レビュー【デイヴザダイバー】時すでにお寿司おじさん | 漁もお店運営にも勤しむローグライクゲーム Dave the Diver

昼も夜も忙しすぎて楽しすぎるローグライクとシミュレーションどちらも味わえる中毒ゲーム『Dave the Diver デイヴ ザ ダイバー』の攻略情報もレビューもネタバレなしで詳しく掲載。
似ているおすすめゲームや関連作も紹介する。
- ストーリー
- 漁とお寿司屋さんを運営しながら、海に隠された謎も解き明かしていく物語
- 攻略
- 昼はローグライクアクションな漁、夜はお寿司屋さん運営でシミュレーションをプレイするローグライトゲーム
- 評価
- 各要素がテンポよく変わり、やめる隙も飽きる隙もなくどんどん夢中になっていく面白さ
Dave the Diverの概要
| タイトル | Dave the Diver デイヴ・ザ・ダイバー |
|---|---|
| 開発元 | MINTROCKET |
| 販売元 | MINTROCKET |
| 発売日 | 2023年6月28日 |
| 対応機種 | PS5/4, Switch, Xbox, PC |
| ジャンル | ローグライク, アクション, シミュレーション |
| シリーズ | 新規IP |
| プレイ機種 | PC(ゲームパッド使用) |
本作は発売後に追加コンテンツや『Dredge』『Potion Craft』など他の人気ゲームとのコラボコンテンツも配信されている。
さらにジャングルに場所を移す大型DLC「In the Jungle」が2026年春配信予定となっている。
デイヴザダイバーのストーリー
呼び出されたデイヴ・ザ・ダイバー

どこかの海岸でバカンスを楽しむお腹がタプッとした男性。
それが本作の主人公であるデイヴだ。
物語は、威勢のいいコブラという名のおじいちゃんから電話がかかってくるところから始まる。
「すごい場所を見つけたぞ!ビジネスチャンスだぞ!」と電話の向こうでコブラおじいちゃんは息巻いている。
というわけで、誘われるがままにデイヴがたどり着いたのはブルーホール。
コブラによると、そこは潜るたびに地形が変わるという不思議で海洋生物豊かなブルーホールだという。
ちなみに、ブルーホールとは海に穴が開いたのように見える突然水深が深くなっている場所のこと。
現実にも存在する地形ではあるけれど、潜るたびに様子が変わるというのは初めて聞く話だ。
そんな不思議なブルーホールでコブラが一体何のビジネスをするつもりかというと、寿司屋を開くらしい。
既にバンチョという硬派な寿司職人も雇っており、店舗もオープン可能な状態。あとは寿司ネタ待ちだ。
謎多きブルーホール

寿司ネタはもちろん海産物豊富なブルーホールから獲ってくる。
というわけでダイバーであるデイヴが呼ばれたわけだ。
ところが、押しに弱いデイヴがコブラの新たなビジネスに強制参加させられることが決まった途端、大地震が発生する。
3人とも無事ではあったものの、せっかく準備したお店の内装がボロボロになってしまった。
「これはオープン延期だな」とデイヴもプレイヤー側も判断したけれど、コブラは既に有り金全てを開店準備に注ぎ込んでしまい、もう稼ぐしかない状況だ。
強面な寿司職人バンチョも、とにかく寿司を握らせろと威圧してくる。
全てを押し付けられたデイヴは、見切り発車で食材調達とお寿司屋さんの切り盛りを始める。
しかし、海に潜ったデイヴは寿司ネタどころか謎の巨大生物や魚人族文明の存在など、お寿司屋さんどころではない穏やかではない事件を目撃することになる。

デイヴザダイバーの攻略情報
昼と夜で仕事が変わる

本作には時間と日にちの概念があり、日中と夜の2つの時間帯を交互にプレイし、それぞれでゲームプレイが変わる。
- 日中
- 海に潜って漁と探索を行う
- 午前と午後に分かれている
- 海からボートに戻った時点で次の時間帯に変わる
- 時間が自動で経過するわけではない
- 夜
- お寿司屋さんの営業時間となり、お店の運営を行う
- 開店とともに時間が自動的に過ぎていく
- 営業時間が終わると強制終了となり、翌日午前に移行する
このサイクルを繰り返してゲームが進行していく。
ローグライク漁業

日中の漁業はローグライクアクション(ローグライト)をプレイすることとなる。
潜る度に海中の地形は変化し、獲物となる魚たちの居場所も変わる。
デイヴは泳ぐ(移動)ことと、近接攻撃と遠距離攻撃で魚を獲ることができる。
漁で使う武器は海中で拾うことが出来るけれど、漁を終えたタイミングで自動的に失ってしまう。
また、海中にいる間には刻々と酸素残量が減っていき、海洋生物に攻撃されたりダメージを受けた際にも酸素残量を一定量失ってしまう。
酸素残量が漁ができる残り時間であり、デイヴの体力というわけだ。
海中に落ちている酸素タンクなどを拾えば回復することはできる。
そして、自力で海面まで戻るか脱出ポッドを利用して無事にボートまで帰った場合は、獲得した全ての食材やアイテムを持ち帰ることが出来る。
しかし、酸素が尽きてしまって海中で意識を失ってしまった場合は、獲得したアイテムから少数の持ち帰ることができる(プレイヤーが選択可能)。
その他のアイテムは全て失ってしまうので、安全な帰り道を考えながら漁をしなければならない。
お寿司屋さんシミュレーション

夜のお寿司屋さんパートでは、デイヴはホール業務とお店の運営を担うことになる。
営業中には次々とお客さんが来店してどんどんお寿司を注文する。
プレイヤーはデイヴを操作して寿司職人が握ったお寿司を注文通り提供し、飲み物も注いでいく。
お客さんは待たされるほどイライラしてきて、あまりにも提供が遅いと怒って帰ってしまう。
そして、昼に獲った魚を食材にしてどのお寿司をいくつ出すかメニューを決めるのもデイヴの仕事だ。
営業時間中でもメニューを替えることはでき、高級魚のお寿司や手の込んだお寿司などメニューによって値段設定も変わる。
メニューに載せた時点で食材は貯蔵庫から出してしまうので、売れ残ってしまうと営業終了時に廃棄される。
食材の残量と営業時間の残り時間を見極めながらメニューを決めることが大事だ。
お店が軌道に乗ってくるとどんどんお客さんが増えていくため、スタッフを雇用したり教育したり、さらにはお店の内装や新メニューの研究などもデイヴの裁量で決めることになる。
事業拡大とブルーホール探索

昼も夜も大忙しのデイヴだけど、お寿司屋さんの経営だけを気にしていればいいだけではない。
海中で武器を獲得すると設計図を手に入れることができ、必要素材が集まったら新たな武器を作製しできる。
自分で作製した武器はダイビング後に失うことはないので、本作の永続強化にあたる。
お寿司屋さんの売り上げで酸素タンク容量を増やすなど、デイヴ自身のアップグレードもできる。
また、指定された海洋生物を捕まえて自然保護団体に寄付したり、お宝を手に入れて資金の足しにすることもできる。
そして、海中を探索して魚人文明を解明するなどメインストーリーを進めることも忘れてはいけない。
さらにお寿司屋さんでもストーリーは展開する。
時々VIP客が来店して特別メニューを注文されることがあり、攻略すると物語が展開することもある。
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デイヴザダイバーのレビュー
物語: 突拍子もない事件も起こるギャグ漫画状態

デイヴはひたすら海とお寿司屋さんを行ったり来たりの毎日を過ごす。
デイヴはもはやプライベートな時間もなく働いており、ドラマが起こる暇もないほど忙しい。
ひと通りのことを覚えたら同じことの繰り返しになってしまいそうだ。
ところが、本作には魚人伝説や凶暴な怪物の出現など、ちゃんと真相や先が気になる物語が用意されている。
そう、デイヴにはプライベートも吹き飛ぶくらいの仕事上の突拍子も無いドラマがたくさん待ち受けているのだ。
デイヴに降りかかる事件は笑える展開や演出が多く、思わずクスクス笑ってしまうエピソードなかりで常に軽快で明るく楽しい雰囲気でプレイできる。
デイヴ自身はのほほんとした性格だけど、身一つで鮫に立ち向かわされたり、危険な遺跡に挑まされたり、大変な目に遭わせられまくるのが面白い。
そしてNPC達は、かなり濃いキャラ揃い。
物騒なおじいちゃん、ひたすら全てに厳しく漢な寿司職人、超絶オタクな武器作製屋、無理難題ふっかけてくる自称研究者達、過激すぎる自然保護団体。
そして、VIP客達も個性強め。ぶっ飛んだ著名人が多い世界だ。
しかも、その全員が真剣な面持ちで笑わせてくる。
本人たちは至って真剣なので、ギャグ漫画のように物語を楽しめる。

操作性: 正確な当たり判定で、鈍さもちゃんと反映される

昼と夜でゲームプレイはガラリと変わるけれど、それぞれ操作方法はシンプル。
チュートリアルも丁寧ですぐに慣れることができ、操作性も良好。
漁で獲物となる魚は大小様々で、アクション自体はシンプルでも当たり判定は正確。小さな魚に銛を当てるのはなかなか大変だ。
また、持ち物に重さの概念があり、欲張って魚を捕って容量超えしてしまうとちゃんとデイヴの動きも鈍くなる。
お寿司屋さんでは走ることもできるけれど、デイヴにはスタミナゲージがあり、カウンターの端から端までそう容易くは動けないことが面白さにつながっている。
また、サブクエストや永続強化など登場する要素は多いものの、メニュー画面がスマホのアプリを模しているためとっつきやすく理解しやすいのも良いところ。
ただ、攻略中のクエストに必要なものは画面に表示させておくことはできるけれど、任意の武器を作成するためなどに必要な素材数を画面上にピン留めできないのはやや不便だ(一瞬表示はされるけれど)。
難易度: ちょうどいい面倒くささ

新レシピなどがアンロックされる
昼は酸素残量、夜は営業終了時間という時間制限があることで常に良い緊張感があり、さっさと攻略できない難易度バランスが保たれている。
ゲーム進行に関わるクエストも徐々に難しくなっていく。
VIP客からのリクエストには締切日もあるので、時間を無駄にすることはできない。
とはいっても、時間に追われるピリピリしたプレイになるわけではなく、ゲームが中弛みしないテンポを支える遅くも早くもない程度で時間は流れる。
また、お寿司屋さんの経営も厳しくはなく、高級魚ばかり狙わなくても何かしらの魚を獲っていれば着実にお金を稼ぐことができる。
強化する要素が多いので出費はかさむけれど、ぬるくなく厳しすぎもしない価格設定になっている。
特に漁はアップグレードによる効果がしっかり効くローグライトとなっているので、よほどサボらなければ漁は確実に楽になってくる。
「毎日コツコツお寿司屋さんやろうぜ!」な経営方針で十分に攻略できるけれど、各要素に面倒くささがうまく盛り込まれており良い難易度バランスで楽しめる。
ただ、海中はランダムマップになっているけれど、そのランダムさは低めで、潜るたびに新鮮という感覚はあまり味わえない。
システム: プレイをやめる隙がない

昼はローグライトな探索とアクションで、夜は時間管理も求められるシミュレーション。
昼夜でゲームプレイががっつり変わる。これが本作最大の魅力。
お寿司屋さんでは食材が廃棄にならないよう無駄なく儲かるようにメニューを決めるストラテジー要素も楽しめる。
しかも、どちらにも時間制限があるというのが上手いところ。
「もうちょっと漁をしていたい」と思うくらいで酸素がなくなり、間髪入れずにお寿司屋さんが回転する。
そして、今度は「もう少しお寿司屋さんパートをプレイしていたい」と思うあたりで閉店時間となる。
すると、さっきもう少しプレイしたいと思っていた漁が始まるので、「あ、そうだ、さっき楽しかったとこで終わったんだ」となり、そのまま漁を始める。
無限ループするかのようにプレイを続けてしまい、しかも先が気になる物語まで展開する。
気がついたら既に時間が溶けていた。
おじさんダイバー物語にどっぷりハマってしまっていた。
飽きる前に別の要素を出してくるゲームテンポの作り方が異様に上手く、中毒性が高い危険なゲームだ(褒め言葉)。

やり込み要素がたっぷり!
芸術性: 好感度高いピクセルアート

毎回スキップせずに見てしまう
本作はポップで可愛いピクセルアートグラフィックで描かれる。
この見た目のとっつきやすさも本作の魅力だ。
カットシーンも全てピクセルアートで描かれており、わざとシリアスな調子に描いたりなど全力で笑いを誘ってくる。
海中は美しく、小さな魚から大きな魚まで入り乱れていて綺麗。
プレイすればするほど、「あの魚は高いネタ、この魚は安いネタ」という邪な目で見るようになってしまうけれど。
BGMは穏やかな曲調で本作の雰囲気にぴったりだ。
ただ、曲数はあまり多くはない。
メニュー画面ではサウンドトラックを聴くことできるので、それを利用して潜る時のBGMを変更できるといった機能があるとより楽しくなると思う。

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デイヴザダイバーの総合評価
Dave the Diver

総合評価
ローグライクアクションな漁と、時間管理が求められるシミュレーションのお寿司屋さん運営を繰り返す忙しく楽しいローグライトゲーム。ゲームのテンポが異常に良く、笑える物語やたっぷりのやり込み要素など夢中にならないわけがない高評価作。
長所と短所
良いところ
-
昼夜で全く異なるゲームプレイが楽しめる
-
ゲームプレイも物語もテンポが良く中毒性が高い
-
やり込み要素が豊富
残念なところ
-
ランダムマップのランダムさは低め
こんな人におすすめ!
おすすめな人
-
忙しいゲームプレイが好き
-
シミュレーションゲームが好き
-
コメディな物語や雰囲気が好き
おすすめではない人
-
制限時間があるゲームが苦手
-
ローグライクかシミュレーションかどちらかだけ楽しみたい
-
笑いに走られると冷めてしまう
デイヴザダイバーに似ているおすすめゲーム
Moonlighter

シミュレーションもローグライトも楽しめるゲームなら、こちらもおすすめ。
夜はダンジョン探索してアイテムを集め、昼はお店でアイテムを売るという忙しい生活を楽しめる高評価作。
Cult of the Lamb

こちらもシミュレーションとローグライクアクションを両方楽しめる人気作。
カルト教団を運営し信徒の生活を管理しながら、バトルも攻略する。ダンジョン探索中も拠点で信徒たちの生活が自動で進むのが難しさであり面白さ。




















