【新作シミュレーション】おすすめゲーム16本【2024年下半期以降】街づくり, 経営マネジメント

これから発売予定のシミュレーションゲームから、期待の新作を紹介する。本稿では主にマネジメント（管理）を行うシミュレーションゲームから厳選している。

シミュレーションゲームには、農業など生活を楽しむライフシミュレーションや、戦いに特化したストラテジーゲームも属する。それぞれが一大ジャンルになっているため、別記事にまとめている。

シミュレーションゲームは硬派なゲームも多いけれど、とっつきやすい新作から厳選しているので、シムに馴染みのない方にもおすすめ。

特に注目の新作シミュレーションゲーム8本

Frostpunk 2フロストパンク2

過酷な決断が迫られる高評価作『フロストパンク』の続編。超極寒気候となってから30年後の地球が舞台となる。

雪嵐が吹き荒れるなか生存者達が暮らす都市のリーダーとなり、資源生産を指示し、法を定めて滞りなく運営していく。地区を分けて工業や科学技術を高め、前作の石炭に続き石油が登場する本作でも暖かさの維持は忘れてはならない。

しかし、自由が制限される閉鎖空間で人間関係が拗れるのは時間の問題だ。全員が満足できるだけの資源確保も難しい。

都市を存続させるために厳しい判断を下すこともあるだろう。しかし、小さな不満が大きな暴動に発展する可能性はお忘れなく。

Two Point Museum

ヘンテコ運営シムなら、ツーポイント。人気シリーズ最新作の舞台はミュージアム。

本作ではプレイヤーは学芸員となり、展示する物から内装、スタッフやお土産物屋さんの管理まで行う。発掘調査も指揮して貴重な遺物を収集し、より多くの集客を目指して展示方法にもこだわる。

一方で、館内の清掃や飲食店やトイレの整備、更には展示物を盗む不届者にも目を光らせなければならない。

病院、大学運営と続いてきたヘンテコな街ツーポイント。本作でも、展示物も来館者も普通ではないのも楽しみなところ。

Let’s Build a Dungeon

ゲームを開発して運営する、2種類の管理を楽しめるシミュレーションゲーム。

ゲームスタジオ経営者となり優秀な人材を雇い、投資家との交渉や締切日の設定など、開発を指揮することになる。

本作ではゲーム内容まで細かく作れるのが特徴で、バトルやクエストなど含めデザインすることができる。作るゲームはMMORPGであり、継続してユーザーが増えるようテストプレイや追加要素も欠かせない。

そして、自分が作ったゲームも、他ユーザーが作ったゲームも実際にプレイできるのも面白いところ。

ちなみに、本作は中毒性高い動物園経営シム『Let’s Build a Zoo』開発元の新作だ。

Worshippers of Cthulhu

多くのゲームに登場するクトゥルフ神話。本作はその触手だらけな神（化け物）に仕えるマネジメントゲーム。

信者に仕事を分担させてクトゥルフ信仰の街を拡充して増やし、クトゥルフを呼び覚ますに足る世界を作っていく。時には怪しい儀式を執り行い、不信心な者たちは改心させて労働力にし、彼らの土地も奪ってしまえばいい。

とにかく不気味で邪悪。敵になることが多いクトゥルフの力を借りることができるユニークな設定のゲーム。

Whiskerwood

海を超えて勢力を伸ばす猫に従い、複数の島を開拓するネズミ達を指揮する開拓シム。

猫によって未開の島に送り込まれたネズミ達は、山や地下掘りながら、様々な資源生産施設を建てていく。それと同時に、医療施設や温度管理などネズミ達が快適に暮らせる環境も整えなくてはならない。

特性や好みが異なるネズミの希望を叶えつつ、猫からの要求にも応えなければならない絶妙な管理能力が求められる。

生産工程の自動化もできるほどネズミは賢い。ノルマをこなさなければ猫に襲われるけれど、反逆することもできるかもしれない。

Hotel Galactic

宇宙に浮かぶ島に建てられたHotel Galacticを運営する、スタジオジブリに影響を受けている経営シミュレーションゲーム。

種族も異なる多彩なスタッフと共に、それぞれ異なる好みや要望を持つゲストを迎え入れていく。ゲストもスタッフも効率よく動けるように部屋を構成し、ゲスト好みに装飾することも大切だ。

不思議な植物を栽培したり、商人と取引した食材で料理したり、ゲストから新たなレシピを教えてもらうこともできる。

幽霊となったホテルオーナーのグスタフや、邪魔をしてくる宇宙企業GPCなどメインストーリーも楽しみなところ。

Beyond These Stars

古代の技術を利用して惑星を超えて開拓を繰り広げた『Before We Leave』から続く開拓シミュレーションゲーム。

本作ではピープスと呼ばれる人々が、キーワという宇宙クジラの背中に乗って宇宙を旅することになる。

キーワの背中を勝手に開拓して暮らしつつ、キーワが訪れる惑星から資源を運び込んで背中暮らしを拡充していく。とはいっても、キーワのケアも大切だ。研究を経ればキーワとコミュニケーションをとることもできるようになる。

宇宙人に遭遇することもあるけれど、争うのではなく取引ができる。穏やかで壮大なシム。

Townseek

見た目にも楽しい飛行船に乗って伝説の秘宝を追い求めるカジュアルなシミュレーションゲーム。

魚釣りをしたりお宝を掘り当てたり、のんびり旅をしながら、各地にある街で物々交換の取引をする。

訪れる場所には火山や氷山もあり、サメやスライムなど街ごとに文化も求めているアイテムも異なる。上手く取引を進めると飛行船をアップグレードしたり名声を高めることができて、秘宝に近づいていくことができる。

キュートなグラフィックも魅力的で、栽培や飛行船のカスタマイズなどゆったり楽しめるゲーム。

さらに注目の新作シミュレーションゲーム

Tavern Keeper

多種族が暮らすファンタジー世界に酒場を構える経営シミュレーションゲーム。

まずは小さなお店から始め、店員を雇い、食材を仕入れ、様々なお客様の要望を叶えておもてなしする。お店が繁盛してきたら、店舗を拡大して装飾にもこだわり、レシピ開発もして更なる発展を目指す。

しかし、本作では各キャラは癖のある性格を持っており、あちこちで勝手にトラブルが勃発する。

店内温度の概念まであり、儲けだけではなく安全管理にも目を光らせなければならないのが面白そう。

Fantastic Haven

魔法溢れる世界で開拓ゲーム！と思いきや、本作の世界では魔法が廃れていき、魔法生物が狩られているそうだ。

本作は、そんな魔法生物たちを保護するシェルターを作り運営するマネジメントゲーム。

多種多様な魔法生物に対応できる保護区を作り、魔導士を指揮して魔法生物を連れ帰る。そして、魔法生物の生態調査を行いつつ、ケガの手当てなどを経て自然に還してあげると世界の魔法が回復するという。

時には敵対勢力と交渉するなど、ファンタジックでありつつ現実の社会問題もテーマに取り入れているゲーム。

Hollywood Animal

黎明期のハリウッドで、あらゆる手段を使い映画スタジオとして成り上がっていく経営シム。

どんな映画を作るかはプレイヤー次第。王道な映画で堅実的に稼ぐことも、B級作品や挑戦的な映画でヒットを狙うこともできる。映画の企画から劇場公開まで、事細かにプレイヤーが指示を出すことができるので、映画好きには特におすすめ。

しかし、ライバル会社を潰したり、人気俳優の弱みを握って契約にこぎつけるなど悪い経営もできる。

マフィアとも上手く付き合いつつ、夢の映像技術に投資するなど、華やかさもダークさも両方味わえるゲーム。

SkyBrew: Entropic Strategist

空に浮かぶ飛行カフェを運営して成り上がっていく経営シミュレーションゲーム。

自分好みのカフェを建築し、かなり個性的な従業員にウェイターやマネージャーなど仕事を割り振っていく。もちろんお客様の好みに合わせた料理を作ったり、新たなメニューを開発することも大事だ。

本作の特徴はエントロピーシステム。店内の整然としていない要素によってエントロピーが増大しカオス状態に陥ることも。

戦略カードやカフェの飛行ルート決め、さらにはグルメコンテストなど、エントロピー以外にも面白要素も詰まっている。

Food Truck Empire

フードトラック事業を運営して拡大し、一大フードトラック帝国を築き上げる経営シム。

フードトラックには全てが詰まっている。外観はもちろん内部のキッチン設備もプレイヤーがカスタマイズできる。

何を売るか、そのレシピが重要なだけでなく、どの時間帯にどの場所で営業するかも大事。何台ものフードトラックを所有しルートを決め、本社も構える。ビジネス街や住宅街などビジネスチャンスはあちこちにある。

ライバルに負けないようサービスや価格設定にも気を遣いながら、街を自社フードトラックで埋め尽くせ！

Blood Bar Tycoon

マネージャーとなって、吸血鬼も人間もお客さんとして迎え入れるバーを経営するシム。

魅力的なバーを作るだけでなく、裏では吸血鬼のお客さんのための人間の血を搾る血液工場も運営する。

バーでは、おしゃれな内装や美味しいカクテルを作り、人間も吸血鬼も来店客を増やして儲けていく。手下の吸血鬼を管理して効率的に血液を集めつつ、ヴァンパイアハンターに怪しまれないよう気をつけなければならない。

吸血鬼達は気難しい奴が多く、人間の客を襲おうとするのを阻止するなど、本作ならではの要素も楽しみなところ。

Baltic Folk

魔女のおばあちゃんを手伝い、魔法の酒場を経営するお料理要素のあるシム。

本作のお客さんは、個性も性格も異なるバルト神話の神々や森の精霊たち。

スタッフを雇い、備品や在庫管理を行い、もちろん美味しいメニューも作らなければならない。さらに、お客さんがくつろげるように魔法いっぱいの店内装飾にもこだわり、お店を拡張していくことになる。

神様をもてなすというと緊張しそうだけど、可愛く穏やかな雰囲気でリラックスしたプレイを楽しめる。

Adaptory

2D横スクロール画面で4人のクルーを操り、不時着した惑星で生き残り脱出を目指すシム。

限られた資源を4人で分け合い、気温や電力などを管理して快適な拠点を作っていく。それと同時に、周辺を探索して新たな物資を手に入れ、宇宙船の修復にも励まなければならない。

本作では、プレイするたびに地形や4人の人物設定が変わるので、毎回新鮮なプレイを味わえる。

配管を使って自動化したり、宇宙災害にも備えるなど常に問題山積みの忙しいプレイを楽しめそう。

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