレイできる。
本作のシステムを使えば、現実の面倒な席次も解決してしまえそうだ。
ひらがなが多く使われているので子供がいつか社会に出る時のために席次決め能力を磨くのもいいかもしれない。
一方で、大人にとっては楽しい雰囲気でぽんぽんと攻略できる心地良さを感じられるのが魅力で、スパッと席が決まる爽快感は席次決めの面倒さを知っている大人の方が味わえると思う。
芸術性: 可愛い落書きのような世界

本作の世界は落書きのような手描きのグラフィックで描かれ、フォルムン達のデザインもシンプル。
身体は図形というかなり簡潔した生物ではあるけれど、表情は豊かで希望通りの席につくとにっこり笑顔になる。
これによって画面をパッと見ただけでどこが上手くいっていてどこが間違っているのか把握しやすく、見た目だけでなく攻略上も嬉しい演出だ。
BGMももちろん穏やか楽しくなる曲ばかりで、ここも息抜きがてらにプレイするのにおすすめなポイントだ。
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Is This Seat Taken?の総合評価
Is This Seat Taken?

総合評価
希望に合わせて席次を決めるというパズルがユニークでありつつ、幅広い人が気軽に楽しめるゲームに仕上がっている。可愛くて穏やかな雰囲気や、直感的に分かりやすい操作方法やルールも魅力。
長所と短所
良いところ
- 席次を決めるというユニークなパズル
- 気軽にプレイでき、テンポ良く攻略できる
- 幅広い人が楽しめる
残念なところ
- パズルとしての歯ごたえは薄め
- 寄り道ステージが少なめ
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 可愛く楽しい雰囲気
- サクサク攻略できる
- 分かりやすく短時間ずつでも気軽にプレイできる
おすすめではない人
- 考えがいのあるパズルを求めている
- 濃い物語を期待している
- ゲームオーバーなど刺激的な要素を求めている
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While Waiting
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様々な何かを待つ場面で暇つぶしに徹するというパズル。あちこちに触ってステージごとに提示される目標を達成する謎解き要素もあり。






















