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レビュー【Escape from Ever After】おとぎ話な出世街道 | ペラペラペーパーRPG さよならエバーアフター

Escape from Ever After さよならエバーアフター レビュー 攻略

乗っ取られてしまったおとぎ話の世界を巡って物語を取り戻す、ペーパーマリオシリーズに大きく影響を受けたRPG『Escape from Ever After さよならエバーアフター』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Escape from Ever Afterの特徴
  • ストーリー
    • 企業に乗っ取られたおとぎ話の世界を取り戻すため、内部崩壊を画策する物語
  • 攻略
    • 様々な物語の世界を訪れ、リアルタイム要素のあるターンベースバトルを攻略するRPG
  • 評価
    • バトルでは戦略性もしっかり味わえて物語設定も面白く、随所に工夫も凝らされていて終始楽しくプレイできる良質RPG
Index

Escape from Ever Afterの概要

タイトルEscape from Ever After
さよならエバーアフター
開発元Sleepy Castle Studio, Wing-It! Creative
販売元HypeTrain Digital
発売日2026年1月23日
対応機種PS5, Switch, Xbox, PC
ジャンルRPG
シリーズ新規IP
プレイ機種PC(ゲームパッド使用)

Escape from Ever Afterのストーリー

乗っ取られたおとぎ話

Escape from Ever After ストーリー エバーアフターInc.のオフィス さよならエバーアフター

マントを羽織ったフリント・バックラー
このゲームの主人公であり、「フリント・バックラーのぼうけん」という物語の主人公でもある。

その物語の中で、彼はティンダーという凶悪で巨大なドラゴン討伐に挑むヒーローだった。

しかし、諦めることなくドラゴンに挑み続けていたヒーロー物語は突如終わりを迎える。
フリントが英雄を辞めたわけでも、ティンダーを遂に討伐できたというわけでもない。

フリントがいつものようにティンダーを倒そうとドラゴンの居城に足を踏み入れたところ、そこはエバーアフターInc.という会社に変わっていたからだ。

いや、ティンダーが新たなビジネスに乗り出したわけではない。
実はおとぎ話とは別次元にあるはずの現実の企業が物語の世界を乗っ取ってしまったのだ。

入社、そして出世

Escape from Ever After ストーリー ミスタームーンとの採用面接 さよならエバーアフター

エバーアフターInc.という会社は、様々なおとぎ話の世界に入り込んではその世界を乗っ取っている。
支部長のミスタームーン曰くコングロマリット企業であり、悪の組織というわけではないらしい。
赤ずきんちゃんもピノキオもおとぎ話の登場人物たちはエバーアフターInc.に就職しており、各地ではマンションやオフィスの建設計画も進んでいる。

一方で、居城をオフィスに変えられてしまったフリントの宿敵ティンダーはというと、エバーアフターInc.に楯突いたものの謎技術によってミニドラゴンに変えられてしまっていた。

こうしてエバーアフターInc.の圧倒的な財力と高度技術を目の当たりにしたフリントとティンダーは、エバーアフターInc.への入社を決意する。

ここから、おとぎ話を諦めた二人の会社員生活が始まる…のではない。
実は、宿敵同士だった2人は手を組み、エバーアフターInc.を内部から壊してやろうと画策したのだ。

おとぎ話しか知らなかった2人の作戦は企業に通用するのか、プレイヤーはその結末を見届けることになる。

Escape from Ever Afterの攻略情報

おとぎ話の世界を巡る

Escape from Ever After 攻略 テレページャー さよならエバーアフター

本作は物語に沿って様々なおとぎ話の世界を訪れて冒険していくRPG。
もちろん会社から与えられた業務をこなすために冒険することになる。

ゲーム進行に伴って本を手に入れることができ、そこから新たな物語の世界を訪れることができる。攻略済みの世界も再訪可能だ。
各地に設置されているテレページャーという装置から、世界間だけでなく同じ世界内でもファストトラベルもできる。

また、キャラごとにフィールド上で特技を使うことができる。
例えばフリントならバックラーを投げて遠くのスイッチを押したり、ティンダーは火を吹いて物を燃やすことができる。
こうした特技を使って道を切りひらいたり、隠されたお宝を見つけながら冒険していく。
物語の進行に伴って仲間が増えていくため、フィールド上でできることも増えていく。

リアルタイム要素満載なターンベースバトル

Escape from Ever After 攻略 バトル さよならエバーアフター

本作ではシンボルエンカウントでバトルが始まり、敵と味方のターンが交互に変わるターンベースバトルを攻略する。

バトルでは2人のキャラが戦うことができ、バトル中でもメンバーの入れ替えは可能。

  • アタック
    • 各キャラの武器で攻撃する
    • MPを消費するスキルもあり(MPはパーティー全員で共有)
    • アクションコマンド(タイミング良くボタンを押す)で威力を上げることができる
  • シナジー
    • アクションコマンドを成功させるごとにSPが溜まっていく(パーティー全員で共有)
    • SPを消費することで各キャラ専用の強力なスキルを放つことができる
  • 敵のターン
    • アクションコマンド(敵の攻撃が当たるタイミングでボタンを押す)で被ダメージ量を減らすことができる

上記が基本の戦い方であり、さらに敵の状況によって戦い方を工夫しなければならない。

例えば、敵が木の盾を構えている場合は、盾貫通する攻撃や盾を燃やして無効化するティンダーの炎攻撃を当てなければダメージを与えられない。
また、敵が鋭い槍を前に向けて構えている際には、攻撃時に敵に近づくタイプのスキルを選択すると逆にダメージを負ってしまうが、遠距離攻撃タイプのスキルなら敵の構えを解くことができる。

このように敵の状況や各キャラやスキルの挙動を考慮して戦わなければならない。

オフィスで強化

Escape from Ever After 攻略 装備画面 さよならエバーアフター

本作では、バトルに勝利すると経験値を獲得してレベルアップする。
経験値やレベルはパーティー全員共通だ。
レベルアップ時にはHP、MP、TPの上限のいずれかを選択して上げることができる。

TPとは「かざり」の装備コストだ。
各キャラは「かざり」を装備することで対応したバトルスキルを使用可能になったり、パッシブスキルが付与される。

また、「フリント・バックラーのぼうけん」の本の世界が拠点であり、冒険の合間に戻って装備品やアイテムを買ったり各スキルのアップグレードもできる。
さらに、自分のオフィスに家具を置いて装飾を楽しめるといったやり込み要素も用意されている。

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Escape from Ever Afterのレビュー

物語: 世知辛いおとぎ話が笑える

Escape from Ever After レビュー スト中のユニコーン さよならエバーアフター

おとぎ話が拝金主義な企業に買収される。
ユニコーンはカフェイン中毒になり、三匹の子豚は悪徳不動産ブローカーとなり、赤ずきんちゃんは会社の受付嬢として就職する。

こうしたおとぎ話の変貌ぶりがまず笑えるし、現代の会社あるあるやビジネスマンへの皮肉たっぷりなジョークがたくさん登場する。

また、それぞれの物語の世界によって雰囲気が変わり、おとぎ話だけでなく様々な有名な物語が混在してきて展開が面白く、終始笑いながら物語を辿れる。

ジョーク満載と入っても際どいネタではなく、メインストーリーは幅広い人が安心して楽しめる物語となっている。重くなく気軽に楽しめる物語となっている。
NPCも会話も多く、特に社会人の悲哀を知っている大人にとっては「あるある」ネタに笑ってしまうはずだ。

操作性: 意外とシビアなアクションコマンド判定

Escape from Ever After レビュー 人事部前でのバトル さよならエバーアフター

基本操作は分かりやすく、チュートリアルもしっかり整っている。
メニュー画面やUIも見やすく、システムはオーソドックスなRPGとなっており理解しやすい。

また、バトルではどちらの方向に武器が向いているかなど敵の状況を把握することが重要となる。
そうした敵の状況や「この属性攻撃が効きそうだな」といった敵の特性も、初対戦時から目で見て推測しやすく描かれているのが良い。

一方で、アクションコマンドの成否判定はゆるい見た目とは裏腹にシビアで、特にガード時にはぴったりだと「Amazing」、ややズレだと「Nice」となり、ガートできるダメージ量が変わる差も付けられている。
視覚的にタイミングが合っていそうでも、「え、今のでダメ?」と思うこともあるくらい判定は厳しめだ。
体感的には、視覚的なピッタリよりもほんの少し先にボタンを押すと成功することが多い。

一方で、味方の攻撃に関してはどのタイミングでボタンを押すべきか毎回画面上にテキスト表示されるので親切だ。

たまに何もないところで謎に一瞬立ち止まることが何度かあったけれど、ゲーム攻略上困るようなバグには遭遇していない。

難易度: リアルタイム要素だけでなく戦況把握も大事

Escape from Ever After レビュー 三匹の子ぶたのボスバトル さよならエバーアフター
「しらべる」を使うと
敵の特性や残りHPを確認できる

難易度は3段階から選択できる。

デフォルトのノーマル難易度(3段階の真ん中)では、やたらと雑魚敵から逃げまくったりしていなければ苦戦することがない難易度バランスとなっている。
特に意識的にレベル上げをする必要もない。

しかし、「”たたかう”押してればいいや」というぬるい難易度ではない。

敵の種類による違いだけでなく、同じ敵でもターンごとに武器を構える方向など状況を変えてくるため、キャラやスキルごとに異なる特性は有利になったり不利になったりコロコロ変わる。
各特性も戦況も把握しながら戦わなくてはならない。

また本作ではレベルアップでHPやMPは増えるけれど、攻撃力はゲーム進行によって上がるため無双状態にはなれず、敵側の攻撃回数も多いため油断しているとあっという間に窮地に陥る。
そして、アイテム所持数は限られており、お金がザクザク貯まるわけでもない。
アイテムやMPを無駄遣いしないよう、雑魚敵相手でも集中して挑まなければならない。

探索要素もしっかりあり、毎回ちゃんと考えなければならないバトルによって中弛みしにくくなっており、適度な刺激を味わいながら攻略できる良い難易度バランスとなっている。

システム: 随所に楽しい仕掛けが満載

Escape from Ever After レビュー カフェテリアの天井 さよならエバーアフター
探索中にはプラットフォームアクションや
謎解き要素もある

本作をプレイしていて一番感じるのは、「どの場面も工夫して作られている」ということ。

開発元も公言している通り本作はペーパーマリオシリーズに大きく影響されているけれど、単なる模倣で終わっていない。
バトルには敵の状況によって戦術を変える面白さがあり、サイドクエストや隅々まで何か隠されている寄り道も作り込まれている。
なんといっても世界設定が面白く、ゲームプレイにもおとぎ話の世界と現実の違いがうまく盛り込まれている。

同じことの繰り返しでゲームを薄めて無駄にボリュームアップしていると感じることはなく、程よいボリュームに密度濃く要素が詰め込まれている。
奇抜さや物珍しさよりも、しっかり着実に面白さを詰め込んでいる好感度高いRPGだ。

芸術性: おとぎ話の可愛さと顔芸が溢れている

Escape from Ever After レビュー ベアトリスからのサブクエスト さよならエバーアフター

見た通り絵本のような可愛いイラストで描かれる。もちろんペラペラ仕様だ。

紙芝居でも始まりそうな可愛さで、そんな可愛さでありながらおとぎ話のキャラたちが世知辛いセリフを吐くので、そのギャップが余計に笑いを誘う

また体はペラペラではあるけれど表情は豊かで、可愛いキャラの悪どい顔も見ることができる。
バトル中もキャラの顔がコロコロ変わるのも楽しさが増すところ。

音楽はにぎやかなジャズ調のBGMが多く、ポップになり過ぎないおしゃれな雰囲気が漂っているのも魅力だ。
楽しい気分を盛り上げてくれる良曲揃いなので、プレイ後にもサントラを聴きたくなる。

メインアーティスト:Daniel Whitworth
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Escape from Ever Afterの総合評価

Escape from Ever After

Taca KGO

Escape from Ever After さよならエバーアフター レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

物語の設定が面白く、リアルタイム要素にも戦略にも気を配るバトルや探索にも工夫が凝らされた楽しさ満点のRPG。難易度バランスや適度なボリュームにまとめつつ、やり込み要素も楽しめる好感度高いゲーム。

4.2

長所と短所

良いところ

  • 物語設定が面白く、笑えるジョークも多くて終始笑える
  • キャラの違いや敵の状況を把握しながらリアルタイム要素も楽しめるバトル
  • 随所に工夫が詰まっていて飽きない

残念なところ

  • キャラの成長要素にはあまりこだわれない

こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • 物語をしっかり楽しめるRPGが好き
  • リアルタイム要素のあるバトルが好き
  • 楽しい気分になれるゲームを探している

おすすめではない人

  • 自由にキャラを成長させたい
  • パーティー編成を考えるのが好き
  • 派手な演出を期待している

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©2026 Sleepy Castle Studio
https://www.sleepycastlestudio.com/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

ゲームしているだけで幸せな大人ゲーマー。ジャンル問わず面白いゲームに飛びつき、特に探索要素が大好き。ゲーム情報を調べるのも大好きで、日々世界中から情報収集している。
keepgamingon.com の開設者であり運営者。

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