レビュー【Order of the Sinking Star】脳みそが汗だく 特大ボリュームパズルゲーム

超大量のパズルを攻略し、不思議な世界の物語を辿るパズルゲーム『Order of the Sinking Star』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 4つの異なる世界の物語を覗きながら、不思議な世界を探索していく物語
- 攻略
- 世界によって異なるギミックやキャラの特性をうまく使い分けてステージ攻略するパズルゲーム
- 評価
- ステージ一つずつの質が高く歯ごたえもあり、世界を超えてパズルが繋がる面白さも味わえる
- パズル漬けになれる大ボリューム
Order of the Sinking Starの概要
| タイトル | Order of the Sinking Star |
|---|---|
| 開発元 | Thekla, Inc. |
| 販売元 | Arc Games, Gamirror Games |
| 発売日 | 2026年10月9日 |
| 対応機種 | PS5, Switch2, PC |
| ジャンル | パズルアドベンチャー |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC (ゲームパッド使用) |
Order of the Sinking Starのストーリー
謎の世界に到着

霧に包まれた不思議な世界。そこにとある女性が現れたところからゲームが始まる。
女性自身もこの世界が何なのか分かっていない様子で、他に人がいないかと探している。
しかし、やたらと豪華な部屋があるだけで、誰も見当たらない。
プレイヤーにとっては彼女自身のことも分からないままだが、その口ぶりから推察するに高貴もしくは偉い立場の女性のようだ。
四つの世界で四つの物語

女性が荘厳な部屋を通り抜けると、今度はかなり開けた場所に辿り着く。
東西南北それぞれ景色は異なり、どの方向へも道が繋がっている。
しかし、いずれの方向もさらに先に進むには邪魔な物が置かれている。
そして地面には星のマークがいくつも並んでいる。
女性が星の上に立つと、別の世界を覗くことができ、そこではまた別の者の物語が展開しているようだ。
とある国で巻き起こる陰謀、己の試練に挑む商人、喋る船と共に旅する船乗り、遺跡を探検する冒険家。
4つの物語が閉じ込められた星を辿りながら、女性は先の見えない不思議な世界を進んでいく。
Order of the Sinking Starの攻略情報
四つに分かれた世界を攻略する

本作はステージクリア型のパズルゲーム。
ゲームには大きく分けて5つの世界がある。
1つはオーバーワールドと呼ばれ、いわゆるステージ選択画面にあたる。
そのオーバーワールドは中心から4つに分かれており、地面に置かれた星(ステージにあたる)から覗ける世界はエリアごとに異なる。
オーバーワールドにある4つのエリアがそれぞれ異なる4つの世界に繋がっているというわけだ。
オーバーワールドでは自由に動くことができ、4方向のいずれに進むかは自由。途中で戻って別エリアに挑戦したり行き来は自由だ。
それぞれのエリアでは地面の星を選択するとステージ攻略が始まり、攻略するとそのエリアの次の星に挑戦可能となる。
ステージ攻略中でもオーバーワールドに戻ることは可能で、途中で離脱したステージに再挑戦した際には中断した時点から攻略を再開できる。
世界によってギミックは異なる

4つの世界ではそれぞれ異なるギミックやシステムを使ってパズルを解く。
各ステージの最終目標は、そのステージに登場するキャラ全員をゴール地点へ移動させることだ。
登場するギミックを大まかに書くと以下の通り。
- 異なる特性を持つキャラを使い分ける
- 鏡の反射を使って移動する
- 水面を跳ねる石と水流を利用して道を作る
- 異なる効果を持つビームを使い分ける
4つの世界があると書いたが、本作では世界同士が分離しているのではなく接しているというのがポイント。
世界同士が接する場所では、それぞれの世界のギミックやキャラの特性を組み合わせてパズルを解くことになる。
オーバーワールドを進む

オーバーワールドはステージ選択画面にあたるが、実はオーバーワールドにもパズルが用意されている。
しかし、すぐに解くことはできず、パズルを解くための石やスイッチなどのギミックは対応したステージを攻略しなければ動かせない。
ステージを攻略してギミックを操作できるようにし、オーバーワールドでパズルを解いて次のステージがある場所へ進む。といった感じで、ステージとオーバーワールドを交互に攻略しながらゲームを進行していくことになる。
また、オーバーワールドの各所にはワープポイントがある。
これは単純なファストトラベルではなく、マップ画面が縮小簡略版になったような画面になり移動しやすくなるというものだ。
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Order of the Sinking Starのレビュー
物語: 断片的で入りにくいが、四つの物語から何かに気づく


序盤は物語がなかなか見えて来ない。
主人公と思しき女性の素性は不明。さらに各ステージで語られる内容は、キャラ同士のセリフから物語の背景を推測していくしかない。
ステージはあくまでもパズルなので、物語そのものを描写しているわけでもない。
しかし、ステージを経ていくと、徐々に世界ごとの物語の筋書きが見えてくる。
そして、次は各世界の物語の繋がりへと意識が移っていく。
ステージから構成される世界が4つあり、さらにその世界がオーバーワールドで1つに繋がっている。この構造通りに物語も頭のなかで組み上げていく。
物語の組み立て方までパズルなのだ。
チラ見せされるように物語が断片的に明かされていくので先が気になり、ついつい同じ世界ばかり攻略していきがちになる。
しかし、ふと攻略に詰まって気分転換に他の世界に行くと別のキャラの物語が展開するので、本気の気分転換になるのが嬉しい。
操作性: 操作は簡単、使い方は触って気づく


本作の操作方法はかなり簡単。
キャラは上下左右にひとマスずつ動く。このひとマス動くことが1ターンにあたり、何ターンでも巻き戻すことができる。
任意の時点でステージの最初からやり直すことも可能だ。
時間をゆっくりにしたり早送りできる機能もあり、自動的に動くギミックを利用する際に役に立つ。
カメラは3段階の距離に変更でき、広い範囲でギミックを利用する際には周囲を見渡しながら攻略できるのも便利。
というわけで分かりやすいゲームだが、攻略に関する情報は少なめだ。
新しいギミックが登場すると簡潔にチュートリアルはテキストで表示されるが、実際にどう使いこなすのかという部分までは説明されない。
「同じギミックでもこう使える」といった部分は自分で触って気づかなければならない。
プレイ中に特にバグなどには遭遇せず、問題なくプレイできた。
パズルに悩むと「ここにもう1マスあれば解けるんだけど、これって設計ミスでは!?」と思いたくなってしまうが、そんな間違いがあるわけがない。間違えているのは自分の方だ。
難易度: 歯ごたえしっかり、応用力も試される


世界によってギミックは変わるが、パズルの根幹部分は倉庫番系パズルだ。
ブロックの位置を動かすことで道を切り開くというのが基本。
パッと見て「あ、こういうことだな」とすぐに答えが見えてくることもあれば、悩みまくることもある。
悩む時は大体の場合、自分の思い込みが原因だ。「こう解くんだろう」と思い込んでしまい、詰まっても最初に思いついた解法から抜け出せなくなる。
しかも、そうした思い込みを生みやすいようにブロックが置かれており、なかなか憎たらしい(褒めてる)。
ヒント機能などはなく、新しいギミックの基本を理解するためのステージは1つくらいで、すぐに応用編へと移っていく。
サクサクッとは攻略できない歯ごたえのあるステージが続く。
最初に案内もあるが、北東南西の順にステージの長さも難しさも増していく。
攻略のコツとしては、前のステージまでに出てきた解き方を参考にすること。それでも分からなければ触って試しまくることが大事だ。
試行錯誤しているうちに「あ!」と閃くことも多いので、詰んだと思った時は全く別方向にブロックを動かしてみるなどあれこれ試してみるのがおすすめ。
手数の制限もペナルティもないので、ひたすら試行錯誤できる。
突拍子のない解き方や力技な解き方などは一切通用せず、解けた時に「え、こんな解き方ってアリ?」と驚いたり疑問が残ることもない。
変化球に頼らない、まっすぐパズルだ。
システム: 大量だが、手抜き水増し一切なし


先述した通り、基本は倉庫番系パズルだ。
ところが「今度はこう来たか」「このギミックはこうも使えるのか」と発見が続き、「このステージはおまけステージだったな」とか「さっきと同じじゃん」と感じることはほぼなく、「なるほどーっ!上手い!」と膝を打つことばかりだ。
名作を生み出してきた開発者さんが手がけているのも納得。匠のクオリティだ。
そして、その高品質ぶりを保ちながら超大量のステージが登場するため、「もう脳みそが汗びっしょりです!」という心地よい疲労感を味わえる。
大作アクションゲームというのは数あるが、本作は大作パズルゲームだ。
上述もしたが、ステージから各世界へ、さらにオーバーワールドへとパズルが繋がっているのも面白いところで、特に世界同士が接する場所では「おお!繋がった」と新鮮な驚きも味わえる。
これでもかとパズルを味わせてくれて、しかも1ステージずつしっかり考えさせてくれる。
パズル好きなゲーマーにとっては楽園であり抜け出せなくなる沼だ。
芸術性: 厳かなで上品なパズル


4つの世界はいずれもファンタジー。
煌びやかな宮殿のような場所もあれば、怪しげな洞窟もあり、幻想的な場面もある。
様々なキャラが登場し、口が悪い者もいるが、いずれにせよ品の良い雰囲気が漂っている。
BGMはクラシック調で、ステージ攻略時や次のステージに進む際などには壮大な曲が流れたりするが、じっとして悩んでいたりするとBGMが静かになってくる。
悩んでいる最中に邪魔しない仕様だと思うが、無音だと逆に寂しくなる時もあり「かすかに曲を流して欲しい」と思う時もある。
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Order of the Sinking Starの総合評価
Order of the Sinking Star


総合評価
倉庫番パズルを元にした4種のパズルをたっぷりたんまり楽しめるパズルゲーム。いずれも解きがいのあるパズルで、世界同士が接する場面でギミックを組み合わせる新鮮さもあり、一貫して高い品質を保っている巧みなゲーム。
長所と短所
良いところ
- 高品質なパズルを大量に楽しめる
- 世界によって物語もギミックも変わるため気分転換しやすい
- 物語の仕掛けも面白い
残念なところ
- 物語に入り込みにくい
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 倉庫番系のパズルが好き
- 長時間遊べるゲームを探している
- 歯ごたえのあるパズルを攻略したい
おすすめではない人
- ヒント機能が欲しい
- 感情移入しやすい物語を期待している
- 派手な演出を期待している
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