【ボウと月夜の碧い花】お茶が美味しいメトロイドヴァニア – 攻略とレビュー
和の世界で歯ごたえのあるプラットフォームアクションに夢中になる『ボウと月夜の碧い花 Bo: Path of the Teal Lotus』。
ボウと月夜の碧い花の特徴
- ストーリー: 神の遣いボウが各地で人助けをしながら妖の国の問題に立ち向かっていく物語
- 攻略: 空中アクション多めでバトルと探索を攻略するメトロイドヴァニア
- 評価: プラットフォームアクションの歯ごたえが味わえて、各要素がしっかり楽しいゲーム
- 歯ごたえのあるプラットフォームアクションを楽しめる
- 探索が楽しく、やり込みたくなる
- 笑いもある日本昔ばなしが味わえる
- 当たり判定が怪しい時がある
『ボウと月夜の碧い花 Bo: Path of Teal Lotus』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
ボウと月夜の碧い花の攻略情報
ボウと月夜の碧い花の概要
タイトル | ボウと月夜の碧い花 Bo: Path of the Teal Lotus |
---|---|
開発元 | Squid Shock Studios, Christopher Stair, Trevor Youngquist |
販売元 | Humble Games |
発売日 | 2024年7月18日 |
対応機種 | PS5, Switch, Xbox, PC |
ジャンル | メトロイドヴァニア, 2D横スクロールアクション |
シリーズ | 新規IP |
プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) |
ストーリー
天から落ちてきたボウ
ゲームが始まると空から一滴の雫が落ちてきた。
その雫が、水面に浮かぶ蓮の葉に触れると、蕾が現れ膨らんだ。
蓮の花だ!…いや、狐だ!小さな狐が咲いた!
桃太郎かのように花から現れた真っ白キツネが本作の主人公ボウだ。
ボウは何さ語ることも戸惑う様子もなく、黙々と歩き始めた。
アサヒ先輩に馬鹿にされるボウ
進んで行った道の先で、ボウはアサヒという狐に出くわした。ボウとよく似たキツネだけどかなり大きい。
アサヒによると、アサヒとボウは同じテンタイハナであり、ボウの先輩にあたるらしい。
テンタイハナとは、天の神が遣わせた存在であり、アサヒ先輩はボウよりも先にこの妖の国で活動してきたそうだ。
「アサヒ先輩、ご指導ご鞭撻のほどお願いします!」と思いきや、アサヒは関わりたくないタイプの面倒くさい先輩だった。
「お前みたいな小さい奴には何もできないだろ」「ちょっと竹でも切って来いよ」などとボウはパシリにされてしまう。
テンタイハナは妖の国で何をするのか
馬鹿にされつつもアサヒ先輩によるチュートリアルパシリを終えたボウは、妖の国を進んでいった。
テンタイハナは神の涙の雫として天から落ちてくる。つまり、神が憂うような惨劇が起こる時に落ちるらしい。
ボウは何のために遣わされたのだろうか。
神の真意は分からないままに、ボウは妖の国で出会った人々の悩み事解決のお手伝いを始めた。
攻略のポイント
お茶を飲みながら進むメトロイドヴァニアゲーム
本作は、自分で道を見つけながら進んでいくメトロイドヴァニアゲームだ。
各地にいるNPCから依頼されるクエストを攻略しながらゲームが進行していく。
特定の場所で特殊なお茶を飲むと新たな移動スキルを習得することができる。これによって探索できる場所が増えていく。
また、桜の都というエリアが拠点となり、買い物やボウの強化を行うことができる。
拠点拡充の要素もあり、各地に隠れているコダマを見つけると、桜の都に新たな建物を建てられ、利用できる施設が増えていく。
変化する杖で戦い、探索する
ボウの武器は変形する杖だ。上述もした特殊なお茶を飲むと新たな杖の変化を習得することができる。
ボウには大きく分けて2種類の攻撃方法がある。
- 杖での攻撃
- 空中にいる敵や提灯を叩くと更にジャンプや空中ダッシュできる
- 変形させて強力な攻撃も可能
- ダルマ攻撃
- 魔法のような扱いで遠距離攻撃が可能
- 多種類あり、それぞれ属性が異なる
- 適宜使用するダルマを切り替えることができる
- ダルマ屋さんで墨を消費するとそれぞれの攻撃を強化できる
- 魔法のような扱いで遠距離攻撃が可能
敵に攻撃が当たると、茶瓶の湯が溜まる。これを一定量消費すると体力回復やダルマ攻撃ができる。
また、ジャンプ中など空中で敵を攻撃すると茶瓶の温度が上がる。茶瓶が沸騰状態になると、ダルマの第三の眼が開き、強力な攻撃に変化する。
探索して強くなるボウ
本作では、敵を倒した際やフィールド上で青いキツネビを手に入れることができる。これが経験値であり通貨にもなる。
しかし、ボウはレベルアップしたりスキルツリーをアンロックして強くなるわけではない。
各地で特定のアイテムを手に入れ、桜の都にいるラーメン屋さんや鍛冶屋さんに依頼することで各ステータスをアップグレードすることができる。探索しなければ強くなれないというわけだ。
また、装備品としては御守りがあり、攻撃力を上げるなど様々な効果を付与することができる。が、御守り紐を所持している数しか装備することはできない。
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ボウと月夜の碧い花のレビュー
物語: 笑いも満載の、幻想的な日本昔ばなし
随所に日本の神話や昔話がブレンドされている。
妖怪はもちろん、キツネの嫁入りや神社など、特に日本人にとっては馴染みのあるエピソードばかりで、「こんな風にゲームに取り入れるのか、なるほどなるほど」とアイデアに感心してしまう(開発元は海外スタジオ)。
日本語翻訳はかなり高品質で、笑えるセリフが多くて会話が楽しい。ボウ自身にはセリフがないので、一方的に言いたい放題言われるのも余計に笑いを誘う。
でも軽いノリというわけではなく、全体的には幻想的な雰囲気だ。
各エピソードを辿っていくうちに、ボウの使命や世界の事情が明らかになってくるのが面白く、どんどん物語を進めたくなる。物語の核心部分をチラ見せするテンポが上手い。
アクションだけではなく、物語や世界もちゃんと味わわせてくれるゲームだ。
操作性: 空中アクション多めの精密な操作ができる
本作は空中でのプラットフォームアクションで進む場面が多く、正確な操作が求められる。ボス戦でも、空中を上手く動いて攻撃を避けなければならない。
ハイペースなバトルが多く、かなり忙しい操作となる。でも直感的に分かりやすいボタン割り振りで戸惑うことはない。
空中に浮かぶ提灯や敵を叩いてアクションを繋げていく場所が多いけれど、ある程度の場所を叩けば当たった判定になる。
ただ、本作は敵にぶつかっただけでダメージを受けてしまうので、逆に「え、ここで当たる?」という疑惑のダメージ判定を受けることもある。
難易度: プラットフォームアクションの腕が試される
上述してきた通り、本作はプラットフォームアクション要素が強めなゲームだ。
ジャンプしてダッシュして、提灯殴ってまたジャンプして、しかもその周りはトゲ地獄などなど、かなり正確な空中アクション操作が求められる場面ばかりだ。
しかもトゲに触ったり崖から転落すると、結構前まで戻されるので、硬めな歯ごたえが味わえる。
新たな移動スキルを習得すると「しばらくは練習」な道というわけでもなく、すぐに応用編に挑まなければならないこともある。
敵の攻撃も空中で避けなければならないことが多く、バトルでもプラットフォームアクションの腕が求められる。
しかし、敵を攻撃すれば体力回復できるし、お金没収などのデスペナルティはないので丁寧にプレイしていれば必ず攻略できる適度な難しさで攻略できる。
システム: 探索がしっかり楽しめる良質メトロイドヴァニア
本作は、探索してアイテムを見つけなければボウを強化できないけれど、そのアイテムはしっかり各地に散らされている。「ここまで探索して良かった!」となるので、探索する楽しさが止まらない。
隠し通路も多く、メトロイドヴァニアの醍醐味である迷子になる楽しさがしっかり味わえる。
ダルマ集めとその強化、御守りの組み合わせや茶瓶のアップグレードなどやり込み要素が多種類あるので探索して得られるものも多いのでやる気が続きやすい。
プラットフォームアクション要素が1番強めではあるけれど、物語もバトルもやりこみ要素もどれもプレイしたい欲がどんどん湧いてくる質の高いメトロイドヴァニアゲームだ。
芸術性: 可愛い絵巻物の世界
繊細とは言えないけれど、日本の絵巻物のような水墨画グラフィックで描かれている。
キャラや敵のデザインは可愛く、滲むような淡い色彩も綺麗。
本作には、和風のアイテムがたくさん登場する。
特にお茶で体力回復するのが面白い。激しいボス戦の最中に、お茶を啜る姿は「緊張感どこいった?」とボスにツッコミ入れられそうなシュールな姿で笑える。
音楽ももちろん和風で、バトルになるとお祭りのお囃子のようなにぎやかな曲が流れるのがお気に入り!
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ボウと月夜の碧い花の総合評価
ボウと月夜の碧い花
総合評価
日本昔話風の物語、バトル、探索、やり込み要素と各要素にやる気が湧くプラットフォームアクションの腕が求められる高品質メトロイドヴァニアゲーム。和風の雰囲気やアイテムの使い方も面白い。
おすすめな人 | プラットフォームアクション強めな探索が好き 歯ごたえのある難易度が好き 和風の雰囲気が好き |
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おすすめではない人 | バトルに勝つことで強くなりたい プラットフォームアクションが苦手 寄り道を探すのが面倒くさい |
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