【Space for Sale】気ままな惑星不動産エージェント – 早期アクセス攻略とレビュー
色鮮やかな未開の惑星をクライアントのために開拓する穏やかなシミュレーションゲーム『Space for Sale』。
Space for Saleの特徴
- ストーリー: 不動産エージェントが未開の惑星を魅力的に開拓していく物語
- 攻略: 惑星の調査と建築を行い、住民満足度を上げていくシミュレーションゲーム
- 評価: もはや主人公が1番観光を楽しんでいる状態で、散策しつつゆったり開拓できる
- 極彩色の美しい惑星風景
- のんびりプレイできる
- 制限があるなかでのシミュレーションが楽しめる
- 面白さを感じるまでの道のりがぼんやりしている
- 自由度が低い
『Space for Sale』の攻略もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
Space for Saleの攻略情報
Space for Saleの概要
タイトル | Space for Sale |
---|---|
開発元 | Mirage Game Studios |
販売元 | Mirage Game Studios |
発売日 | 2024年7月30日 |
対応機種 | PC |
ジャンル | アドベンチャー, シミュレーション, サンドボックス |
シリーズ | 新規IP |
プレイ機種 | PC早期アクセス版(ゲームパッド使用) |
ストーリー
宇宙の新人不動産エージェント
本作の主人公はスペースエージェント(ほんのりキャラクリ可能)。
中古の不動産開発星間クルーザーを購入し、宇宙不動産業界に参入した新人不動産エージェントさんだ。
主人公は、少々ふざけているサポートロボットから指示を受け、早速未開拓の惑星へと旅立った。
不動産エージェントなのかデベロッパーなのか
着陸というより墜落で目的地に到着した主人公は、早速惑星を見て回ることに。ここから、不動産エージェントとして成り上がるんだ!
しかし、到着した惑星は自然豊かではあるけれど、クライアントが住みたくなる惑星かといわれると、うーん、まだちょっと魅力が足りないし、住むには不便だ。
それなら!自分でクライアント好みの惑星に変えてしまえばいい!
エージェント業かと思いきや、もはや不動産デベロッパー、いや大工さんとなって、主人公は惑星開発に乗り出した。
攻略のポイント
惑星の生態調査
本作では、惑星の各所に様々な設備を建てて住民(クライアント)を増やし、更に住民の満足度が上がるよう惑星を作り込んでいく。これがゲームのメインだ。
そのためには、まず惑星を調査することから始めることになる。
例えば、資源を生産する鉱石切削機を設置するには鉱脈が必要で、魅力を上げるウォーターパークを設置するには温泉が沸いている水場が必要だ。そうした特定の地形を見つけなければならない。
また、惑星上の植物や動物を調査することで、クラフトに利用できる資源の情報を得ることもできる。
気になるものを見つけたらスキャナーを構えて生態調査し、どこにどんな地形があり、利用できる資源には何があるかを記録していく。こうした情報を元に惑星開拓を進めていくことになる。
建築とクライアントの移住
惑星上の特定の空き地にはハブを作ることができる。
電力が必要な住民(クライアント)の家やクラフト設備は、ハブから電力供給される一定範囲内に建築しなければならない。
科学者や植物学者など住民となるクライアントにはタイプがあり、各タイプの住民の満足度が一定量上がるごとに新たな建築物やクラフトレシピがアンロックされる。
各建築物には、建築に必要な素材と特定のタイプの住民数など、そして建てた際に得られる住民の満足度や生産される資源が決まっている。
しかし、ハブごとに住民数の上限があり、利用できる地形の場所や数も決まっている。惑星の状況を見極めながら全タイプの住民がバランスよく満足できるように建築しなければならない。
クラフト
ひたすら惑星を探索して素材を集めて建築を繰り返すことになるけれど、惑星上には攻撃してくるエイリアンもいる。また、殴ったくらいでは採取できない硬い鉱物などもある。
体力回復アイテムや、より強力なツールは自分でクラフトしなければならない。中間素材を経なければならないクラフトもあるし、爆弾や武器も作ることもできるようになる。
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Space for Saleのレビュー
物語: 描写は少ないけれど、笑えるネタ多め
会話はあまりなく(主人公にはセリフもない)、黙々と作業を続けることになる。物語要素は軽めだ。
条件さえ整えば住民はサクッと現れてサクッと住み始めるので、クライアントと交渉したり営業をするイメージの不動産業エージェントという設定はいつの間にか忘れてしまっていた。
作業を繰り返すゲームなので、本作の設定を活かしたエピソードや会話が増えると、本作の世界に入り込みやすくなると思う。
一方で、メインクエストや各アイテムの説明文はコミカルなものが多くてクスッと笑える。ノリが面白いので、フルリリースに向けてイベントシーンが増えることに期待!
操作性: ほぼ問題なし、チュートリアルはざっくり
建築やクラフトなど作業することが多いけれど、操作に不便さは感じない。
建築メニューを表示すると、そこに建てられる建築物だけハイライトされるので分かりやすいし、必要な素材も見やすく表示される。
バギーをクラフトすればブンブン走り回れるし、テレポーターを作ればファストトラベルもバシバシできる。特にバグに遭うこともなく、快適に惑星を走り回ることができる。
ただ、チュートリアルはちゃんとあるけれど、あまり体系立っておらず、序盤は「このゲームは何が目的なんだろうか」と思うことがあった。
サンドボックス要素のあるゲームは自由さが魅力ではあるけれど、序盤にしっかり道筋があった方が本作に入り込みやすくなると思う。
難易度: ゆったりまったりプレイできる
資源はあちこちでポコポコ再生されるので素材不足で困ることはなく、探索を怠らなければ利用できる地形はどんどん見つかる。
もちろん全タイプの住民の満足度を満遍なく上げるため、どの素材やどの建築物を用意するか開拓計画を立てながらプレイすることになる。
でも、建築物の作り替えは簡単で、満足度がなかなか上がらなくても住民に暴動を起こされることはない。
失敗する心配はなく、自分のペースでゆったりプレイすることができる。
ちなみに、HPがゼロになると持ち物をその場に落として最後に訪れたハブで復活する(落としたアイテムは回収可能)。
たまに好戦的なエイリアンがいるけれど、倒されるようなことはない。ゲームオーバーになったのはバギーで爆走して滝に突っ込んでしまった事故死くらいだ。
資源管理や各要素のバランスの取り方に悩む必要はない、カジュアル寄りの難易度だ。
システム: 動線はぼんやりしつつも、徐々にシミュレーション要素が出てくる
本作は、のんびり探索しながら惑星開拓もする穏やかなシミュレーションゲームという印象だ。
開拓の序盤は、物語やチュートリアルがざっくりしていることもあり、「不動産エージェントってこういう感じなんだっけ?」とコンセプトから想像するゲームと実際のゲームプレイのギャップに戸惑った。
しかし、住民が増えてくると、資源を生産できる地形と住民数に上限があるなかでどう満足度を高めるかというシミュレーションの面白さがじわじわと高まってくる。
建築できるものが増える(ハブの外にも建てられるようになる)と、どんどん自分好みの惑星にしていく楽しさも増していく。
序盤から本作の面白さを感じられるまでの動線がぼんやりしているのが勿体ない。
また、個人的には惑星をドライブしながら探索するのが楽しいので、登場する惑星の数が増えることにも大きく期待したいところ!
芸術性: カラフルで奇妙で可愛い惑星は散歩におすすめ
惑星上には起伏のある地形や植物がぎっしり敷き詰められており、色鮮やかで高品質な3DCGで描かれている。
植物もエイリアンもカラフルでデザインが奇妙で可愛く、個人的には特に目的もなく景色を眺めながらドライブするのがおすすめ。急かされるゲームシステムでもないので、ゆったりまったり探索できるのが嬉しい。
BGMの曲数は多くないけれど、穏やかなゲームプレイにぴったりの癒される曲が流れている。
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Space for Saleの総合評価
Space for Sale
総合評価
カラフルで見た目も探索が楽しい惑星を舞台に、開拓シミュレーションを楽しめる穏やかな癒しゲーム。ゲームに入り込ませる動線がやや弱いのが気になるところ。フルリリースまでの更なる進化に期待!
おすすめな人 | 探索が好き カラフルなグラフィックが好き のんびりプレイできるゲームを探している |
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おすすめではない人 | 明確な目的をどんどんクリアしたい 忙しさが魅力のシミュレーションゲームを求めている 複雑なクラフトを期待している |
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- 住民と交流しつつ、好みの島を作ったり装飾を楽しむことができる