レビュー【サブノーティカ2】人間やめた | 未知の海中サバイバルクラフトゲーム

未知の惑星の、しかも海中で手探りで生き延び探索するサバイバルクラフトゲーム『Subnautica 2 サブノーティカ2』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 海だらけの未知の惑星を開拓する先駆者の物語
- 攻略
- 体調管理しつつアイテムも拠点も作って海中探索するサバイバルクラフトゲーム
- 評価
- 常に良い緊張感を味わいつつ先が見えない海中を探索するのが楽しく、便利機能も揃っている高評価作
サブノーティカ2の概要
| タイトル | Subnautica 2 サブノーティカ2 |
|---|---|
| 開発元 | Unknown Worlds Entertainment |
| 販売元 | Unknown Worlds Entertainment |
| 発売日 | 2026年5月15日: 早期アクセス開始 |
| 対応機種 | XBOX, PC |
| ジャンル | サバイバルクラフト, アクション, オープンワールド |
| シリーズ | Subnautica サブノーティカ |
| プレイ機種 | XBOX |
本作は高評価サバイバルクラフトゲーム『Subnautica サブノーティカ』の続編。
続編とは言っても、前作と直接繋がっているわけではない(前作の物語と繋がりがあるスピンオフ作『Subnautica: Below Zero』は別に発売されている)。
サブノーティカ2 のストーリー
目覚めたら絶望

ゲームが始まると、まずそこは宇宙船であり海中であり、そして周囲は大破しており、「もうすぐあなたは窒息死する」という警告メッセージが流れる。
というわけで、残念ながらゲームオーバー直前だ。
どういう状況かというと、まず人類は故郷を離れ、宇宙船に乗って新たに生きていける惑星目指していた。目的地は砂漠が広がる惑星ゼズラ。
ところが、何かが起こり、砂漠とは真逆すぎる海だらけの惑星に不時着した。
宇宙船の航行や惑星での開拓計画はAIが管理しており、不時着したならそれならそれでこの惑星を開拓しようと計画を変え、主人公に「開拓を始めろ」と指示してくる。
いや、開拓どころか窒息するんだが。
死んでも死ねない先駆者

さて、主人公は何者かというと、先駆者としてAIに選ばれ開拓を任された人間。
この世界では人間を3Dプリンター的な技術で複製することができ、約4万人の「データ」を乗せて宇宙船で旅してきたらしい。
プレイヤーは、4万人のデータを人間として目覚めさせる(複製する)前に、人類が新たな惑星で暮らせるよう環境や住まいを整えておく役目を負った人物だ。
つまり、主人公の人間データもAIが持っている。
というわけで、窒息しようが見慣れない海洋生物に食いちぎられようが、「生き返る」(複製される)ということだ。
こうして海だらけの惑星で諦めることは許されない開拓が始まった。
しかし、どうやらプレイヤーが目覚める前に先駆者としてこの惑星を開拓していた人たちがいるようだ。
なぜ彼らは開拓に失敗したのか、そしてなぜ主人公に先駆者として働く順番が回ってきたのだろうか。
サブノーティカ2 の攻略情報
海中で生き延びる

本作は海中を舞台にしたサバイバルクラフトゲーム。
主人公自身が生き延びること、そして拠点やツールを作りつつ惑星を探索していくことがゲームのメインだ。
主人公には4つのゲージがある。
- 体力
- 攻撃を受けたり怪我や病気によって減る
- 救急アイテムや食事で回復できる
- 酸素
- 海中にいると徐々に減っていく
- 海面上に出たり、酸素を生成している海中拠点など空気がある空間に移動すると全回復する
- 空腹度
- 生きているだけで徐々に減る
- 食べられる動植物や料理で回復する
- 特定の遺伝子コア(後述)に触れると自身の遺伝子が変化し、そのバイオームの動植物を消化できるようになる
- 水分
- 生きているだけで徐々に減る
- 真水や料理で回復できる
上記4つのゲージ全てが生命に関わり、ゲームオーバーになると拠点でリスポーンする(新たに複製される)。
ゲームオーバーになった地点に持っていたアイテムを一部落としてしまうが、戻れば回収することができる(デフォルト設定の場合)。
自給自足でサバイバル

本作では、資源を集めて自分で食糧も道具も作ることになる。
鉱石や海洋生物など海中にある資源を採取し、ファブリケーターといったクラフト設備を用意してアイテムをクラフトする。
硬い鉱石の塊などは特定のツールを持っていないと採取できなかったり、電力がないと稼働しないクラフト設備なども登場する。もちろん電力設備も自作しなければならない。
クラフトレシピは、新たな資源を手に入れた際に自動的にアンロックされるものもあれば、スキャナーで誰かが遺したツールなどをスキャンすることでアンロックされるものもある。
特定のツールや乗り物などがないと進めない場所もあり、より多くのクラフトレシピを集めることがゲーム攻略に直結する。
また、クラフトによって建築も可能であり、好きな場所に好きなだけ拠点となる建物を建てることができる。
家具で装飾もでき、特定の設備を置けばゲームオーバー時のリスポーン地点に設定することもできる。
ブラックボックスと遺伝子を追う

本作はオープンワールドであり、どこから探索し、何をするかはプレイヤー次第だ。
しかし、完全に手探りというわけではなく、ゲームを進めるためのガイドが大きく分けて2種類用意されている。
- ブラックボックス
- 主人公より前に開拓を試みていた人たちが遺したブラックボックス(記録)が各地に散らばっている
- その周囲に重要なクラフトレシピや貴重資源が置かれていることが多い
- NoAと呼ばれるAI端末がブラックボックスの位置を特定してくれる
- 彼らの記録を読み解くことが本作の物語要素にもなっている
- 主人公より前に開拓を試みていた人たちが遺したブラックボックス(記録)が各地に散らばっている
- 遺伝子
- 惑星アルテラの環境に順応した遺伝子を取り込める不思議植物が各地に点在している
- 触れると周囲の動植物を消化できたり、高温に耐えられるようになるなど、パッシブスキルを習得する
- 惑星アルテラの環境に順応した遺伝子を取り込める不思議植物が各地に点在している
基本的に上記2つを追っていくことで、ゲーム攻略に必要なクラフトレシピやスキルを習得していくことができる。
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サブノーティカ2 のレビュー
物語: 惑星もAIも怪しいミステリーを楽しめる

カットシーンなどはほぼなく、聞こえてくるのは無機質で機械的なAIからのメッセージばかりで、主人公にはセリフもなく黙々と海を泳ぐ。
しかし、各地で見つかるブラックボックスからは、過去の先駆者たちの様々なメッセージを聞くことができる。
ところが、そうした記録は大体危険な場所に落ちているので、窒息寸前だったり凶暴な海洋生物にお尻を噛まれている状況で聞くことになるので、その場で内容に集中することはなかなかできない。
もちろん記録は後から確認でき、その内容はだいぶ切羽詰まっているものばかりだ。
最初はよく分からない単語が多いけれど、徐々に「過去の先駆者たちには開拓とは別の問題が起こったのでは」という疑念が生まれてくる。
という、ミステリー仕立てな物語を楽しむことができる。
サバイバルクラフトゲームでは物語は脇役になることが多いけれど、先駆者たちに何があったのか、そして先駆者とは別の存在など不穏な雰囲気たっぷりの物語を楽しむことができる。
ただ、自分で記録を見返したり情報を整理する必要があり、すごく分かりやすいとか感情移入しやすい物語というわけではない。
物語がグイグイ攻めてくるゲームではなく、本作の「なんだか不穏な感じ」を盛り立てる役目を担ってくれている。
操作性: 導線は弱いが、一通り便利

本作の基本移動は泳ぐこと。
主人公は平行移動するように泳ぐことができ、泳ぐボタンを連打するわけでもなく、スティックを倒すだけでスーッと進む。
海中移動ではあるけれど、無重力空間を飛んでいるような操作感だ。
基本操作となる資源採取やクラフト設備の操作は常にボタン操作が表示されていて分かりやすい。
ただ、本作に馴染むには手探りな時間が必要だ。
チュートリアルも兼ねたゲームの導入から基本要素を把握するまでの導線がかなり弱く、右往左往する可能性が高い。
私もそうだったが、特に前作をプレイしていないと、「えーっと、えっとこれが…」「Oxygen(酸素残量が少なくなったことを知らせるメッセージ)」「あ、海面に上がらなければ!」と疑問を解決する前に酸素残量にお尻を叩かれまくる。
しかし、とりあえず出来そうなことから始めていれば、ちゃんとスイスイとプレイすることができるようになる。
クラフト時に収納箱から資源をいちいち取り出さなくてもよく、欲しい資源をリストアップできたり、更に資源集めが楽になる設備も登場したり、あると便利な機能がひと通り揃っている。
特にバグにも遭遇していない。
難易度: 一番の敵は酸素、自分で冒険することが大事

難易度は2種類から選択できる。
物資や体調管理が必須でゲームオーバー時にアイテムを一部失ってしまうサバイバルモードと、資源も体力も無尽蔵のクリエイティブモードだ。
ゲームとして楽しむ場合は、まずはデフォルトのサバイバルモードがおすすめ。
拠点作りなど建築にこだわりたい場合はクリエイティブモードがおすすめだ。
以下ではサバイバルモードでの難易度について述べる。
クラフトに必要な資源の量は妥当で、よく使う資源は見つかりやすく、資源切れで絶命といった詰む事態にはならない。
ちなみに序盤を突破しないと詰む可能性はあり、しかも導線も弱いものの、それでも右往左往していられるくらい資源は潤沢だ。
そして、スタート地点から離れれば離れるほど環境は過酷になり、襲ってくる海洋生物も増えてくる。
ところが、本作は「海洋生物を倒して海の覇者になろうぜ!」いうゲームではなく、危険な環境に耐えながらサバイバルするゲームなので、遠征する場合は物資をしっかり準備していくことが大事だ。
しかし、実は環境も海洋生物もそんなに厳しくはない。
一番大変なのは酸素のやりくりだ。
乗り物(船内に酸素あり)が作れるようになっても乗り物外に出なければならない機会は多く、欲張って探索して自業自得ピンチに陥ったり、狭い洞窟や建物内に入ると方向感覚が狂いやすく出口を見失いやすい。
行きと帰りの酸素配分を考えて探索することが大事で、ここが海中のみという本作ならではの面白さであり難しさであり、常に緊張感が続く楽しさでもある。
また、上述もした通りゲーム側で手厚くガイドしてくれるわけではないので、迷ったらとりあえず行けるところまで行ってみるという姿勢も大事だ。
まさに未知の惑星に放り出された体験ができる。
システム: 手探りと海中が絶妙に絡み合っている

サバイバルクラフトゲームとしては、基本部分はオーソドックス。
新たな資源を発見すれば新たなクラフトレシピが登場してどんどん便利になり、さらに遠くまで探索に出かけられる。これを繰り返す。
本作ならではの面白さは、やはり海中であること。
人間が太古の昔に「捨てて」きた空気のない海中だ。常にデバフ状態となる環境だ。
海中の不自由さに、クラフト次第で好きに攻略できる自由さが共存しているのが面白いところ。
マップは立体的で、深く潜ると暗くなって先が見えなくなるのが刺激的で、探索したくなるところがたくさんある。
しかし、好き放題に探索していれば息が続かないので、探索欲には死ぬ危険が常に付きまとう。
さらに地球ではないので、どの生物が襲ってくるのか、どれが食べられるのかも近付くまで分からない。
このハラハラとした手探り感によって、資源を集めること自体もより一層楽しくなる。
そして、「鼻歌まじりにご機嫌クラフト」しながら作業感をかんじるのではなく、「このクラフトが深海で命を繋ぐんだ!」とクラフトする際の面持ちも真剣になる(実際には間抜けな顔で資源の数を数えているとしても)。
ダラダラできない水中という絶望的な環境と、深く潜るほどに酸素を得る方法が限られたり光が届かなくなるリアルな危険度の上がり方。
生き延びることが最大の命題になるサバイバルクラフトと海中という舞台設定は相性が抜群だということをしっかり見せつけて味わわせてくれるゲームだ。
クラフトできるものが多くなったとて常に危険を感じる緊張感がたまらない。
芸術性: 危険なほど美しい海中

本作の海は美しい。
昼の太陽が水中に差し込む光も夕陽も美しく、夜になると光り輝く水中植物やクラゲが浮かんでおり、唸り声を上げて近づいてくる凶暴サメでさえ綺麗だ。
一方で、拠点やツールなどクラフトするものは白を基調とした未来感溢れるデザインとなっており、無機質ではあるけれど資源に余裕があれば拠点を作り込みたくなる。
BGMはあまりうるさくなく、未知の海中という雰囲気を盛り上げる落ち着いていて少し不穏なメロディが多い。
ただ常に鳴っているわけではなく、重要スポットに到達したり、新たなクラフトレシピなどをアンロックした際などに壮大な曲が流れる。
「やたらと壮大な曲が流れてきたな」という時は、近くに重要な何かがあるサインだ。
また、他の先駆者が残した記録や自分が落としたアイテムからはビープ音が発されるので、耳をすましてプレイするのがおすすめ。
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サブノーティカ2の総合評価
Subnautica 2

総合評価
未知の惑星の海中という環境を活かしたゲームプレイと常に漂う緊張感、そして自由に攻略できる楽しさが上手く噛み合い相乗効果で面白さが増しているオープンワールドサバイバルクラフトゲーム。導線が弱いが手探りで生き延びる攻略しがいも味わえ、多彩な動植物やクラフトを楽しめる。
長所と短所
良いところ
- 良い刺激と緊張感がずっと続く
- 探索できる場所やクラフトレシピも豊富
- 不穏な物語と雰囲気
残念なところ
- 導線が弱めで迷いやすい
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- とにかくサバイバルが好き
- 手探りで進むのが好き
- 先が見えないほど燃えるタイプ
おすすめではない人
- ゲームを進める手厚いガイドが欲しい
- ゲームであろうとパニックになるほど海中恐怖症
- 不気味な雰囲気が苦手
サブノーティカ2 に似ているおすすめゲーム
Subnautica
前作。
こちらでも主人公は未知の惑星に不時着しており、サバイバルしながら惑星に残る建築物などを探索し、謎を追っていく。こちらでも不気味な雰囲気が魅力で、シリーズの人気に火をつけた高評価作。
第1作目のスピンオフ作
深世海 Into the Depths
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