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【No Rest for the Wicked】サクラ島への危ない移住計画 – ノーレストフォーザウィキッド早期アクセス攻略とレビュー

No Rest for the Wicked レビュー 攻略

自力で進む旅路の歯ごたえと過酷だけど美しい世界に見惚れる『No Rest for the Wicked』。

No Rest for the Wickedの特徴
  • ストーリー
    • 過酷な状況下で人々の思惑がぶつかり合う重めな物語
  • 攻略
    • 全て現地調達しながら高低差のあるマップを探索する高難易度アクションRPG
  • 評価
    • 探索が楽しく、芸術性の高さを堪能しつつも、バトル関連は今後の改善に期待したいところあり

『No Rest for the Wicked』をネタバレなしで、攻略のコツと各要素の評価を交えてレビュー。本作に似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Index

No Rest for the Wickedの攻略

No Rest for the Wickedの概要

タイトルNo Rest for the Wicked
ノーレストフォーザウィキッド
開発元Moon Studios
販売元Moon Studios
発売日2024年4月19日早期アクセス開始
対応機種PC(早期アクセス中)
PS5, Xbox(発売予定)
ジャンルアクションRPG, 見下ろし型アクション
シリーズ新規IP
プレイ機種PC向け早期アクセス版(ゲームパッド使用)

本作は、名作メトロイドヴァニアのオリシリーズ開発元の新規IPであり、ゲームジャンルもゲームプレイもオリシリーズとは大きく異なっている。

ストーリー

ハロル王の死とペスティレンスの蔓延

No Rest for the Wicked ストーリー マグナス王子とボーラスとマドリガル
左から先王の側近ボーラス、マグナス王子、聖職者マドリガル

とある王国(世界の名前はプレイヤーが好きに付けられる)の王様が亡くなった。

跡を継ぐのは、亡くなったハロル王の息子であるマグナス王子。父親を超えたいという危うい野望に満ち溢れ、いけすかない笑みがチャームポイント。

そんな王子に早速取り入っているのが、聖職者マドリガル。落ち着いた口調だけど冷たい印象で、どこからどう見ても野心家だ。

悪政物語が始まりそうだけど、新王には大きな課題が差し迫っている。

本作の世界ではペスティレンスという疫病が発生しており、王国本土近くのサクラ島にまで感染が拡大してきているのだ。新王には荷が重すぎる王国のピンチ!

サクラ島へ向かう聖戦士セリム

No Rest for the Wicked ストーリー サクラ島に漂着した主人公

そんなサクラ島で疫病を封じ込めようと、早速マドリガルが異端審問官を連れてへ向かった。ここで功を立てて一気に出世しようという魂胆だ。

そんなマドリガル率いる立派な大船団とは雲泥の差の、ならず者ばかりが乗る一隻の船もサクラ島へ向かっていた。その船に乗っていたのが、本作の主人公だ(名前含めキャラクリエイト可能)。

主人公はならず者の一味というわけではなく、聖戦士セリムと呼ばれる一族の末裔だ。主人公は聖戦士セリムとしてのペスティレンス根絶の使命を負い、サクラ島へ向かっていた。

しかし、セリムは聖戦士だとはいうものの、主人公は船に同乗するならず者達に気味悪がられているし、そもそも立派な船に乗れるような身分でもないらしい。聖戦士セリムには訳ありな事情があるようだ。

ペスティレンスと人間の恐ろしさ

No Rest for the Wicked ストーリー オデッサの襲撃
船を襲ってきた集団のなかで
ひときわ威勢のいいオデッサ
本作の重要人物の1人

ここで、残念なお知らせだ。サクラ島到着目前にして、主人公の乗る船は正体不明の集団に襲撃を受け、更に嵐によって船が大破してしまった。

しかし、主人公は主人公なので大丈夫だ。主人公はボロボロ状態ながら無事にサクラ島の海岸に漂着した。

それでも使命を果たすためボロボロ主人公はサクラ島を進み、そこで感染した人間が異形化して人を襲うペスティレンスの恐ろしさ、そして半壊したサクラメントの町や、ならず者達が闊歩する廃墟などを目にする。この島、どっちを向いても治安が悪すぎる。

更に、冷徹マドリガルもサクラ島に到着し、王国の政治に不満を持つ島の住民達の鼻息が荒くなり、一触即発のピリピリムードに包まれる。治安が終わっているだけでなく、雰囲気まで最悪だ。

しかし、主人公は聖戦士セリムとしての使命を粛々と果たすのみ。人々の思惑に揉みくちゃにされながらも、主人公はサクラ島の平和を願ってせっせと奮闘することになる。

攻略のポイント

自力でサバイバルするアクションRPG

No Rest for the Wicked 攻略 マップ画面

本作は、クエスト攻略でゲームが進行していく。もちろんサブクエストや討伐クエストもある。

本作は見下ろし型アクションRPGだけどマップには高低差があり、梯子や段差を登り、時には下方へ飛び降りて(落下ダメージあり)探索していく。

探索した場所のマップは開示されるけれど、時間経過と共に見えなくなっていく。地形がランダム生成されるというわけではなく、見えなくなる。

本作では一度探索した場所でも時間経過やゲーム進行によって敵や状況が変わるので、マップ画面で暗くなってしまった場所を再訪する時には注意が必要だ。

また、本作にはクラフト要素があり、フィールド上やショップで様々な素材を手に入れ、料理やクラフトなどで自給自足なサバイバルをしながら旅することになる。

スタミナ管理とパリィが肝のバトル

No Rest for the Wicked 攻略 バトル

主人公は様々な武器種で戦うことができる。

基本の立ち回りは、武器での近接攻撃と回避とパリィだ。パリィに成功すると敵はひるむ。さらに敵には体勢ゲージがあり、パリィや攻撃によって体勢ゲージが溜まりきった敵は一定時間スタンする。

一方で、主人公にはスタミナゲージがあり、スタミナ切れになれば移動以外のアクションが出来なくなる。スタミナ管理がかなり大切だ。

また、敵に攻撃を当てる度に集中ゲージが溜まり、それを消費して各武器に付属しているスキルを発動することができる。

主人公のレベルアップと装備

No Rest for the Wicked 攻略 装備画面

本作では敵を倒すと経験値を獲得し、レベルアップ時には能力ポイントを獲得する。この能力ポイントを任意のステータスに割り振って主人公を成長させていくことになる。

また、装備品にはレアリティがあり、素材を使ってスキルの付け替えや強化も出来る。レアリティが高いほど性能は良いけれど、強力な効果と共にデメリット付きの感染した装備もあるので注意。

ただし、装備品には必要能力値と重量の概念もあるので、なんでもかんでも装備できるわけではない。ソウルライクゲームっぽいシステムだ。

更に、装備品には全て耐久度がある。フィールド上で木を切るなど素材を採取するためのツルハシや斧にも耐久度がある。

そして、この耐久度が本作のデスペナルティに関係している。武器も道具も使用すれば耐久度は少しずつ減っていくけれど、ゲームオーバーになると装備品含めアイテムの耐久度がガバッと減ってしまう。

しかし、もし装備が壊れたとしても、鍛冶屋さんでお金を払うと修理してもらえる。また、耐久度を回復出来るアイテムもある。

装備品の修理は結構高くつくので
使い捨てたり、装備品を売って金策に走ることも必要

サクラメントで生きていくやり込み要素

No Rest for the Wicked 攻略 サクラメントの再建
No Rest for the Wicked レビュー ローンとの会話
強敵を倒してイコルを手に入れると
持ち物容量を拡張できる

本作では、サクラメントの町が拠点となる。

しかし、最初は半壊状態で、住民達は聖戦士セリムに対してあまり良い印象を持っていない。それでも住民からはサブクエストを依頼される。また探索中に手に入る素材を寄付すると、町の復興工事も依頼できる。

果てには、町に自宅を構えて作業台を設置してクラフトに勤しんだり、家具を集めて装飾も楽しむことが出来る。

また、モンスターや強敵などの討伐クエストもあり、定期的に豊富に新たなチャレンジが発生する。

こうして、聖戦士気取りの余所者から、サクラメントの頼れるご近所さんになっていくわけだ。

そして、装備品を集めてお気に入り武器を強化したり、キャラビルドを楽しむのもやり込み要素だ。同じレアリティの同名武器でも重量や攻撃力が細かく異なるので、装備品の吟味はハマるポイント。

もちろん探索もやり込み要素で、かなり入り組んだフィールドには「ここ通れるよ!」という親切な目印はないので、壁に見える場所でもまずは登頂を試みるという姿勢が大事。

今後はストーリーやエリアの追加だけでなく、農業やPvPといった新たなコンテンツも登場予定とのことだ。

最新ゲーム情報

No Rest for the Wickedのレビュー

早期アクセス版開始時での評価です。正式リリースまでに変わる可能性があります。

物語: 各キャラの威勢が良い人間ドラマが楽しめる

No Rest for the Wicked レビュー エルズワースとマドリガルの会話

サクラ島に住む人々はそれぞれ異なる考え方を持っているし、更にマドリガルはじめ真意を読みにくい人たちも集結して来る。

そんなに意見の強い人たちが一同に会すので、それぞれの思惑と感情が激しくぶつかり合う人間ドラマが展開する。人類一丸となってペスティレンスと戦わなくてはならないはずなのに。

NPCに話しかけると、1人のキャラにセリフが複数用意されており、モブキャラ1人1人までもしっかり性格づけされていて、キャラ作りが丁寧だ。

ちなみに、主人公にセリフはなく、粛々と戦う。粛々と面倒ごとに巻き込まれる。濃いキャラの合間で、ちょっと不憫に思えてくるほどの粛々ぶりだ。

世界設定や登場人物は分かりやすくも濃く、結末含めて今後の展開がかなり楽しみになる良い材料が揃っている(早期アクセスでは最初のチャプターまでプレイ可能)。

ペスティレンスの元凶は何なのか(もちろん根絶を目指す物語になるだろうけど)、王国の行く末はどうなってしまうのかはもちろん気になるところ。

基本的に深刻で重めなテーマが描かれているけれど、特に重要キャラ達は血気盛んなので、活き活きとした力強い雰囲気で物語が楽しめる。

そして、実はサクラ島には聖戦士セリムの遺跡が点在しているという、考察欲をくすぐる謎も用意されている。

操作性: 動きは大きめな重厚アクション

No Rest for the Wicked レビュー ステルスキル
屈んで敵の背後から忍び寄ると
大ダメージを与えられる

本作は見下ろし型アクションRPGなのでディアブロシリーズが頭に浮かぶけれど、本作はそうしたハクスラアクションRPGのようなサクサクとして手触りではない。

挙動は重め。装備を軽装にしても重ためな操作感だ。でも、武器種やスキルによる挙動の違いはしっかり感じられるので、装備変更が楽しい。

しかし、重ためな挙動とは裏腹に、回避や武器の振りなどアクションによる主人公の体の動きは大きめ。そのため、見下ろし型でもダイナミックなバトルが味わえる。

ところが、本作では回避ボタン長押しでダッシュ移動となり、ダッシュ状態にすることで離れた足場にジャンプしたり、段差をよじ登るアクションが自動で行われる。ジャンプやよじ登りだけを好きに操作はできない。

正直なところ、本作はフィールドもキャラも視認性があまり良いとは言えず、足場が悪い場所も多い。そこでジャンプが自分のタイミングで出来ないので立ち回りにくかったり、ローリングでの移動距離が意外と大きくて無駄な落下死をしてしまうのが気になった。

うーん、ジャンプを操作するボタンは独立させても良かったのでは。本作はマップの高低差が魅力なので、主人公の立体的な動きを活かしやすい方が、バトルも探索ももっと面白さが増すと思う。

難易度: しっかり歯ごたえが心地良い、金欠サバイバル

No Rest for the Wicked レビュー バトル
耐久度減ってる装備品の部位が
画面右下に赤く表示される

本作は、歯ごたえしっかりバトルだ。

バトルではスタミナが1番の敵だ。ゴロゴロッと2、3回ローリング回避しただけで武器をバシバシ振るう余裕はなく息切れする。各アクションによるスタミナ消費が激しく、よく1人でサクラ島に乗り込んできたなと思うくらい足腰と心肺機能に不安を抱えた状態が続く。

レベルアップ時のステータス上昇度もあまり高くない。

というわけで、パリィを狙うのがかなり有効な戦法となる。装備品の強化ももちろん大切だけど。

ところが、当たり判定はやや甘めだけど、パリィのしづらさを感じることがある。本作は見下ろし型でありつつも、3次元的に判定される。見づらさを感じる場面が多いので、縦に武器を振るったりジャンプしたり立体的な攻撃を繰り出す敵のパリィタイミングはやや掴みにくい。

また、雑魚敵は複数で攻めてくることが多いので、敵を一体ずつ引き離して戦うことも必要だ。本作はマルチプレイも可能なので、今後プレイ人数によって難易度調整が行われるのか気になるところ。

他のゲームで強引に例えると、2Dなディアブロ視点で3Dのソウルライクゲームに多い攻防交えるバトルをやってる感覚だ。

「敵の武器の振りが見やすい3Dアクションの当たり判定を見下ろし型に持ち込むのか!?」と最初は思った。でも、理不尽というわけではなく、ちゃんと丁寧に作られており、本作ならではの距離感(奥行き感)に慣れれば本作ならではの歯ごたえのあるバトルが楽しめる。

システム: 高低差のあるアップが楽しい!

No Rest for the Wicked レビュー 探索
細い丸太の上を歩いたり
壁づたいに探索することもできる

上述した通り、操作周りは気になるところがあるものの、本作は探索とサバイバルが楽しくてどんどん旅したくなる。

マップは高低差に富んでおり、意外な場所に抜け道があったり隠し部屋があったり、回り道して有利な場所から敵に攻撃を仕掛けたりも出来る。上方や下方に宝箱が視界に入ると「あそこには、どこから行けるんだ?」と道を見つけるワクワクが湧いてくる。

また、本作ではセーブポイントで体力回復するわけではなく、装備品も壊れていく。

料理やクラフト、装備の修理や強化などが必須で、それによって自力でサバイバルな旅をしている感が高まり、サクラ島探訪にどんどん没頭していく。

フィールド上の資源は早いペースで再生するし、宝箱も時間経過で再出現するので装備品もたくさん手に入り、良いテンポでサバイバルできる。

見下ろし型でここまで手の込んだ探索や旅が楽しめるゲームは珍しい。ただ、バトルも考慮すると「3D視点のゲームにしても面白いゲームになっただろうな」と元も子もないことが頭にチラチラ浮かんでしまった。

芸術性: 勢いを感じる美しい絵画がそのまま動く

No Rest for the Wicked レビュー サクラメントの町

絵画のような美しいグラフィックで描かれる。

それが仇となって視認性が低くなっているところもあるけれど、個人的には大好きなアートスタイルだ。このグラフィックで描かれるカットシーンはずっと見ていたくなる。力強い筆致が本作の雰囲気にぴったりだ。

キャラデザインも魅力的で、装備品によって主人公の見た目が変わるのも嬉しいところ。実際には、装備重量を気にして布切れファッションになることも多いけれど。

一方で、サクラ島はペスティレンスが蔓延しており全体的にはダークな雰囲気ではあるけれど、美しい花や森など自然も豊かで風景に見惚れてしまう場所も多い。

サクラメントを復興するサイドビジネスは、街並みが視覚的にも変化するので特に楽しい要素だ。

サウンド面はというと、平常時のBGMはほぼなし。ほぼ環境音のみだ。でも、雨音や木の床が軋む音、人の声や敵の唸り声など環境音がにぎやかで静かな印象というわけではない。

BGMが流れる時は、勇ましく壮大さを感じる曲が多く、グラフィックと併せて高い芸術性を堪能することができる。この芸術性の高さは本作の大きな魅力だ。

総合評価と似ているゲームは下へ

No Rest for the Wickedの総合評価

正式リリースまでに変わる可能性があります。

No Rest for the Wicked

Taca KGO

No Rest for the Wicked レビュー 攻略
攻防交えたバトルを攻略しながら、サバイバルや拠点繁栄要素も楽しめるアクションRPG。
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

見下ろし型ながら高低差に富んだマップの探索が面白く、操作周りや視認性にはやや難があるものの、攻防交える歯応えのあるバトルが楽しめる。活き活きとした演出や美しい絵画のようなグラフィックも大きな魅力。

4
おすすめな人サバイバルしながら探索するのが好き
歯ごたえのあるバトルを味わいたい
物語を楽しみたい
おすすめではない人高精度な攻防を楽しみたい
ハイペースなアクションや爽快バトルを期待している
デスペナルティが嫌い

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No Rest for the Wicked ノーレスト フォー ザ ウィキッド
© 2024 Moon Studios GmbH. Published by Private Division. No Rest for the Wicked is a trademark of Moon Studios GmbH. Private Division and the Private Division logo are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All other marks and trademarks are the property of their respective owners. All rights reserved.
https://norestforthewicked.com/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

どんなジャンルにも飛びつく、探索要素が大好きな涙もろい大人ゲーマー。世界中のゲーム情報をチェックするのが大好き。

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