『Lost Words: Beyond the Page』レビュー: きっと誰もが経験する辛い日

『Lost Words: Beyond the Page』は、Sketchbook GamesとFourth Stateが開発したアドベンチャーゲーム。

単語やその意味が鍵を握るゲームだけど、今のところ日本語版はない。でも、子供の口語レベルの英語なので、そんなに高い英語力は必要ない。

本作は、Xbox、PCでプレイ可能。私はXbox版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

Index

あらすじStory

Story
少女の日常

本作の主人公はIzzyという少女

パパとママ、カーテン噛むのが大好きな赤ちゃんの弟、そして、優しいおばあちゃんと暮らしている。

そして、彼女のお誕生日。おばあちゃんから日記帳をもらう。

lost words beyond the page
Story
作家になりたい

Izzyは、日記帳に日常を綴っていく。おばあちゃんとあんなことした、こんなことした。平和で楽しい日々だ。

そして、書くことが好きなIzzyは何か物語を書きたくなってくる。

lost words beyond the page
Story
空想と現実

Izzyは、現実に起きたことを日記に書きながら、それを反映したような架空のファンタジー物語を書き始める。

彼女そっくりの主人公が活躍する物語は楽しい話になるはず。

しかし、現実でIzzyに起きる悲しい出来事が、彼女が書く物語の行方を左右し始める。

lost words beyond the page

ゲームの特徴Features

Feature
2つの世界
lost words beyond the page

本作は、主人公の日記帳のページ上と彼女が書く物語の世界の2つのパートを交互にプレイする。

日記帳パートでは、ページ上を動くIzzyが文字の上を歩いたりジャンプして日記を読んでいき、次のページへの出口へと進んでいく。

物語の世界では、謎解きしつつ右へ右へと進んでいく。

Feature
言葉の力
lost words beyond the page

物語の世界では、BreakやRiseといった動詞を習得していく。

覚えた単語は、彼女が持つ本に書き込まれていく。

これは言葉のお勉強ではなくて、単語の意味通りの力が発揮できる魔法の力だ。

例えば、ヒビが入った岩が行く手を邪魔している時は、本から「Break」を選び、岩に単語の文字をカーソルでドラッグする。

そうすると、ドカーンと岩が壊れる。

Xbox版では、左スティックで主人公の移動、右スティックでカーソルの移動だ。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

lost words beyond the page

4.5

少女の目を通して語られるので、幼い印象の物語。

と、思いきや、途中からボロ泣きでプレイすることに。

ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、きっと多くの人が避けては通れない辛い日。そこで渦巻く気持ちに共感してしまうはず。

ただ、終盤はやや冗長気味になってしまったのが残念。それでも一気にエンディングまでクリアしたほど物語に惹き込まれる。


キャラクターの魅力

lost words beyond the page

3.0

ほぼ主人公の少女についてだけ描かれるんだけど、ゲームや映画でありがちな女の子だ。良い子で純粋。

逆に言えば当たり障りのないキャラクターなので、彼女自身に特別思い入れを抱くわけではない。

ただ、幼い少女が悩みもがく姿に「きっと大丈夫だから」とあたたかく見守りたい気持ちになる。可愛らしい少女だ。


操作性

lost words beyond the page

3.5

挙動や操作性は大味。

繊細な操作が求められるゲームじゃないので、プレイに支障はないけど、快適で気持ちいいとまでは言えない。


難易度バランス

lost words beyond the page

3.0

アクションの難しさはほぼなく、謎解きがメイン。あとは物語を追うだけ

謎解きは全然難しくない。似たギミックが続くことも多くて、物語に感情移入出来なければ退屈になってしまうと思う。


ゲームシステム

lost words beyond the page

4.5

日記帳パートも物語の世界パートでも、言葉を使ったシステムが面白い

正直、物語の世界パートは徐々に単調になってくるんだけど、日記帳パートでの演出が素晴らしい

日記帳では、文字の上を歩いたり、特定の単語が書かれた紙片を動かすと何かが起きる。

文章が書かれると背景に絵がバッと広がったり、キーワードとなる単語の上に降り立つと水彩絵具のような色が広がったり。

こんな日記帳欲しい。

架空の物語では、自分の選択によって少し内容が変わる。


やりこみ要素

lost words beyond the page

3.5

物語世界で蛍を集めるやり込み要素がある。実は、これが物語終盤に関係してくるんだけど。

本作では、前のエリアに取りに戻ったり出来ないので、取り逃がすと結構面倒くさい。


グラフィック

lost words beyond the page

3.5

日記帳パートでは、水彩絵の具が滲んだり色が混ざるような演出が綺麗。

日記の内容に沿った演出も満載で、暗い感情が描かれるページでさえ本当に美しい。

一方で架空の物語パートでのグラフィックは荒め。


サウンド

lost words beyond the page

4.0

本作では、泣ける場面がたくさんあるんだけど、更にに涙を誘う切なく綺麗な音楽が流れる。

どんだけ泣かすの。

総合評価Summary

3.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ
  • 感動する物語
  • 単語の文字と意味を使う斬新なシステム
  • 鮮やかに変わる日記帳の演出
残念なところ
  • 終盤で間延び感あり
  • 操作性がイマイチ

オススメな人

  • 独創的なゲームをプレイしたい
  • 物語で泣きたい
  • 数時間でクリアできるゲームを探している

オススメではない人

  • ゲームとしての面白さを求めている
  • 英語を読む気が全くない

本作が好きならオススメRecommendation

オススメ
Gris

水彩画のような手描きのグラフィックが魅力的な高評価アクションアドベンチャー。主人公が精神的に回復していく様子が描かれる。

オススメ
おじいちゃんの記憶を巡る旅

簡単な操作だけど斬新なシステムで謎解きしながら進むアドベンチャーゲーム。心温まる物語が展開する。

©2021 Sketchbook Games. All rights reserved. Published by Modus Games™. Modus Games™ and the Modus™ logo are trademarks of Modus Games, LLC. All rights reserved. All other trademarks or registered trademarks belong to their respective owners.
https://lostwordsgame.com/

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