おすすめ泣ける感動ゲーム12本【泣きゲーで涙腺崩壊】
ゲームで泣く。
映画や漫画で泣くことも多いけれど、ゲームはやはり主人公に感情移入しやすいのが魅力。
主人公と共に苦しんだり笑ったりした分、感動の涙もひとしおだ。
ゲームとして面白いのはもちろん大前提な上で、号泣必至なおすすめゲームを紹介する。
ちなみに、私はゲームでよく泣くので基準は甘いと思うけれど、そのなかでも涙が滝になった感動ゲームを厳選した。
Kena Bridge of Spirits
禍々しい何かに覆われた村。
そこを訪れた主人公ケーナが村人の後悔の念を浄化していくアクションアドベンチャーゲーム。
Rotという小さな精霊と共に謎解きし、歯ごたえのあるバトルを攻略していく。
本作はキャラの表情や演出が素晴らしすぎて、村人それぞれが抱える後悔の理由を知る度に涙のダムが決壊する。
しかも、その無念の思いに蝕まれ怪物化した村人と戦うことになるので、もう切なすぎて涙が大洪水になりながら戦う。
ところが、本作のバトルはハイペースで高難易度。そのうちスンッと真顔になって真剣に戦うんだけど、倒した瞬間にはまた涙が滝のように流れる。
Rotは可愛いし、幸せな笑顔になる場面も多く、感情がてんてこ舞いになる高評価作。
Memoir Blue
本作の主人公は水泳のスター選手。
人々から賞賛されているけれど、なぜか心にぽっかり穴が空いたようにむなしい。
そんなある日、懐かしい歌を耳にしたところから、主人公は母との思い出を辿っていく。
セリフはなく美しいBGMが流れる中、水に満たされた世界に映し出される思い出の中を気持ちよく泳いでいく。
我が子のために奮闘する母の姿、母に褒められたいと頑張る主人公。
すれ違っていく互いへの愛を見ながら、私の涙は画面内より大洪水になってしまった。
ショートムービーのように物語を辿り、親子愛に泣くアドベンチャーゲーム。
Spiritfarer
自分でも引くほど泣きすぎたシミュレーション要素も楽しめるアドベンチャーゲーム。
死後の迷える魂をあの世へおくるスピリットフェアラーのステラが主人公。
動物の姿になった魂たちを船に乗せ、好きな料理やクラフトでおもてなししつつ彼らの事情を紐解いていく。
一癖も二癖もある魂たちはそれぞれ心残りがあり、その過去を知るごとに彼らのことが大好きになっていく。
でも、そのうち彼らが旅立つ時が訪れてしまう。彼らが後悔から解き放たれるのは嬉しいけれど、お別れは悲しい。
で、ひたすら号泣。それを全員分繰り返すことになるので、涙腺が終わる。
Ori and the Will of the Wisps
名作メトロイドヴァニアのOriシリーズ。
2作発売されていて、どちらも名作であり、どちらも泣けるという奇跡のシリーズ。
プラットフォーム要素強めの高難易度さや、グラフィックと音楽の美しさも魅力。
1作目ではオリを我が子のように大切に思うナルの愛情に、2作目ではオリとクゥの友情に泣けるんだけど。
それ以上に、ボスの境遇に泣けるという意外な泣きポイントが待ち受けている。
なぜ彼らがオリを襲うのか。それが分かった時の「うわぁあああん(涙)」は計り知れない。
そして、2作目のエンディングでの急展開には大号泣。
物語もゲームプレイも最高なメトロイドヴァニア。
The Last of Us,
The Last of Us part 2ラストオブアスシリーズ
本作の舞台は、人間がモンスター化してしまう胞子が蔓延したポストアポカリプスなアメリカ。
常に緊張感が漂い、グロさや暴力や血も多めで、過激な演出満載のサバイバルアクションアドベンチャーだ。
その一方で、人間ドラマが丁寧に描かれており、ものすごい勢いで感情移入してしまう。
実の親子ではないジョエルとエリーが絆を深めていく第1作目。悲劇を乗り越えていくエリーの葛藤が描かれる第2作目。
どちらも衝撃の展開が満載で、正直なところプレイ中はキャラ達以上に眉間に皺を寄せてしまい、泣いている暇はない。
が、第1作目から旅を続けて第2作目のエンディングにたどり着いた時、とんでもない涙の大洪水に溺れることになる。
Gris
本作にセリフはない。テキストもない。ナレーションもない。
悲劇に遭い声を失った主人公Grisが回復していく物語。明かされているのはそれだけ。
あとは、目と耳と心で感じるアドベンチャーゲーム。
主人公が回復するたびに世界に1色ずつ色が増えていく演出が美しすぎて泣ける。
そして、壊れた心が再生していく様子には、言葉はなくともプレイヤーの感情が揺さぶられる。
切なくて美しい。そりゃ涙が出ないわけがない。
美しい芸術に触れた時に自然に涙がこぼれ落ちる。それに近い感覚が味わえるゲームだ。
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
ゼルダの伝説シリーズ初のオープンワールドゲームであり、名実ともに神ゲーである本作は泣かせっぷりも凄い。
英傑と呼ばれる仲間たちと共に災厄ガノン相手に戦ったけれど負けてしまった。その100年後が本作の始まりなので、思い出していく記憶は悲劇が満載。
特に英傑たちの最期と主人公リンクに託す想いが語られるシーンは涙なくしては見られない。
英傑たちやゼルダ姫の想いに胸が熱くなると共に、変な料理作ったり無駄に草原を駆け回って遊んでいたのが申し訳なくなる。
遊びまくった人ほど、エンディングのゼルダ姫の言葉にジーン(涙)となるし、少しギクッとなるはずだ。
大神
絶景版としてリマスターされている高評価アクションアドベンチャーゲーム。
日本昔ばなしがモチーフとなった世界を舞台に、天照大神の白ワンコとイッスン(一寸法師)が妖怪退治していく物語。
本作はずっとふざけている。軽いノリのセリフばかりだ。泣くことになるとは、まず思わない。
で、肝心の泣きポイントは最後の最後に登場。
それまでの冗談ぶりが嘘かのように大号泣しながらラスボスと戦うことになる。
笑いに笑った後、しっかり泣ける。心が満たされる名作。
Marvel’s Spider-Man Miles Morales
人気オープンワールドゲーム『Marvel’s Spider-Man』のスピンオフ作。
オリジナルストーリーなので、原作や映画を知らなくても楽しめる。
『Marvel’s Spider-Man』ではヒーロー度1000%の勧善懲悪が楽しめるけれど、スピンオフ作である本作では苦悩と切なさが入り混じった物語。
善悪だけで片付けられない終盤の展開には涙が止まらない。
大事な人たちが抱える想いを知り、自分の理想と現実の狭間でもがく主人公マイルズの姿に胸を打たれる。
正直なところアメコミ系ヒーローで泣くことになるとは思わなかったんだけど、マイルズは完成したヒーローとは違う。
悩んで成長していく若者の物語なので感情移入しやすく、心優しい彼の決断に胸が熱くなる。
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ワンダと巨像,
人喰い大鷲のトリコ
一括りにするのが勿体ないほど泣ける2本。どちらも上田文人さんが手がけている(『ICO』も名作)。
『ワンダと巨像』では、大切な少女を救うために巨大なボスを倒していく。
『人喰い大鷲のトリコ』では、少年が大鷲のトリコと絆を深めながら不思議な遺跡からの脱出を目指す。
物語もゲームプレイも2作は全く違うんだけど、どちらもセリフで多くは語らずプレイを通して世界を感じて楽しむ。
そして、両作ともエンディングでは大号泣。切なくあたたかい涙が流れる。
『ワンダと巨像』の有名なキャッチコピーは「最後の一撃は、切ない」。宣伝文句に嘘はなかった。
Mother 2マザー2
スーパーファミコンで発売された名作RPG。今もなお色褪せない時代を超えた超人気作。
少年少女が世界を救う物語なんだけど、セリフがいちいち良くて、大人がプレイする方がグッとくるかも。
主人公が、精神世界を旅するあたりからボロ泣きで、自分の心にもまだフライングマン(勇気の象徴)がいるだろうかと自問自答してしまう。
そして、有名なラスボス戦。涙と共に主人公たちの無事を祈ることになる。
彼らの勝利ではなく無事を祈るという心憎い演出に、更に胸がギュギュギュッと熱くなる。
全ゲーマーどころか全人類におすすめしたい最高のゲーム。
ファイナルファンタジーシリーズFFシリーズ
悲劇で泣けるといえば、ファイナルファンタジーは外せない。
毎作、物語も世界設定も変わるんだけど、名シーンがてんこ盛り。悲劇多めで泣かせてくる(もちろん楽しく笑えるシーンも多いけど)。
特にゲーム史に残るFF7のヒロインに訪れる悲劇は衝撃すぎて呆然としたものの、その後涙が止まらなかった。
そして、FFシリーズ屈指の泣けるタイトルといえば、FF10。エンディングでボロ泣きした人は多いはず。
もちろん私もエンディングでも泣いたけれど、実は脇役キャラのエピソードでもボロ泣きした。それくらい泣けるポイントがぎっしり詰まっている。
ドット絵の頃のFFも名シーンは満載で、FF4でパロムとポロムの双子が身を呈して仲間を守るシーンなど涙なくしては見られない。
また、『FF 零式』や『クライシスコア FF7』のエンディングも号泣必至で、ナンバリングタイトル以外もおすすめだ。