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レビュー【South of Midnight】酸いも甘いも大ナマズ | 摩訶不思議なアメリカ南部を旅するアクションアドベンチャーゲーム

全方向見惚れるアメリカ南部なゴシックファンタジー世界に迷い込むアクションアドベンチャーゲーム『South of Midnight』の攻略情報もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

South of Midnightの特徴
  • ストーリー
    • ハリケーンに襲われた街で、魔力が目覚めたヘーゼルが不思議な体験をしながら母を探す物語
  • 攻略
    • ウィーバーの魔法で戦いながら進む物語主導型のアクションアドベンチャーゲーム
  • 評価
    • 細部までファンタジーが満載で、メインストーリーと芸術性の高さに見惚れる世界を楽しむゲーム
Index

South of Midnightの概要

タイトルSouth of Midnight
開発元Compulsion Games
販売元Xbox Game Studios
発売日2025年4月9日
対応機種Xbox, PC
2026年3月31日: PS5, Switch
ジャンルアクションアドベンチャー
シリーズ新規IP
プレイ機種Xbox

本作開発元は『We Happy Few』などを手がけており、現在はマイクロソフト傘下に入りXbox Game Studiosの一つとなっている。

South of Midnightのストーリー

家ごと流された母

South of Midnight ストーリー 流される自宅を追いかけるヘーゼル

本作の舞台はアメリカ南部の街プロスペロ

そして主人公は高校卒業したてのヘーゼル
彼女がゴシックファンタジーな世界と化したプロスペロの地で母親を探す物語が描かれる。

一体何がどうしてそんな話になるのかというと、プロスペロが巨大なハリケーンに襲われた夜、ヘーゼルが自宅から離れていた隙に母親がお家丸ごと増水した川に流されてしまったのだ。
母を乗せたお家はどんぶらこっこレベルではないスピードで流れ、ヘーゼルは母を見失ってしまった。

これが、ヘーゼルの不思議な物語の始まりだ。

ファンタジーになったプロスペロ

South of Midnight ストーリー 大ナマズとヘーゼルの出会い

ハリケーン襲来から一夜明けるとプロスペロはあちこち水没し、めちゃくちゃになってしまった。
が、この壊滅した街で極限サバイバルアドベンチャーが始まるわけではない。

陽気な大ナマズが喋ったりヌイグルミに命が宿っていたりと、プロスペロは現実とファンタジーが入り混じる世界に変わってしまった。少なくともヘーゼルの目に映る世界は。

というのも、ヘーゼルは突如大地や魂の糸を紡ぐ魔法を操る紡ぎ手(ウィーバー)の力に目覚め、もはや彼女自身もファンタジーになってしまったのだ。

しかし、不思議がっている場合ではなく、ヘーゼルは母親を探さなければならない。
プロスペロに残る傷ついた誰かの想いやヘーゼル自身の複雑な家庭事情を紐解きながら、ヘーゼルは母を目指して川を下っていく。

South of Midnightの攻略情報

物語主導型アクションアドベンチャーゲーム

South of Midnight 攻略 チャプター3

本作はいくつかの章に分かれており、各章で舞台となる場所が変わる。それぞれエリア間を自由に行き来したりはできない。

脇道はあるけれど基本的に目標に向かってどんどん進む物語主導型のゲームだ。
同じ章内でも後戻りできなくなる地点があり、物語の展開に沿って場面がどんどん移り変わっていく。

また特定の場所ではバトルが発生し、現れる全敵を倒さなければ先に進むことはできない。

魔法で戦い探索する

South of Midnight 攻略 バトル画面

本作では、ウィーバーの魔法が攻略の要となる。

バトルが発生すると周囲一帯がバトルフィールドとなり(全敵倒すまで進めない)、近接攻撃と各ボタンに割り振られたウィーバーの各種魔法を駆使して戦う。

  • 近接攻撃
    • コンボ攻撃も可能
  • ウィーバーの魔法
    • 魔法が割り振られた各ボタンを押すと発動する
      • 敵を一定時間スタンさせたり引き寄せたり投げたりといった魔法が登場する
    • 各魔法は、発動後クールタイムを経ると再使用できる
      • 敵を倒すとクールタイムを短縮できる
  • ジャスト回避
    • 成功すると敵にダメージを与えることができる
  • 体力回復
    • 倒した敵を「紐解く」(倒れた敵のそばでボタンを押す)と一定量体力回復ができる
    • バトルフィールド内に体力回復できる植物も生えている

ウィーバーの魔法は探索時にも役に立ち(探索中はクールタイムなく使用できる)、遠くの足場へ飛び移ったり、ぬいぐるみのクルトンを操って狭い場所を探索したりギミックを動かして道を切り開いていくことになる。

ヘーゼルの成長

South of Midnight 攻略 アップグレード場面

ウィーバーの魔法などヘーゼルの新たなスキルは、物語の進行と共にアンロックされる。

さらに脇道やバトル勝利時に獲得できるウィーブを溜めると、ヘーゼルのアクションや各魔法を強化することができる。
どれから強化するかはプレイヤーの自由だ。

また、脇道など各地に隠されている緑色のウィーブを3つ集めるとヘーゼルの体力上限を増やすことができる。

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South of Midnightのレビュー

物語: 誰もが「めでたしめでたし」では終わらない過去を抱えている

South of Midnight レビュー 祖母とヘーゼルの会話

本作では、章ごとに誰かの訳ありなエピソードを辿る。

これがなかなかに苦虫を噛み潰した気持ちになるエピソードばかり。
本作は、メルヘンなファンタジーではなくゴシックファンタジーだ。
気のいいNPCに見えても、ウィーバーの力で過去を紐解くと「そんな辛い思い出が…」と切ない想いを知ることになる。

そしてヘーゼル自身の複雑な家庭事情も描かれる。
ヘーゼルは高校卒業したて。守られるだけの子供ではなくなり、親が「親」という生き物ではないと分かり始める年齢だ。
親には親の、祖母には祖母の、そしてご近所さんにはご近所さんの、他人には見せない顔や美談とはいえない過去も持っている。
他人は決して自分の人生のNPCではない。それぞれがその人の複雑な事情が入り混じる人生の主人公だ。

本作はそんなことを感じる物語が、説教じみたりせず押し付けがましくなくうまく練り込まれたピリッと辛いおとぎ話としてまとまり良く仕上がっている。
悲劇的にも描けそうな内容ではあるけれど、本作の描写は軽快で、重たくも湿っぽくもないのが魅力だ。

物語主導型ゲームでは物語が一番大事な要素になるけれど、本作はしっかり満足できる魅力的な物語となっており、カリッと爽やか風味に適度なボリュームの旅を楽しめる。

操作性: 操作は分かりやすく、流れるように動ける

South of Midnight レビュー クルトンを操るヘーゼル

バトルはややハイペースで、探索ではプラットフォームアクションを攻略しながら進む。

バトルでも探索でも操作性は良好
当たり判定は少し甘めではあるけれど、1mmで生死が決まるようなギリギリ攻防バトルなゲームではないので問題なし。

各魔法は対応するボタンが画面上に常に表示されているので分かりやすく、何かが隠されている場所では囁き声や効果音が聞こえるので脇道に気付きやすいのも嬉しい。
その他、カメラ感度や画面設定などアクセシビリティの設定項目が豊富で、チュートリアル含めて全体的に親切なゲームだ。

数回ヘーゼルが亜空間に引っかかって動けなくなることがあったけれど、チェックポイントは小刻みに設定されているのでやり直しになっても苦にならなかった。

難易度: 物語を楽しむのがメイン

South of Midnight レビュー ふた指トムとのボスバトル

本作は3段階から難易度設定ができる。
デフォルトのノーマル難易度では、バトルはややハイペースで回復できる回数は限られており、敵は複数で攻めてくる。ぼんやりしているとちゃんとボコボコにされる。

しかし、本作はバトルよりも物語を味わう方がメインであり、バトルで苦戦するようなことはない。ボス戦はイベント仕立てになっている部分も多い。

よっぽど「正規ルートに猪突猛進だぜ!」なプレイをしなければウィーブは溜まりやすく、魔法をアップグレードすると攻撃力だけでなく追加効果まで付与されて確実に強くなれる。

甘いわけではないけれど苦戦もしない。テンポ良く物語を味わえる難易度バランスだ。

システム: 世界と物語に見惚れるゲーム

South of Midnight レビュー 滑空アクション

ゲームプレイ部分だけ見るとオーソドックスな物語主導型アクションアドベンチャーだ。

あれこれできるわけではなく、寄り道は少なめ。装備変更やキャラビルドをあれこれ考える必要もなく、がんがんメインストーリーが進む
物語の流れが途切れずプレイできるので、どんどん物語に没頭していく。とにかく世界が圧倒的に魅力的で、物語主導型ゲームとしてすっきりまとまっている。

ただ、もし本作の世界や物語にいまいち入り込めないと、自由度の低さや同じようなバトルが続くことが気になってきてしまうかもしれない。

芸術性: どこもかしこも眼福

South of Midnight レビュー 祖母の木

本作最大といえる大きな魅力は芸術性の高さ

プロスペロは巨大ハリケーンによって壊滅しているけれど、物語の語り手でもある大ナマズや地下でティーパーティーを開くうさぎなどファンタジーが溢れている。
プレイ中に何度も足を止めて周囲を見渡すことが多かった。それくらい背景まで美しく見ているだけで楽しい。

高解像度なのはもちろんのこと、バトル終了時には一面花畑になったり足場ごと豪快に動いたり、視覚的な演出もこだわって作り込まれている。
家のインテリアや章の合間に流れる絵本を模した演出など、各要素のデザインも細部まで美しい

また、本作はストップモーションで描かれるのも特徴。
もしカクカクと動く感覚が苦手なら、ゲームプレイ部分ではストップモーション効果をオフにすることもできるので安心だ。

BGMはアメリカ南部ならではのブルースやソウルな曲調が多い。
特に章ごとにそのエピソードにちなんだ歌詞の曲が流れるのが、プレイしていて気持ち的に盛り上がるところ。会話で語られる内容を補完するような内容になっており、音楽も物語の一部になっている。
曲調は力強くて歌詞は切なく、走って逃げなければならない場面でもついつい聞き入ってしまう良曲揃いだ。

メインアーティスト:Olivier Deriviere & Sydney Scoring Orchestra

総合評価と似ているゲームは下へ

長所と短所

良いところ

  • 不思議生物や編む魔法などファンタジー要素満載
  • 厳しさもある先が気になる物語に惹き込まれる
  • 細部まで芸術性が高い

残念なところ

  • 自由度は低い

こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • 物語を楽しみたい
  • 芸術性高いゲームが好き
  • ゴシックファンタジーの雰囲気が好き

おすすめではない人

  • 自由度の高いゲームをプレイしたい
  • バトルをメインに楽しみたい
  • 後戻りできなくなるのが嫌い

South of Midnightに似ているおすすめゲーム

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Microsoft Studios © 2025 Microsoft Corporation
https://compulsiongames.com/games/south-of-midnight/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

ゲームしているだけで幸せな大人ゲーマー。ジャンル問わず面白いゲームに飛びつき、特に探索要素が大好き。ゲーム情報を調べるのも大好きで、日々世界中から情報収集している。
keepgamingon.com の開設者であり運営者。

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