レビュー【Primal Planet】パパは負けない | 原始時代でSFなメトロイドヴァニアゲーム

道具も回復アイテムも自分で作り、恐竜が闊歩する原始的な世界の脅威に挑むサバイバル要素のあるメトロイドヴァニアゲーム『Primal Planet』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
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- ストーリー
- とある男が他部族やエイリアンから家族や村を守るため戦う物語
- 攻略
- 道中で素材を集めて武器や消費アイテムを作り、レベルアップしながら探索するメトロイドヴァニアゲーム
- 評価
- 資源管理を楽しみつつサクサク攻略でき、道具やレベルアップで探索範囲が広がるシステムがユニーク
Primal Planetの概要
| タイトル | Primal Planet |
|---|---|
| 開発元 | Seethingswarm |
| 販売元 | Pretty Soon |
| 発売日 | 2025年7月28日 |
| 対応機種 | Switch, PC |
| ジャンル | メトロイドヴァニア、サバイバル |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) |
Primal Planetのストーリー
家族を守る父

本作の舞台は自然豊かな原始時代に見える世界。
ゲーム序盤に世界についての説明は特にない。
しかし、なぜ原始時代に見えるかというと、恐竜がいるからだ。
人類はというと動物の毛皮を身につけ木の実や狩ったお肉を食べて暮らしており、原始時代から想像するままの姿に近い。
そんな本作の主人公は妻と娘とともにたくましく生きる父親。
父は娘をおんぶして槍を携え、母は弓を構え、大自然のなか家族仲良く暮らしていた。
襲撃とエイリアン

一家は巨大な肉食恐竜に襲われたり、父に懐いた小さな恐竜をペットにしつつ旅しているうちに、とある村に行き着いた。
「ここでなら安全に子育てもできそうだ」と思ったのも束の間、突然仮面を被った部族が村を襲ってきた。
村人に挨拶も終わってないうちに、村人達も主人公一家も燃える村を後にして逃げることになってしまった。
そして、逃げている最中にとんでもない展開を迎えることとなる。
なんと一家の前に巨大なロボット兵器が立ちはだかったのだ。
なんかゲーム変わった!?そんな急展開に驚いているうちに娘がロボットに攫われてしまった。
もうSFなのか原始時代なのか分からない。
しかし、父がやるべきことはただ一つ。愛する家族を助け出すことだけだ。
Primal Planetの攻略情報
スキルで探索範囲が広がる

本作は自分で道を見つけて探索していくメトロイドヴァニアゲーム。進む順番は自由だ。
新たな移動スキルを習得すると探索できる範囲が広がるというのがメトロイドヴァニアゲームの特徴であるけれど、本作ではボスを倒したり何らかの祭壇的な場所で移動スキルを習得するわけではない。
主人公は棒や槍で戦い、敵を倒すと経験値を獲得し、一定数溜まる度にスキルポイントを獲得する。
このスキルポイントを消費してダブルジャンプや火を付ける方法など新たなスキルをアンロックできる。こうして探索範囲が広がっていく。
各地には焚き火があり、そこでセーブとスキルのアンロックができる。
スキルをアンロックする順番もプレイヤーの自由なので、どこから進めるかもプレイヤー次第というわけだ。
道具も回復薬も自作するサバイバル探索

本作の大きな特徴はサバイバル要素があること。
道中では薬草や木の枝などを採取できる。
そして焚き火では集めた素材から回復アイテムや武器となる槍や罠などもクラフトすることができる。
特定の薬やアイテムがないと進めない場所もあるため、スキルアンロックだけでなくクラフトも攻略に欠かせない。
しかし、素材やクラフトしたアイテムは持てる数に上限があるため、資源やアイテム残数のやりくりも大事だ。
村の再建

本作では拠点となる村を再建することができる。
上述した襲撃を受けた村から逃げた住民があちこちで迷子になっているので見つけ出して村に帰し、さらに素材も集めて村に小屋を作り村を再建していく。
村に戻った住民にはそれぞれ得意分野があり、スキルポイントを払うと新たなクラフトレシピを伝授してもらうことができる。
また、彼らを冒険に誘うこともでき、体力が尽きるまで同行して戦ってくれる。
体力が尽きた住民は村に帰るので、パーマデスするわけではない。
なお、誘えるNPCとは別に、主人公にはペットの恐竜が常にお供してくれて自動的に戦ってれる。
恐竜は別プレイヤーが操作しての2人協力プレイも可能だ。
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Primal Planetのレビュー
物語: 素朴でありつつ捻りもあり

本作にはセリフはなく、「ウォーウォー」と唸ったり身振り手振りしているキャラの様子から状況を把握する。
それで理解できる程度の分かりやすい物語となっている。
だからといって単純というわけではなく、上述もした通り、恐竜がいるかと思えばエイリアンやらロボットまで登場し、「え!?」と驚く物語が展開する。
描写は軽めではあるけれど、「一体どういうことだよ」と疑問に思う気持ちがくすぐられるので、物語がちゃんとゲームを先に進めたくなる原動力になっている。
操作性: 大味ではありつつ扱いやすい

本作はピクセル1つが大きめで、動きは大きめだ。
例えばジャンプは溜めなどなくスッと上方移動といった感じで、レトロゲーム近い挙動だ。
滑らかな動きとはいえないけれど、サクサクと軽快に動けて操作はしやすい。
そして、当たり判定も大味で、特に棘などの接触ダメージを食らいやすい。
見た目通りの棘ではない。少し離れていようと刺さる恐ろしい棘だ。
しかし、敵側も同じ大味当たり判定になっているため、こちらからバシバシ攻撃を当てることができる。
精密ではないけれど、敵味方関係なく全員が同じ当たり判定になっているため違和感を感じることなはい。
使用アイテムも歩きながら変更でき、スキルやクラフトも必要最小限の説明で分かりやすく、特に支障が出るようなバグもなく快適にプレイできる。
難易度: 豊富な資源でサクサク攻略できる

サバイバル要素があるゲームとなると、資源管理が肝となるところ。
しかし、本作の世界はかなり自然豊かだ。
素材となる草木は所狭しと生えており、生命力が溢れすぎていて画面を切り替えるだけで再生する。
そして、新たなスキルにとクラフトレシピにとスキルポイントはたくさん必要になるけれど、経験値はザクザク溜まりやすい。
攻撃してくる敵だけでなく、飛んでいるだけの小さな虫や襲ってこない草食恐竜を倒しても経験値を得られるため(反撃してくる草食恐竜はいるので注意)、環境にとっては迷惑な話だけど棒をぶんぶん振り回しながら歩き回っているだけでどんどん経験値が溜まる。
かなりサクサク攻略できるゲームだ。
探索についても、道は複雑ではなく道を切りひらくために必要なスキルやアイテムも分かりやすいので迷うことはない。
ただ、NPCにセリフがなくヒント表示が一度きりということもあるので、中盤以降の導線はもう少しあっても良かったと思う。
システム: サバイバル探索が新鮮

自分で作ったアイテムで道を切りひらく。
サバイバルで探索するというのが本作の魅力であり、メトロイドヴァニアゲームのなかでは新鮮にも感じた。
また、ゲーム攻略に必要な移動スキルを自分で選んで習得するというのも良い。
ゲーム進行によってゲーム攻略に必要なスキルは自動的に確実に習得するゲームが多いけれど、自分で進みたい道を見つけてそれに合わせてスキルを習得する順番を考える流れが面白い。
本作のサクサク攻略できるバランスは小気味良い。
が、このシステムを活かして、もっと資源の量が限られていたり、スキルの種類が複雑になるとさらに面白さの深みが増しそう。
芸術性: ポップなピクセルアートで背景まで楽しい

本作はポップな印象のピクセルアートで描かれ、背景まで木々が生い茂り、巨大な恐竜も闊歩していて自然豊かな原始時代の風景を楽しみながらプレイできる。
ゲーム内では時間帯も天気も変わり、それに合わせて景色もちゃんと変化する。
色彩豊かで、ゲーム画面を見るだけで「なんだか楽しそう!」と思うとっつきやすいピクセルアートだ。
キャラも敵も恐ろしい肉食恐竜でさえ可愛さ感じるデザインにも愛着が湧きやすい。
そして、音楽はもちろん原始時代な曲調だ。
効果音は分かりやすく、動きが大味でも何をしているのか把握しやすいのでサウンド面からもプレイしやすいゲームだ。
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Primal Planetの総合評価
Primal Planet

総合評価
クラフトや習得順が自由なスキルを組み合わせて道を切り開くのが面白いサバイバル要素が特徴のメトロイドヴァニアゲーム。愛着湧きやすいピクセルアートやサクサクと攻略できるテンポ、そして恐竜もエイリアンもいる世界自体も魅力。
長所と短所
良いところ
-
スキルとクラフトで探索範囲を広がるシステムが新鮮
-
サクサク攻略できる
-
馴染みやすいピクセルアート
残念なところ
-
導線が分かりにくい部分あり
こんな人におすすめ!
おすすめな人
-
自力で道を見つけるメトロイドヴァニアが好き
-
攻略しやすいゲームを探している
-
恐竜が好き
おすすめではない人
-
たくさんのボス戦などバトルに期待している
-
複雑なアクションを求めている
-
様々なやり込み要素に挑戦したい
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