『Blasphemous ブラスフェマス』レビュー: 三角ヘルメットが人類代表

『Blasphemous ブラスフェマス』は、The Game Kitchenが開発したメトロイドヴァニアゲーム。

緻密に描かれた2Dドット絵グラフィックが目を惹く。ドット絵な分マイルドではあるけれど、残虐なシーンも多い。

PS5、PS4、Nintendo Switch、PCでプレイ可能。私はNintendo Switch版をプレイ。

本作の特徴や魅力、そして実際にプレイして感じた感想と各要素の評価をネタバレなしでレビュー。

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Index

あらすじStory

Story
奇蹟やら贖罪やら

クヴストヴィアという舌噛みそうな名前の不気味な世界が舞台。神の奇蹟によって、人々に呪いが蔓延している絶望的な世界だ。

神なのに人間を呪ってる?主人公も、もちろんそう思っている(はず)。主人公はセリフがないので何考えているのか分からない。

というわけで、主人公は、唯一の悔悟者として贖罪を行うために試練に立ち向かう。

でも、主人公だって本当は神に「呪うのやめてよ」と直談判したいと思っている(はず)。

Blasphemous ブラスフェマス
Story

宗教的な話が出てきたり、出てくる単語も難しい。アイテムの説明文などを見ると、かなり綿密に世界設定が作り込まれていることが分かる。

一応、私の理解力で分かった世界設定は以下の通り。

神の言い分は「人間の神への信仰は偽りだったよね」ということ。で、神は、罰として、それぞれの人間の罪が具現化する呪い(奇蹟)をかけた。

ある者はモンスター化し、ある者は病に伏せる。

そして、世界は、救いのない陰鬱な状態に変わり果ててしまった。

しかし、主人公は、幸運にも奇蹟を生き延びた唯一の元気な人間。超個性的なヘルメットを被り、主人公自身の罪から生まれたという懺悔の剣を携えている。

主人公は、「陰鬱な世界のままじゃダメだ!」と一念発起して、世界を救うことに決めたようだ(たぶん)。

Blasphemous ブラスフェマス

ゲームの特徴Features

Feature
メトロイドヴァニア要素は全て完備
Blasphemous ブラスフェマス

本作はメトロイドヴァニアゲームなので、探索がメイン。

マップは意外なところが繋がっていたり、隠し通路や隠し部屋もある。

アイテムを拾い、主人公の基本ステータスを上げる場所を見つけたり、セーブポイントを解放したり。

そして、各地には、試練となるボスが待ち構えている。

Feature
ヘルメットマンのアクション
Blasphemous ブラスフェマス

主人公の基本アクションは3種類。剣で攻撃、ジャンプ、そしてガード

敵の軽い攻撃なら、ガードして斬り返すと大ダメージを与えられるパリィもある。

また、ゲームを進めていくと、奇蹟と呼ばれる魔法を使うことが出来るようにもなる。

奇蹟発動に必要な奇蹟ゲージは敵を攻撃すれば回復していく。

バンバン唱えまくりたいところだけど、1種類しか装備することができない。敵や地形によって使う魔法を付け替えていく。

Feature
蓄積するデスペナルティ
Blasphemous ブラスフェマス

本作は、陰鬱でグロいし、不気味な物がそこら中に転がっているし、訳分かんない単語も満載だし。『ダークソウル』シリーズと雰囲気が似てる。

で、ゲームシステムも部分的に『ダークソウル』シリーズに似た部分がある。

セーブポイントで体力が全回復して、回復に使うフラスコ瓶の数も全回復する。それと引き換えに全ての雑魚敵が復活してしまう。ダクソシリーズと同じだ。

敵を倒すと手に入る「償いの涙」。これがダクソシリーズでのソウルに当たり、アップグレードや通貨として消費する。

が、ここでダクソシリーズと大きく違うところがある。まず、死んでも償いの涙を失わない。

優しい!というわけではなく、ちゃんとデスペナルティはある。

死ぬと魔法使用に必要な奇蹟ゲージの最大値が減り、敵を倒した時に手に入る「償いの涙」の獲得量が減ってしまう。

でも、心配ご無用。前回死んだ場所には、イバラのような木に巻かれた自分の魂「罪過の欠片」が立っている。それを回収すれば、ペナルティは解消される。

なんだ、やっぱり優しいじゃん。いや、安心するのはまだ早い。このデスペナルティの怖いところは、蓄積されていくこと。

例えば「罪過の欠片」を回収できずに2回連続して死んだ場合、2回分のデスペナルティが発生する。5回死んだうち、2つの「罪過の欠片」を回収できた場合は、3回分のデスペナルティが残る。

回収できていない「罪過の欠片」の数に応じて、奇蹟ゲージ最大値はどんどん減っていくし、「償いの涙」はどんどん手に入らなくなる。

Feature
ヘルメットマンの成長
Blasphemous ブラスフェマス

本作では、主人公の攻撃力や体力などステータスは、探索して女神や祭壇を見つけるとアップグレードしていく。

いくら敵を倒してもボスを倒したとしても、ちゃんと探索しないと強くはなれない

また、償いの涙を消費すると新たなスキルを習得することができる。

各要素の評価と感想Rating

物語の面白さ

Blasphemous ブラスフェマス

4.0

簡単に言うと「訳わからない」。

でも、世界設定はしっかり作られていて、ちゃんと読み解けば深い物語を堪能できる。考察好きの人にとってはたまらないだろう。

もちろん、「神に抵抗してやるぞ!」という理解くらいでもゲームプレイには支障ない。


キャラクターの魅力

Blasphemous ブラスフェマス

4.5

物語は訳分からないと書いたけれど、サブクエストは多種多様で分かりやすいものが多く、NPCの行く末は結構気になってくる。

そして、主人公のヘルメットが個性的すぎて、それだけで十分記憶に残るゲームになる。

主人公は喋らないけれど、外見のインパクトだけで十分魅力的だ。


操作性

Blasphemous ブラスフェマス

4.5

滑らかというよりキビキビ派。敵と戦ってて気持ち良い。

あと、壁に剣を刺して登っていくアクションも楽しい。

魔法(奇蹟)はどれもアクションや挙動が違っていて面白く、色んな魔法を使ってみたくなる。


難易度バランス

Blasphemous ブラスフェマス

4.5

よく死ぬ。でも、理不尽に死ぬということはない。

もちろん落とし穴や棘、後ろから振り下ろされる巨木、なぜかブンブン回っている大鎌など道中の罠も盛りだくさん。

でも、ボスが倒せなくても探索してれば強くなるし、デスペナルティからの救済もちゃんとある

死にゲー難易度でたくさん死ぬけど、丁寧にプレイしていれば、ちゃんとクリアできる良いバランス!


ゲームシステム

Blasphemous ブラスフェマス

5.0

面白いマップ構造に成長要素、新たなスキルで行けるようになる場所の広がっていくペース。最強に質の高いメトロイドヴァニア

デスペナルティが蓄積されていくというのも面白い。

1、2度死ぬくらいでは「まだ大丈夫でしょ」って思うんだけど、そのうちペナルティがボディブローのように効いてくる。これが絶妙!


やりこみ要素

Blasphemous ブラスフェマス

5.0

誰かの骨を集めていったり、空飛ぶカゴに入った赤ちゃんを助けるなど収集品は多いし、寄り道も多くて、探索してるだけでも結構楽しめる。

アイテム説明もかなり詳しくて考察も捗る。

サブクエストも豊富だし、やれること満載でボリュームにも大満足

同じくメトロイドヴァニアの『Bloodstained: Ritual of the Night』とコラボした追加コンテンツや真のエンディングが解放される追加コンテンツも配信される。


グラフィック

Blasphemous ブラスフェマス

4.5

細かく描き込まれたドット絵が美しい。不気味だけど美しくて、残虐な演出までなんだか美しい。

特に、ボスのキャラデザインがかなり良い!気持ち悪さと気味悪さが抜群。


サウンド

Blasphemous ブラスフェマス

3.5

音楽は、もちろん不気味だ。

宗教色も強いゲームなので、荘厳なバトルBGMも多い。サウンドからも世界の雰囲気を盛り上げてくれている。


総合評価Summary

4.5

物語の魅力

ゲームプレイの快適さ

ゲームとしての面白さ

芸術性

 

 

 

 

良いところ

探索が楽しい

アクションが気持ちいい

難易度バランスが絶妙

雰囲気やグラフィックが独特

残念なところ

ストーリーが難解で感情移入しにくい

オススメな人

メトロイドヴァニアが好き

高難易度アクション、死にゲーが好き

考察が好き

ドット絵が好き

オススメではない人

アクションゲームが苦手

残虐な表現が苦手

不気味な雰囲気が苦手

本作が好きならオススメRecommendation

オススメ
Vigil: The Longest Night

こちらも『ダークソウル』っぽい雰囲気を感じる高難易度アクションのメトロイドヴァニア。

オススメ
おすすめメトロイドヴァニアゲーム

本作のような高評価メトロイドヴァニアゲームを集めたリスト。

Blasphemous
https://thegamekitchen.com/blasphemous/
Developed by The Game Kitchen. © 2019. Blasphemous is a trademark or registered trademark of The Game Kitchen. Published by Team17. © 2019. Team17 is a registered trademark of Team17 Digital Limited.

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