レビュー【Planet of Lana 2】毛玉生物の正体 | 謎解きとステルスで旅するパズルアドベンチャーゲーム

少女と不思議な小動物の強い絆で、美しい惑星の新たな争いに挑むパズルアドベンチャーゲーム『Planet of Lana 2』のネタバレなしレビューも攻略情報も詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 機械を持つ勢力との争いや、惑星の更なる真相が明らかになる前作後の物語
- 攻略
- ラナを操作しながら小動物ムイに指示を出して謎解きもステルスも攻略するパズルアドベンチャー
- 評価
- 圧倒的に芸術性が高く、物語と世界にどんどん入り込んでいく美しいゲーム
Planet of Lana 2の概要
| タイトル | Planet of Lana II |
|---|---|
| 開発元 | Wishfully |
| 販売元 | Thunderful Publishing |
| 発売日 | 2026年3月5日 |
| 対応機種 | PS5, Switch2/1, Xbox, PC |
| ジャンル | パズルアドベンチャー |
| シリーズ | Planet of Lana |
| プレイ機種 | Xbox |
本作は『Planet of Lana』の続編であり、その後の物語が描かれている。本作の冒頭で前作の内容を簡単に紹介もしてくれるが、物語を楽しむ上では前作からプレイするのがおすすめ。

Planet of Lana 2のストーリー
ラナとムイと惑星のその後

本作は前作『Planet of Lana』の後から始まる。
前作のあらすじをざっくり書くと、本作でも主人公を務めるラナは、原始的な生活をおくる自然豊かな惑星で暮らしていた。
しかし、ある日突然ものものしい機械が現れ、目的は分からないものの人間を攫い始めた。
機械が惑星を掌握していくなかでラナは不思議な力を持つ小動物のムイと出会い、力を合わせて機械軍団に挑んだ、という物語が描かれていた。
本作はその結末からしばらく経った後から始まる。
人々は暴走しなくなった機械を農業や漁に活用しており、ラナの住む集落の生活は少し変わっている。
ラナはというと、姉のイーロとその娘のアヌア、そしてもちろんムイとともに穏やかな日々を取り戻していた。
ただ、ラナは前作で惑星の過去を垣間見てしまってから好奇心が抑えられず、遺跡に忍び込んではあちこちを調べ回っていた。
機械より怖いのは人間

そんなある日、ラナの遺跡探索についてきていたアヌアが、見知らぬ人が落としていった鉱石から湧き出る毒ガスを吸って昏睡状態に陥るという事件が起こる。
しかも、その見知らぬ人物は1人どころではなく、ラナが住む集落近くに巨大な機械とともに集団で現れ、轟音をあげながら土地を掘り返し始めていた。
どう見ても良からぬ連中であり、もちろんラナたちに友好的な様子でもない。
集落の戦士である姉イーロは対応に追われ、昏睡状態のアヌアは全く目覚める兆しもない。
「自分にも何かできることはないか」と居ても立ってもいられなくなったラナは、ラクエンという物知りおじいちゃんが教えてくれたアヌアを治せる薬を作ろうと、希少な素材を求めて集落から1人駆け出した。
いや、1人ではない。小さいけれど頼りになるムイも一緒だ。
機械を操る集団の目的は一体何なのか、アヌアは助かるのか。
プレイヤーはラナとムイとともに惑星を旅し、前作では明かされなかった惑星の真実も目にすることになる。
Planet of Lana 2の攻略情報
物語に沿って各地を旅する

本作は物語主導型のパズルアドベンチャーゲーム。
物語はいくつかの章に分かれており、章ごとに旅する場所も状況も変わっていく。
章内でも前に戻ることはできず、物語に沿ってどんどん進んでいくことになる。
そして特定の地点にはチェックポイントが設定されており、通過するとオートセーブされる。
ラナかムイがダメージを受けるとゲームオーバーになってしまい、直前のチェックポイントからやり直しとなる。
ラナとムイを操作

プレイヤーが直接操作するのはラナ。
彼女はダッシュやジャンプ、さらに水中に潜って泳ぐこともできる。
ムイはラナの後を自動でついてきてくれるけれど、「待て」もしくは「ついて来て」と指示を出すことができる。
また、指定した離れた位置へムイに移動してもらうこともでき、簡単なスイッチなら押してもらうこともできる。
といった感じで、ラナを操作しつつムイに指示を出してギミックを使って謎を解いたり、敵を誘き寄せつつステルスで先へと進んでいくことになる。
基本的にラナが武器を持って敵と殴り合うといったゲームではない。
また、ムイは特殊能力を持っており、謎の波動のようなものを放つことができる。
この波動を放つと機械の電源をオフにして敵を一時的に無力化するといったことができる。ラナが無力化した機械を操縦できる場面もある。
さらに、この波動は機械に対してだけでなく動植物にも効く。波動に反応する動植物は操ることができ、足場を作ってもらったり壁を壊してもらったりといったことができる。
惑星の秘密

上述した通り、本作は物語に沿って進む1本道となっている。
ほとんどの場面では、画面右へと進んでいくことになる。
ただし、脇道がある場所があり、その先では「秘密」と呼ばれる謎の欠片を見つけることができる。
これが本作のやり込み要素であり、物語をより知ることができる収集要素にもなっている。
記事はさらに下へ続きます
【発売済み】最新おすすめゲーム
記事はさらに下に続きます
Planet of Lana 2のレビュー
物語: 鑑賞するようにテンポ良く楽しめる

各章は適度な長さで、場所や状況もがっつり変わっていくため、中だるみする瞬間なくどんどん攻略したくなる。
章で区切りられており忙しいゲームでもないけれど、良い早さで物語が展開するので先が気なってしまってやめ時を見失うゲームだ。
本作にはセリフはあるけれど理解不能な言語であり、セリフの内容や状況を推測しながらプレイすることになる。
言葉が分からなくても物語はちゃんと見て分かるように描写されており、それと同時に細かな部分はプレイヤー自身で想像するよう余白が残されている。
その加減がちょうど良く、より一層物語に夢中になれる。
前作プレイ済みだと、「なんだか不思議、とりあえずそこは謎のまま」だった部分が明らかになっていくのも嬉しいところ。
本作のような言葉で明確に説明されない考察する系のアドベンチャーゲームは語られすぎないのが良いところではあるけれど、「謎が謎のままなんだが」で終わってしまう部分も多い。そうした部分を続編でちゃんと答えを描いてくれるのは意外と珍しく、前作と合わせてシリーズへの愛着が湧きやすくなっている。
前作から引き続いて感動の展開になっており、常に可愛すぎるムイを傍に見応えのある映画のような演出が続き、感情移入しやすく世界に入り込んで楽しめる素敵な物語だ。
操作性: 使うボタンは意外と多いが、余裕もって操作できる

ラナとムイをそれぞれを操作し、さらに機械や動植物を操作できる時もある。
それぞれ操作するボタンは異なっており、手元は結構忙しくなる。
しかし、ステルスで進む場面でも走って逃げなければならない場面でも余裕はちゃんとあり、アクションゲームほどの素早い操作は求められない。
動かせるギミックなどに近づくと操作方法が画面上に表示されるので(没入感を高めるために表示オフにすることも可能)操作に迷うことはまずない。
ただ、高い場所などの足場にラナが縁に手をかける動作がうまく効かない時が何度かあった。
特に水中から陸に上がる時に縁を認識してくれないことが多く、その場でグルグル回り続けるラナ洗濯機状態になってしまい、少々手間取ったこともあった。
しかし、先に進めないなど困るバグには遭遇せず、攻略に支障のある不具合はなかった。
難易度: ヒントはないが、詰まることもない

ムイは水が大嫌い
本作の謎解きにヒントはない。セリフもないので、状況を見て自分で考えるしかない。
しかし、頭を抱えるような難しいパズルはない。
章ごとに異なるギミックが登場するけれど、章の冒頭にはまず「こんなギミックを使いますよ」というチュートリアル的なご紹介パズルが最初にあり、徐々に他のギミックとの組み合わせなど応用編へと移っていくので解き方が分からなくなるようなことは起こらない。
また応用編になっても、複雑すぎるパズルはない。
本作は物語を楽しむゲームだ。
謎解きやステルスに時間がかかり過ぎない良い塩梅になっている。
一方で、プラットフォームアクションで急いで逃げなければならない場面があり、ラナもムイもダメージ一発でお亡くなりになるので、初見殺しな場面もある。
しかし、チェックポイントは謎解きを攻略した直後やアクションパートが始まる直前に設定されているので、ゲームオーバー時に巻き戻されすぎる心配はない。
システム: できることが多彩になり物語も謎解きも楽しい

ちょうど良いくらいの間隔で謎解きとステルスが挟まれており、物語をぐいぐい楽しむことができる。ゲームプレイと物語描写のバランスが良い物語主導型ゲームだ。
ギミックの種類が多いので「同じパズルが繰り返されてる」とは感じず、ラナとムイと機械に動植物にと操作できる種類が多いので、謎解きごとに考える楽しみもちゃんと味わえる。
できることが増えたことで、前作と比べて謎解きの面白さが上がっているとも感じた。
ちなみに、ラナがしゃがんだ状態でムイに近づくと撫でることができる。
どんどん進み続けるゲームではあるけれど、本作をプレイすると絶対に湧いてくる「ムイを愛でたい愛でたい、愛でさせろ!」という気持ちを満足させてくれるオマケが用意されているのは嬉しいところ。
芸術性: 全ての瞬間が絵になる

物語もゲームプレイもしっかり面白いけれど、「本作の一番の魅力は?」と聞かれたら、芸術性の高さだ。
人物のデザインはシンプルでありつつ、画面全体で絵画になっている。
機械だらけだろうが海岸だろうが絶景だらけで、画面のズームやアウトの加減含め1秒ごとに絵になる美しさだ。特に青色と緑色の色の出し方が美しくて色づかいにも見惚れてしまう。
カットシーンでは、絵画が映画のように動く。
そして、BGMも美しい。
前作にも登場した印象的なメロディが効果的に使われており、もはやオープニングから演出の美しさに泣いてしまった。
大体どのゲームでも続編になると、グラフィックが進化している。本作でも細かく見ればそうだ。
しかし、前作で既にクオリティがかなり高く、前作と雰囲気は良い意味で全く同じなので、前作未プレイの人は前作と合わせてプレイしても遜色感じず楽しめると思う。
総合評価と似ているゲームは下へ
Planet of Lana 2の総合評価
Planet of Lana II

総合評価
前作後の物語を美しいグラフィックと音楽に包まれながら辿れるパズルアドベンチャーゲーム。できることが増えて謎解きの面白さが上がっており、物語にも世界にも惹き込まれる、ゲームプレイと物語のバランスが良い物語主導型ゲーム。
長所と短所
良いところ
- 絵画のように美しく、芸術性が高い
- 前作の謎にも答えてくれる、感動の物語
- 謎解きとステルスのバランスがちょうど良い
残念なところ
- ゲームプレイ部分で前作から大きく進化した要素はない
こんな人におすすめ!
おすすめな人
- 芸術性高いゲームが好き
- 物語や雰囲気が良いゲームを探している
- 自分で考える謎解きが好き
おすすめではない人
- 自由度高いゲームを探している
- 複雑な謎解きを求めている
- 長時間遊べるゲームを探している
Planet of Lana 2に似ているおすすめゲーム
Planet of Lana
前作。本作冒頭に前作のあらすじのおさらいは流れるけれど、ラナとムイの出会いや惑星の歴史を知るなら、前作からプレイするのがおすすめ。
芸術性や演出は本作同様クオリティ高く、感動の物語を堪能できる高評価作。
Neva
動物の相棒とともに旅する物語主導型アドベンチャーゲームなら、こちらもおすすめ。
腐敗する世界に戦士とオオカミが立ち向かう感動の物語が描かれる。本作よりアクション性が高い。こちらも芸術性の高さも大きな魅力となっている高評価作。





















