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PlayStationとXboxは何かにつけてバチバチだ。お互いに高め合ってくれるので、ゲーマーにとっては良いことなんだけど。
そんな両者の現在のエース対決はPlayStation5(PS5)とXbox Series X(XSX)だ。

私はコンソール(家庭用ゲーム機)大好きゲーマーなので、どちらでもゲームをプレイしている。で、実際に使用している上での両者の違いや感想をお伝えする。
ゲームをプレイする上で気になる項目ごとに、どちらがオススメかを書き出してみる。
これからどちらを買おうか迷っている方、どちらか一方を購入したけれど「買わなかった方も気になる…」という方の参考になれば幸いです。
ゲームソフトの充実度
発売本数
ゲーム機を持っていたとしても、面白いゲームがプレイなきゃダメだ。ゲーマーにとってはこれが1番重要。
最近の大作などメジャータイトルは、PSでもXboxでも同時発売されることが多い。
ところが、日本国内版はPS5版のみでの発売になることも多い。特にパッケージ版はPS5版だけしか発売されないことばかり。これはXboxの日本国内ユーザーが少ないから仕方ない。
ただ、最近はダウンロード版の販売が主流になってきているので、「絶対パッケージ版しか買わない」という人でなければXSXでも支障はない。


実際にプレイできるゲーム
最近のゲームはPS版とXbox版は同時発売されることが多いと上述したけれど、注意点がある。
海外ゲームの場合、Xbox版には日本語版が収録されていないことがある。
実は、インディーゲームでは結構ある。
日本国内版のパブリッシャーがXbox版を配信していないのが理由だろうけれど、これも国内Xboxユーザーが少ないので仕方ないことではある。
そのため、PS5でゲームを購入する方が安心だ。
ただ逆に、Xbox上では購入可能なゲームのラインナップが海外とほぼ同じ。
つまり、日本国内版が未発売だったり、日本ではWindows PC向けにしか発売されていないゲームでもプレイ可能なことが多い。
海外ゲームやインディーゲーム好きな人や英語が大丈夫な人にとっては、Xboxの方がより多くのゲームに出会える。


サブスクの充実度
近年のゲーム機にとって重要なのがサブスクリプションサービス。
対象タイトルが遊び放題になったり、オンラインマルチプレイが可能になったり、ゲーマー生活に欠かせないものになっている。
PlayStationにはPS Plusがあり、Xboxには Xbox Game Passがある。
サブスクに関しては、圧倒的にXboxの方がおすすめだ。Xbox Game Passのお得ぶりや充実っぷりはハンパない。
超大作も注目のインディーゲームも発売日当日から対象となり、もちろん過去の名作も対象になっている。Xbox Game Pass Ultimateのプランでは、Windows PCでも遊び放題になるため、
Xbox Game PassのためにXSX買っても元が取れるんじゃないかっていう豪華さ。私はXSXが到着した当日からずっと加入し続けている。


一方で、PS Plusの方は、いくつかの料金プランがあり、PS3など過去の名作や比較的新しい人気作が遊び放題になるプランもある。
最新作によっては時間制限付きでプレイすることが可能になることもあるけれど、発売日当日から遊び放題の対象になることはない。

ゲームプレイの感覚
ロードの速さ
PS5もXSXも「ロード時間が爆速ですよー!」と謳っている。
ゲーム内容や使用環境によっても変わるので、あくまでも私の体感だけど。
正直なところ…、どっちも速い!
比較になってないけれど、どちらでもロード時間が気にならないほど速いのだ。
ただ、XBXのクイックレジューム機能は猛烈に便利。
複数のプレイ中のゲームを一瞬で切り替えられる機能だ。中断していたところから再スタートできる。
2本以上のゲームを同時並行してプレイする人にとって重宝する機能だ。
忙しいアクションゲームをしてて、ちょっとゆったりシミュレーションゲームしようかなーって思ったら、もうそっちのゲームが始まってる。そのくらいの素早さっぷりだ。
ちなみに、完全に私の体感ではあるけれど、XSXの方がロード時間が速いと感じることが多い。
コントローラー
ゲーマーにとって、長時間持つことになるコントローラー。
ここでは純正コントローラーの感想を紹介する。
PS5のコントローラーの魅力は2つ。
ボタンを押す力具合がゲームプレイに反映されるアダプティブトリガー、踏みしめる地面によって細かくコントローラーの振動が変わるハプティックフィードバック。
PS5のコントローラーは、めちゃくちゃ楽しい。PS5にプリインストールされている『アストロプレイルーム』をぜひ最初にプレイしてみてほしい。両手が「うわ、うわっ、うわぁ」となるはず。

ただ、PS5のコントローラーは大きくて重ため。ちょっと手が疲れてきやすい。
一方で、Xboxの純正コントローラーは持ちやすく軽め。長時間プレイでもストレスなく使用することが出来る。
PS5の機能に対応していないゲームを長時間プレイする際には、XSXのコントローラーの方が使いやすい。
また、XSXのコントローラーはWindows PCの純正コントローラーでもあるので、接続や互換性も良く、PCでゲームをする人にもおすすめだ(PS5のコントーラーもPCで使用可能ではあるけれど、Xbox向けのボタン表記になっていることが多い)。
画質
画質に関してはほぼ同等のスペックなので、比較するのは変なんだけど。
どちらもめちゃくちゃ綺麗。
ただ、これはゲームによって差が出ることがあるので注意。
同じゲームでも、PS5とXBXではグラフィックに細かな違いが生じることがある。比較動画などと共にネット上に報告が上がっていることもある。
あまりない状況だと思うけれど、同じゲームをPS5でもXSXでもプレイしたら差を感じることがあるかもしれない。

サウンド
使用しているスピーカーや使用環境によって感想が変わるところ。
私はPS5でもXSXでも同じスピーカーを使っているけれど、私のごくごく平凡な聴覚ではどちらも迫力満点。
違った魅力が売りのNintendo Switchを引き合いに出すのは申し訳ないけれど、どちらもNintendo Switch(テレビモード)とはケタ違いだ。
ただ、XSXはDolby Atmos ドルビーアトモスに対応している。ホームシアターじゃん!
一方、PS5は3Dオーディオ機能だ。純正のヘッドセットを使用すれば臨場感は増し増し。

でも、今のところ、やっぱりドルビーアトモスに軍配が上がる。

UIなど
これは、個人の好みがあると思うけど。PS5のホーム画面ではゲームソフトが横にズラッと並んでるし、トロフィーや進行状況も表示される。
PS5の方がスタイリッシュで直感的に操作しやすい。
あとは、ライブ配信する人にとっては、PS5は本体から直接YouTubeにもTwitchにも配信できるのは良いところ。
Xboxでは、本体からはTwitchにしかライブ配信できない。

本体と周辺機器の充実度
本体デザインとサイズ
好みはあると思うけど、PS5の方が「ゲーム機置いてる!」感がある。
PS5は発売時に空気清浄機ってネタにされてたし、確かに巨大で奇抜なデザインだ。
「そんなPS5が好き!」という人ならオブジェ代わりにもなる。「PS5だよー!PS5だよ!」と存在感を出してくるゲーム機だ。
一方で、XSXは、もはやゲーミングPCな出立ち。シンプルで、上面の穴空きがカッコイイ。
開封した時は、意外とコンパクトでびっくりした。インテリアに馴染み、「XSXですが、何か?」という佇まいのゲーム機だ。
本体のカラーバリエーション
デフォルトでは、PS5は白多めの白黒。XSXは真っ黒。
でも、PS5は本体カバーの色違いが公式から発売されている。
本体カバーは、PS5本体の両脇を支える板状のもので、本体と別売りで購入して取り替えることができる。





XSXは、何かとコラボして特別仕様の本体が発売されることはあるけれど、基本は黒一色。
ストレージ拡張性
ゲーマーにとってヒヤヒヤするところ。それはストレージの空き容量。
超大作のゲームの発売時期が重なり、同時並行プレイしようとワクワクしてダウンロードしてると、恐怖のメッセージ「ストレージ容量が足りません」。
PS5もXSXもストレージはSSDだ。爆速ロード時間を可能にしているのは、この内蔵SSDによるもの。
内蔵SSDはXSXの方が容量が大きい。1TBだ。
PS5の方は約670GBがストレージとして使用可能と言われている。
PS5もXSXもストレージの拡張は可能であり、爆速体験を損なわないならやはり内蔵SSDの拡張だ。
XSXはめちゃくちゃ簡単。
公式でも販売されているSeagateのXbox Series専用のSSDを本体裏側にスイッと差し込めば完了。外付けする感覚なのに、内蔵SSDと同等に機能する。

一方で、PS5の方はちょっと手間がかかる。本体カバーを開けてセットする。
しかも、要件を満たしているSSDじゃないとダメだ。機械に詳しくなければ、信頼できるメーカーからPS5向けとして販売されている商品を選んだ方がいい。


アクセサリ
本体と組み合わせて使う周辺機器の種類は、PS5の方が豊富だ。
純正コントローラーにも色違いがある。上記の本体カバーと合わせて、自分好みの色でカスタマイズできるのが魅力。





また、自分好みにボタンやスティックをカスタマイズ出来て、背面ボタンも使用可能になるDual Sense Edgeもある。見た目だけではなくゲームプレイにこだわる人にもおすすめだ。

その他にもPS5は純正の周辺機器が多く、日本国内ではPSユーザーの方が多いのでサードパーティー製商品も豊富だ。

一方で、XSXでも純正コントローラーの色違いが発売されている。
また、Xboxでは、カスタマイズ可能なエリートコントローラーが長年人気だ。上述もしたけれど、XboxコントローラーはWindows PCでの使い勝手が良いため、PCでもゲームをプレイする人には特におすすめ。
PS5に比べてXboxでは純正の周辺機器は少なめではあるけれど、PC向けの商品が使えたりなど互換性の高さが魅力だ。

エンタメ機として使う
ゲーム機は、もはやゲームだけではない。ゲーム機で動画配信サービスを見る人も多い。
YouTube、Netflix、Disney+などなど、ひと通りの動画配信サービスが視聴可能だ。
更に、PS5ではnasneとtorneを使えば録画したテレビ番組だって視聴可能だ。

ただ、動画視聴といえば長時間見ることが多い。
これも私の体感の話ではあるんだけど、XSXの方が動作音が静かだ。動作音が大きいと動画視聴中に音が気になったり、「本体が熱暴走しないかな?」と心配になるもの。
動画視聴時にはXSXの方が気持ち的に安心だ。
スペックの詳細比較
実際の感想を比較して紹介してきたけれど、細かなスペック比較は以下の表に掲載した。
上述した項目の中から、自分にとって優先したい機能でどちらを買うか決断するといいかも。
実際のところ私はどちらかの方だけを偏って使うことはなく、どちらでも同じくらいゲームをプレイしている。
CPU | x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” 8コア / 16 スレッド 周波数:最大 3.5GHz まで可変 |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine レイトレーシング アクセラレーション 周波数:最大 2.23GHz まで可変 (10.3 TFLOPS) |
システムメモリ | GDDR6 16GB バンド幅:448GB/s |
SSD | 825GB 読み込み速度:5.5GB/s Read Bandwidth (Raw) |
光学ドライブ (読み出し専用) | Ultra HD Blu-ray™ (66G/100G) ~10xCAV BD-ROM (25G/50G) ~8xCAV BD-R/RE (25G/50G) ~8xCAV DVD ~3.2xCLV |
PS5 ゲームディスク | Ultra HD Blu-ray™ (100GBまで) |
映像出力 | HDMI®OUT端子 4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応 (HDMI2.1規格による) |
オーディオ | “Tempest” 3D オーディオ技術 |
外形寸法 (最大突起部、ベース除く) | PS5:約390mm×104mm×260mm (幅×高さ×奥行) PS5デジタル・エディション:約390mm×92mm×260mm (幅×高さ×奥行) |
質量 | PS5:約4.5kg PS5デジタル・エディション:約3.9kg |
最大消費電力 | PS5:350W PS5デジタル・エディション:340W |
入出力 | USB Type-A 端子 (Hi-Speed USB) USB Type-A 端子 (Super-Speed USB 10Gbps) x2 USB Type-C® 端子 (Super-Speed USB 10Gbps) |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T) IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax Bluetooth® 5.1 |