レビュー【Demonschool】悪魔色の青春 | 学生生活と魔物に挑むストラテジーRPG

仲間が一斉に行動する作戦立てが楽しいタクティクスバトルも治安が悪い島で友達を作りながら大学生活も楽しめるストラテジーRPG『Demonschool』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 魔滅師のフェイが友達を作りながら、島と大学の不気味な謎に迫っていく物語
- 攻略
- 仲間である友達と仲良くなりながら、タクティクスバトルを攻略していくストラテジーRPG
- 評価
- 笑いもたっぷりなオカルト物語を辿りつつ、移動とアクションが連動する試行錯誤が楽しいタクティクスバトルにハマる
Demonschoolの概要
| タイトル | Demonschool |
|---|---|
| 開発元 | Necrosoft Games |
| 販売元 | Ysbryd Games |
| 発売日 | 2025年11月19日 |
| 対応機種 | PS5/4, Switch, Xbox, PC |
| ジャンル | ストラテジー, RPG |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) |
Demonschoolのストーリー
物騒な新入生はデーモンハンター

ヘムスク島にある訳ありな大学。
主人公はそこに入学するためやってきた新入生のフェイ。
フェイは志高く勉学に励むわけでも、サークルだ飲み会だと浮かれる大学生活を楽しみにしてきたわけでもなく、なんと悪魔退治のためにやってきたという。
彼女は実はデーモンハンターの末裔であり、師匠であるおじいちゃんから魔物のことを学び、ヘムスク島で魔界の門が開き魔物が溢れて出てくるという予言を阻止するためにやってきたのだ。
フェイはかなり血気盛んで、島までの船で一緒になった同級生のナマコに初対面からそんな突拍子もない身の上話をし、「魔物を片っ端から倒してやるぜ!一緒にやろうぜ、友達だろ?」と息巻いていた。
もちろんナマコはドン引き。
どうやらおじいちゃんは悪魔退治は教えてくれてもスマートな人付き合いについては教えてくれなかったようだ。
不気味なヘムスク島

ところが、「魔物なんているわけないし、おかしな人(フェイ)とは距離を置こう」とドン引いていたナマコは、入学早々からフェイの言うことを信じざるを得なくなる。
なんと本当に島には魔物が出没するし、大学の先生からはオカルトじみた課題を出される。
さらに奇妙なことに、島の人々も学生も先生もどんどん記憶を失い、魔物が出ようが異常事態が起ころうが気にも留めない様子。
しかし、フェイとナマコ含め記憶が消えない者もいる。
やたらと好戦的なフェイと意気投合した者(少なくともフェイはそう思っている)を仲間にし、島に隠された不気味な真相に迫っていく。
Demonschoolの攻略情報
学生生活と悪魔退治

本作では時間の経過とともにゲームが進行する。
日中、夕刻、夜の3つの時間帯があり、日にちや曜日の概念もある。
とはいっても、自動的に時間が流れているわけではなく、物語の進行に関わるイベントを攻略すると次の時間帯に移行するシステムとなっている。
重要イベントやバトルを攻略するまでは時間帯は変わらず、自由に探索したりミニゲームをプレイすることができる。
舞台となる島には複数のエリアがあり、マップ上から選択して各エリアに移動してサブクエストに挑んだり各施設を利用することができる。
一斉に行動するタクティクスバトル

本作のバトルは、味方ターンと敵ターンが交互に変わるタクティクスバトル。
味方ターンには、さらに戦略フェーズとアクションフェーズがある。
- 戦略フェーズ
- 各キャラに何をさせるか、実際にキャラを動かしながら作戦を考える
- パーティーで共有するAPが尽きるまでなら、任意のキャラを何回でも動かせる
- 同ターン内で、消費するAPは行動したキャラごとに1ずつ増えていく
- 基本はキャラの移動先を指定するのみ
- キャラは移動先の状況に合わせてアクションを行う
- 移動先に敵がいたら攻撃などアクションを自動的に実行する
- 味方同士で敵を挟み撃ちにするとコンボが発生する (挟んだキャラどちらもが攻撃する)
- キャラは移動先の状況に合わせてアクションを行う
- スペシャル
- キャラごとにアクションを行うごとにポイントが溜まり、キャラ固有の必殺技を発動することができる
- アクションフェーズ
- 戦略フェーズで指定した通りに仲間が一斉に動く
- バトルごとに目標となる敵の討伐数が決まっている
- 討伐を達成した上で仲間の誰かが画面最奥列に到達すると「封印」を行いバトルが終了する
- 敵が残っていても勝利となる
- バトル終了後に採点される
- バトルごとに設定されている目標ターン数内や仲間がダウンすることなく勝利できると得点が高くなる
- 成績に応じてクレジットを獲得できる
- 倒した敵からはオパール(本作の通貨)を獲得できる
バトルごとに仲間は全回復し、途中でダウンした味方はバトル後に自動復活する。
友情もお勉強も大事

フェイ達はバトル以外では学生生活をおくり、そこで行ったことを通してキャラを成長させることができる。
- アビリティの研究
- サブクエストの報酬やショップでアビリティを手に入れることができる
- 手に入れたアビリティは、クレジットを消費し且つキャラを指定して研究することでアンロックされる
- 研究を行ったキャラは一定日数経過しなければ、新たな研究に参加できない
- サブクエスト
- 特定のタイミングとエリアでサブクエストが発生する
- 仲間にはそれぞれフェイとの仲良しレベルがあり、仲良くなるとそのキャラにまつわるサブクエストが発生する
- ミニゲーム
- カラオケや魚釣りなどができる
- 成功すると仲間との仲良しレベルが上がるものもある
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【発売済み】最新おすすめゲーム
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Demonschoolのレビュー
物語: 謎だらけでも動じない若者たち

冒頭から謎だらけで、さらに謎が謎を呼び、真相が気になって仕方なくなる。
粗暴なギャングに絡まれたり、悪魔関連の不気味な事件が多く、島はオカルトな雰囲気に包まれている。
が、実際にプレイしていると、セリフに笑ってしまうことが多い。
拳で解決しようとする主人公なので物語の展開は勢いが良く、友達も個性がハッキリしていて極端なセリフを口走る奴も多い。
「悪魔だろうが殴ればいいでしょ」なノリでありつつ、それぞれの趣味に対してはかなり真剣。これが若者の強さだ(たぶん)。
不気味な雰囲気を楽しみたい人にとっては「笑いを入れてこないで」と思うかもしれないけれど、笑いながらテンポ良く楽しくプレイできる物語だ。
笑える会話を自然に楽しめるくらい日本語翻訳はかなり精度が高い。
操作性: 試行錯誤しやすい便利機能を完備

マップ画面からサッと各エリアに移動でき、それぞれの場所は基本的に1画面内に収まっているので、自分でウロウロ歩き回る必要はほぼない。
物語だけでなくゲームプレイもサクサク進めることができる。
バトルでは、戦略フェーズで一手一手戻ったり進めることができるので、試行錯誤に集中できる。
ちゃんとHPの増減やステータス異常も敵の状況も反映され、目で見て確認しながら考えることができる。
いくらでも動かせるチェス盤で実際にコマを動かしながら考えられる感覚だ。
というわけで、便利機能が揃っており操作で困るようなことは一切ない。
バトル中も各キャラの特性が表示されるので親切だ。
一度だけバグが発生してゲームが強制終了することがあったけれど、エリアに入ったりイベントが進むごとにオートセーブされているので安心。もちろん手動セーブもできる。
難易度: 作戦が全て

詰まることなくゲームを進行できる難易度バランスとなっている。
バトルに勝つこと自体は難しくないけれど、ミスなく目標ターン数内クリアを達成するにはしっかり頭を使わなければならない。
新たなアビリティの習得は自分で考えて選択するけれど、ランダムバトルはなくキャラのレベル上げをする必要はない。
逆に言えば、限られた能力内で戦わなければならないので作戦の上手さが求められる。
バトル外でキャラの成長に悩むよりも、バトルごとにどう戦うか考える方がメインだ。
攻撃しつつ敵の位置をズラす能力やAP消費なくサイドステップ(1マス横移動)できるルール、更には敵味方関係なくダメージを負わせる敵の範囲攻撃などもあり、うまく作戦を立てると1ターンで大量の敵を殲滅できる。
それをアクションフェーズで一気に眺めるのが爽快で、考える面白さがより一層増す。
そして、バトル中でも戦闘前の準備からやり直すことができるのが嬉しいところ。
途中で手詰まりだと感じたら、メンバーを変えてやり直すとうまくいったり、最初の一手から方向性を全く変えてみるとすんなり倒せることもある。
一手で戦況が大きく変わる考え甲斐のあるバトルをたっぷり楽しめる。
バトルで高得点を獲得しないとアビリティ習得のクレジットが手に入らないけれど、敵を倒すほど通貨であるオパールが手に入る。
敵がどんどん湧いてくるバトルもあるのでオパールを狙うか、ひたすら高得点を狙うか、どこに目標を置くかによって難しさは変わる。
システム: メインストーリーにまとまったJRPG

ゲーム進行はJRPG。ペルソナシリーズを彷彿とさせる設定やシステムで進む。
ミニゲームや好感度もあるけれど脇道部分は軽めなので時間を取られることはあまりなく、メインストーリーをどんどん進行できる。
バトルでも、目標ターン数と討伐数が設定されているためダラダラ長引くことはなく、サクサクと進められるゲームだ。
一方でバトルシステムは分かりやすくも奥深く、味方の能力や動き方だけでなく敵の動きも利用する、捻りが加わった詰将棋やチェスのように楽しめる。
装備品や多種多様なスキルなどではなく、キャラの移動で最適解を導き出す。考えることに集中できるスッキリとしたゲームに仕上がっている。
笑いの多い物語も面白いけれど、どちらかというとバトルを楽しむゲームだ。
芸術性: 2000年の雰囲気むんむん

(ナマコはカメラで戦っているらしい)
物語の時代設定は西暦2000年を迎える直前から始まる。
グラフィックやデザインはその頃に合わせたものになっており、クラシックなピクセルアートやローポリゴンで描かれる。
見た目の変化としては家具を手に入れると仲間が集まるクラブハウスの装飾が変わっていくやり込み要素も楽しめる。
サウンド面ではオカルトな雰囲気の曲調が多い。
キャラ達が笑いに走っている場面でも、BGMだけは「ここは不気味な島だぞ」と訴え続けてくれる。
しかし、ミニゲームやコミカルなサイドクエストなどでは気の抜けた明るい曲が流れることもあり、静かになる場面はほぼない。
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Demonschoolの総合評価
Demonschool

総合評価
試行錯誤して作戦を考える、移動とアクションが連動するタクティクスバトルが面白いストラテジーRPG。笑えるオカルトな物語を楽しみつつもバトルに集中できる作りになっており、ストラテジー好きにおすすめ。
長所と短所
良いところ
-
作戦を考えるのが楽しく、一斉攻撃する爽快感も味わえるバトル
-
何度も気軽に試行錯誤できる
-
移動とアクションが連動するバトルシステム
残念なところ
-
自由度は少なめ
こんな人におすすめ!
おすすめな人
-
チェスのように作戦を考えるのが好き
-
位置どりを利用するタクティクスバトルが好き
-
オカルトな物語が好き
おすすめではない人
-
キャラ育成にこだわりたい
-
コメディタッチに描かれると引く
-
バトル内容を評価される要素が苦手
Demonschoolに似ているおすすめゲーム
リデンプションリーパーズ

位置どりが重要で味方同士で追撃もできるタクティクスバトルなら、こちらもおすすめ。
少数精鋭で魔物の軍勢に立ち向かうストラテジーRPGであり、悲劇的な物語や世界設定が特徴。
メタファーリファンタジオ

本作に大きく影響しているペルソナシリーズ開発陣が手がけたファンタジーRPG。
曜日や日にちの概念があり、仲間と交流することで成長していく要素も楽しめる高評価作。




















