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レビュー【Cairn】岩肌恋しい | 己の手足で絶壁を登るクライミングシミュレーター

Cairn レビュー 攻略

前人未踏の山の頂上を目指して、手足を慎重に操作し身一つで登っていくロッククライミングシミュレーター『Cairn』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。

Cairnの特徴
  • ストーリー
    • 登山家のアーヴァが前人未踏の山の頂上を目指す物語
  • 攻略
    • 手足を一本ずつ操作し、物資と体力配分にも気を配りながら登るシミュレーター
  • 評価
    • リアルな操作感とシミュレーション要素が心地良く、絶妙な歯ごたえと達成感にやみつきになるゲーム
Index

Cairnの概要

タイトルCairn
開発元The Game Bakers
販売元The Game Bakers
発売日2026年1月30日
対応機種PS5, PC
ジャンルシミュレーション, アドベンチャー
シリーズ新規IP
プレイ機種PC(ゲームパッド使用)

本作開発元は、本作とはそれぞれゲームジャンルが異なる『Haven』『Furi』を手がけている。

Cairnのストーリー

登山家のアーヴァ

Cairn ストーリー カミの遠景

主人公はアーヴァ。登山家だ。
よく山に登っているというレベルではなく、彼女についてのドキュメンタリー映画まで製作されているほど著名な登山家だ。

しかし、彼女に浮ついた様子はなく、映画やらメディアやら彼女を特集したものに対してどこか冷ややかだ。

そんな孤高の登山家といった雰囲気のアーヴァが、とあるジムで1人黙々とウォーミングアップするところからゲームは始まる。

挑むのは最難関のカミ

Cairn ストーリー アーヴァの特集記事

ウォーミングアップを追えたアーヴァが向かうのは、カミと呼ばれる山。

これまで誰も登頂に成功したことがないという、とても高く険しい山だ。
世界中から多くの登山家たちが挑戦しているものの道半ばで力尽きてしまう者が後を断たない超危険な山でもある。

そんなカミに、遂にアーヴァが挑む。しかも、1人で。

何者も寄せつけない佇まいのカミで、彼女は一体何を目にするのか。
彼女の傍を走るクライミングロボットと共にプレイヤーは誰も見たことがない頂きを目指す。

Cairnの攻略情報

ルートはプレイヤー次第

Cairn 攻略 ラズベリーの採取

本作はリアルな操作感で登山を楽しむクライミングシミュレーター
目的地はもちろんカミの頂上だ。

ゴールは上にあるとして、そこまでどう登っていくかはプレイヤーの自由。
明確なルートは決まっておらず、アーヴァ自身がルートを計画しているわけでもなく、目に前に広がる岩壁をどう進むかはプレイヤー次第だ。

ゲーム内では常に時間が流れており、時間帯によって気温や天候も変わる。
そして、特定の高さに達するごとに平地があり、各地点にはセーブポイントもある。
デフォルトの難易度「Alpinist アルピニスト」では、アーヴァの体力ゲージがゼロになるとゲームオーバーとなるけれどセーブポイントから再開できる(手動でロードすることも可能)。

一挙手一投足を操作

Cairn 攻略 クライミングの操作

ゲームプレイは登山道が途切れた標高から始まるため、ゲームのほぼ全てはロッククライミングとなる。

平地になっている場所では普通に歩いたり走ったりもでき、岩肌の前に立ち「登る」を選択するとクライミングモードに変わる。

  1. 手足いずれか一本を動かして決定ボタンを押す
    • 壁になっていればどこからでもクライミングを始めることができる
    • ヒビや段差に手足を置くと体をしっかり支えることができる
      1. 手にチョークを付けると一定回数内掴む力が増す
      2. キャンセルボタンを押せば最後の一手をやり直せる
  2. 次の手足を動かして決定ボタンを押す
    • アーヴァがの重心に応じて自然な体重移動となるよう、次に動かす手足は自動で選択される
      1. 手動で動かす手足を変えることもできる
    • 不安定な姿勢になっているとスタミナが切れてきて滑落する
      1. しっかり支えられていない手足はプルプル震えてくる
  3. ピトンを打つ
    • 壁にピトン(岩壁に固定できる強力ネジ)を打つと休憩できる
      1. スタミナが全回復する
      2. バックパックの物を取り出すことができる
    • ピトンにロープを固定するため、滑落してもピトンの位置で止まることができる
    • 平地に立っている時には打ったピトンをクライミングロボットに回収してもらうことができる

これが基本のクライミング方法であり、ひたすら手足を引っ掛けられる場所を探しつつ、うまく体重移動ながらアーヴァ自身の手足で一歩ずつ登っていく。

体力と物資配分に気を配る

Cairn 攻略 バックパックの整理

アーヴァには4つのゲージがある。

  • 体力ゲージ
    • ゼロになるとゲームオーバー
    • 疲れる動作をしたり落下した際の怪我で減る
  • 空腹度
    • 行動すると減っていく
    • 休憩していても時間経過で減っていく
    • 飲食物で回復できる
  • 喉の渇き
    • 空腹と同じく行動でも時間経過でも減る
    • 飲食物や、滝や川から直接水を飲んで回復できる
  • 体温
    • 夜や悪天候時、また標高が高くなってくると減りやすい
    • あたためた飲食物で回復できる

上記の4つのゲージに気を配らなければならず、特に体力ゲージはゲームオーバーに直結する。
一方で、空腹や渇きなどは放置していると気絶してしたり、身体能力が下がってしまう。

アーヴァはバックパックの容量内なら飲食物などの物資を携帯することができ、ピトン打って休憩した際や平地にいる時に飲食可能だ。

セーブポイントではテントを張ることができ、そこでは物資を使って料理ができる。
その際に使用した食材によって出来上がった料理を食べた際の各ゲージの回復量は変わる。
食材などの物資は、誰かが遺した物や野草など道中で拾えるものもある。
さらにテントでは、岩肌を掴むグリップ力を維持するためにテーピングを巻き直したり、壊れたピトンの修理もできる。

また、道中にはゴミが落ちていたり飲食物を消費した際にもゴミが出るけれど、クライミングロボットに一定量のゴミを渡すとリサイクルして新たなチョークを生成してくれる。
チョークやピトンなどの装備品もバックパックの容量を占めるため、適時整理しておくことが大事だ。

記事はさらに下へ続きます

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Cairnのレビュー

物語: 神秘的な雰囲気とアーヴァの現実

Cairn レビュー 雲上人の村
カミには誰かの痕跡も

チュートリアルはあるもののカミに挑むまさにその時からゲームが始まるので、前置き含め物語描写は少なめだ。
クライミングロボットに世間話してくれる機能はなく、険しい山にぞろぞろとNPCがいるわけもなく、アーヴァ1人だけの時間が流れる。

しかし、特定の地点ではイベントが起こり、クライミングロボットを介してボイスメッセージが届いたり、他のクライマーに会うこともある。
そうしたちょっとした会話を通してアーヴァ自身の事情が少しずつ明らかになってくる。
カミの神秘的で静寂な雰囲気のなかアーヴァ自身が抱えている事情は結構現実的で、「わあ、景色が綺麗だな」とか「世界一になってやるぜ」といった能天気な登山ではないアーヴァの心情が静かに描かれる。

少なめではあるものの物語描写に物足りなさは感じない。
本作はプレイに夢中になるゲームであり、アーヴァを通してプレイヤー自身も自分に向き合っているような感覚になるので、逆に喋りかけられると邪魔に感じるほどだ。
そのため、本作でのちょびちょびとアーヴァの事情が描かれるくらいがちょうど良い。

そのちょびちょび描写に思わせぶりな事情がチラチラ挟まれるので、アーヴァの事情を知りたいと思う気持ちが登山への原動力にもなってくれる。

操作性: ほぼ合わせてくれるが、たまに荒ぶる

Cairn レビュー クライミング中

操作方法自体は分かりやすい。
チュートリアルは最低限で、実際にプレイしながら自分でコツを掴まなければならない
道中に看板や地図などがあり、そこでヒントはもらえる。

バックパックの整理もしやすく、バックパックを揺らす機能で荷物をポンポン動かして空間を開けるのが楽しい。

しかし、操作方法が分かりやすいからといって操作しやすいわけではない。
いや、操作性が悪いわけのではなく、本作はそういうゲームなのだ。

とにかく慎重に操作しなければならない。
スティックを倒して手足が動くスピードは速すぎも遅すぎもなく、慎重なプレイにちょうど合っている。
そして、ヒビや段差に手先や足先を合わせて決定ボタンを押せば自動的に足や手の向きを変えて踏ん張ってくれる。
ものすごく精密に合わせなくても大体アーヴァが操作の意図を汲んで踏ん張ってくれる。

また、「手がこっちだから次は足で、こう踏ん張れるはずだから」など頭で細かく考えなくとも、自動で選択される手足や体重移動は自然で、自分の体を動かすように操作できる
これが本作のすごいところだ。細かい操作でありつつ違和感なくスムーズに動けるよう、丁寧に調整されている。

ただ、そうはいかない時もある。
確かに段差はあるのに手足を引っ掛けてくれない時や平地なのに壁にへばり付いたままになったり、手足を動かす際に妙に荒ぶった挙動になる時や、「そうはならないだろ」という異次元な姿勢なのに安定してしまう時もある。

一挙手一投足に気を配って操作するゲームだからこそ気になるレベルではあるけれど、極限状態になる場面で手足が荒ぶるのは心臓に悪い。
既に精度高く作られているけれど、更なるアプデに期待したいところ。

難易度: 横着厳禁、ゴリ押しは命とり

Cairn レビュー ルートと地図の確認
遠くからの視点も適時確認できる
地図を拾っていればルートのヒントも表示可能

難易度は3段階から選択可能。
デフォルトは真ん中のレベルになっており、一番簡単な難易度ではオートセーブがあったり攻略しやすい機能が備わっている。逆に高難易度なら、死んだら即終わりの一発勝負だ。

デフォルトでも歯ごたえはしっかりあり、セーブポイントの間隔もそれなりに離れており、厳しい登山となる。

アーヴァは関節がないのかと思うほど身体が柔軟で、尋常ではない握力と脚力を持っており、ほんの少しのヒビだけでも登っていく。蜘蛛のようだ。
しかし、「このぐらい行けるでしょ」と調子に乗ればすぐに滑落する。カミは全く甘くないし、アーヴァもちゃんと人間だ。
「あと少し」の時に事故りやすい憎いマップ構造になっている。

どこを進むかというルート決めがかなり大事で、序盤だろうと変なところを登ればめちゃくちゃ難しい。
逆に、難所だと感じても、全く別の場所を進むとすんなり攻略できたりする。料理のバフもかなり効くので、物資管理も難易度にしっかり響く。

というわけで同じ難易度設定でもプレイヤー次第で難しさは変動する。
しかし、登れば登るほどルートも物資も限られてくる。山の形として違和感なく、且つ自然と難易度が上がってくるよう上手く設計されている。

すんなり攻略とはいかないけれど理不尽ではなく、必ず活路が見出せる良い難易度バランスになっている。

システム: クライマーズハイさえ起こる登山体験

Cairn レビュー 料理

本作には魔法もドラゴンも出てこないし、ヒーローがスーパーパワーを炸裂させるわけでもない。
本作の概略だけ聞けば、「なんて地味なゲームなんだろう」と思うかもしれない。

ところが、最高の「地味」なのだ。
手足を動かして体重移動するだけ。そこがとてつもなくこだわって違和感を感じないよう作られているので、もはや自分自身が岩肌に張り付いている気分になる。
しかも、絶妙に登りにくいけれど登れる地形になっているので、達成感もハンパない

プレイしている最中に、突然「どこに手足をかけるべきか先まで見えるぞ、どこまででも登れる、登れるぞおお!」という感覚に襲われることがある。
ゲームでクライマーズハイに突入するのだ。それくらいゲームの中に入り込める。

そこにアーヴァの事情や誰かの痕跡などの適度な物語性があることで先に進みたくなり、さらに複雑すぎない物資管理の楽しさも加わり、「あともう少しで次の平地に手が届きそう」と思わせる山のデザインも素晴らしく、夢中になってしまう。

現実なら30秒で下山を決意する自信があるけれど、本作は何時間でもプレイしてしまう中毒性がある。

芸術性: ヒビ割れだけで満足できてしまう

Cairn レビュー 日の出

本作はセルシェーディングで描かれる。
視覚的に手足を引っかけるヒビ割れや段差を把握するゲームプレイにピッタリ合ったスタイルだ。
フォトリアルグラフィックならヒビなどが複雑になってしまうし、ピクセルアートなら細かなヒビなどが見やすいか見にくいかのどちらかになってしまい面白さが半減してしまうだろう。
まさに機能美。

実際のところ、プレイ中の画面はほぼ灰色だ。岩の色が広がり、岩だけしか映らない。
本作を知らない人がプレイ中の画面を覗き込んだら「何やってんの?」と言われるだろう。
プレイしていても、ふと「しばらく岩しか見てないけど、一体このゲームは何なんだ」と思ったこともある。

しかし、灰色に薄っすら入ったヒビが見つかるととても嬉しくなる。
無心で集中しやすいゲームになっているため、いつの間にかそうなってしまうのだ。
絶景や可愛いマスコットキャラやイケメンや美女が見えなくとも画面に釘付けになる。

そして、平地に立った時に見えるカミからの眺めは抜群に美しく、時間帯によって拝める日の出や星空にも見惚れてしまう。フォトモードにすればじっくり見渡すこともできる。

一歩ずつ進むので実際には景色が激変するわけはないはずだけど、クライミング中は岩壁の方のみを見ているので、平地に辿り着くたびにパッと視界が開けて景色の変わりぶりを楽しめる。
この瞬間が1番達成感を感じる場面であり、何よりのご褒美だ。

一方で、BGMは特定の地点でのみ印象的な曲が流れる。
クライマーズハイになるくらい集中するゲームなので、にぎやかなBGMが常に鳴っていたら気が散ってしまう。
環境音がメインになっていることで、ゾーンに入るような瞑想しているような感覚を味わえる。

ちなみにアーヴァは無言というわけではなく、スタミナが切れそうになると「ううう」と声を上げたり、うまく手足をかけられると「いい感じ」と独り言を言ってくれるので状況を把握しやすい
また、滑落すると「あっ、やっちまった!」と思うよりも先にアーヴァが「あああ、もう!もう!もう!」とイライラをぶちまける。孤高な印象はあるものの、アーヴァは意外と人間味溢れている。

メインアーティスト:Martin Stig Andersen

総合評価と似ているゲームは下へ

Cairnの総合評価

Cairn

Taca KGO

Cairn レビュー 攻略
物語の魅力
操作の快適さ
難易度バランス
システムの面白さ
芸術性


総合評価

リアルでありつつ無心になって集中できるクライミングの操作できる心地良さと同時に、物資管理含めたしっかりした歯ごたえで最高の達成感を味わえるクライミングシミュレーター。適度な物語要素や自由度の高さも魅力。

4.7

長所と短所

良いところ

  • 没入感も臨場感も高いクライミング操作
  • ルート計画や物資管理などシミュレーション要素も楽しめる
  • 中毒性高い絶妙な難易度

残念なところ

  • 謎に主人公が荒ぶる時がある

こんな人におすすめ!

おすすめな人

  • 無心になりたい
  • 歯ごたえのあるゲームを求めている
  • 積み重ねの先にある達成感が大好物

おすすめではない人

  • 派手なアクションや演出を期待している
  • 繰り返し作業が苦手
  • 失敗するとイライラしやすい

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© The Game Bakers 2025
https://www.thegamebakers.com/cairn/

この記事を書いた人

Taca KGO
運営者

ゲームしているだけで幸せな大人ゲーマー。ジャンル問わず面白いゲームに飛びつき、特に探索要素が大好き。ゲーム情報を調べるのも大好きで、日々世界中から情報収集している。
keepgamingon.com の開設者であり運営者。

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